意外としっかりコメディをやっていて楽しめた。途中、水の音を頼りに歩いていくも険しい流れの川に辿り着き、すぐに次の雑木林を画面奥から歩いてくるショットへ移行する感覚が良い。物語から姿を消した黒田大輔が再>>続きを読む
もうアメリカ映画なんてアクションもサスペンスもどうでも良いと思ってることは重々承知なのでわざわざ言わないけど、それにしても視線が主題なのにこんなテキトーなショットで良いものなのか逆に不安になってくる。
『大地の子守歌』同様に過剰さを徹底していくことで、えも言われぬ感動が画面から押し寄せてくるのが異常。橋本功を罵る梶芽衣子の脚をすがるように撫でる宇崎竜童が素晴らしい。というかここまでの卑劣漢・畜生を演>>続きを読む
一人置き去りにされたリンダ・ヘインズが一旦モーテルの部屋から出るところのショットで目立つように一本の木が配置されていたりする感覚が堪らない。ウィリアム・ディヴェインの内向的な演技もこの映画全体を覆う緊>>続きを読む
"リアル"な格闘銃撃にしか興味がないのか、その他がかなりおざなりになっている。こういうのを観るとアクションってそういうことなのかなと寂しい気持ちになってしまう。
語り口が独特でありながら時間経過の描き方が的確なので全く気を衒った冗長さを感じない。
次々と繰り広げられる殺しの演出や、暴風雨の中で父親が家に帰ってくる辺りの一連の流れなどがクラシカルで面白い。
次から次へと畳みかけるようなアクションで物語を推進してくれるのがとても面白い。後半からなりを潜めるけれどシャロン・ストーンのスクリューボール感がアクセントとなっている。飛行機同士のチキンレースをする場>>続きを読む
野村萬斎が大事な会議中にいきなり能を始め出すのと、大和田常務が「ぐううう」とか唸りながら急に泣き始めるところで笑ってしまう。
何の解決にもなってないけどとりあえず殴り合って終わりっていう良い加減さは他の映画と比較して良い気がする。
松方弘樹がやられる場面での引き伸ばしのコテコテさには呆気に取られるも、ラストを中島ゆたかで締める感覚にはグッと来る。