ときたまごsssさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

HOW TO HAVE SEX(2023年製作の映画)

3.7

頭のネジが緩んだアホなティーンたちの映画と見せかけて、ジリジリ焦がれていくようなストーリーがとにかく切ない...

まつりはずっとは続かないんだという醒め

HOW TO HAVE SEX というより
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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

3.7

(『クレオの夏休み』に続き1日2作目の鑑賞)

ナチス・ドイツ侵攻前夜のプラハで難民の子供達669人をイギリスに送ることに成功したニコラス・ウィンストンと仲間たち、そして暴力に臆さず正義の光を握って歴
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クレオの夏休み(2023年製作の映画)

3.5

自分だけの存在だと思っていたグロリアに愛する家族がいたという現実のショック

その人はその人ただ一人で二人以上ではないので、人間という存在は別の場所には同時にいられないということのさみしさ

フランス
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ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

3.7

ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン😌

ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン
HVSCSP🤐

一部の人に
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.7

クリスマス・年末年始のホリデー休暇に全寮制名門校バートン校に取り残された教師・生徒・料理長の3人が、心を寄せ合うこともできず、ぶつかり合い、互いと触れ合うことで成長するわけでもなく、ただただ変わらない>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.6

公開当時見逃してしまった1作(たしかシネクイントあたりでかかっていたはず)

現在、仮想通貨などに用いられているブロックチェーン技術の先駆けといえるp2pを駆使したソフト「Winny」を2002年に開
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.7

(『THE MOON』に続き1日2作目の鑑賞)

映画を1700円も払って観たのはいつ以来だろうか

涙目になる
過去-現在-未来 自己と他者
色々な"描かずにはいられない"

『チェンソーマン』を観
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THE MOON(2023年製作の映画)

3.5

ソル・ギョング× D.O. (EXO)

『コンクリート・ユートピア』などに続き
相変わらずハリウッド級を目指そうと突き進む韓国エンタメ業界

とはいえ本作は大味だなと感じました

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.7


『シックスセンス』などで有名な
M・ナイト・シャマラン監督の娘
イシャナ・ナイト・シャマランが弱冠24歳で早くも長編デビュー

異形/クリーチャー・ホラー/スリラーの倫理的弱点を自覚し克服した快作
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言えない秘密(2024年製作の映画)

3.4

俳優陣の宣材以上にはなりえない作品
特に前半部は酷い

中高生がターゲットなのでしょうが
このような質の低い脚本にお金と時間をかけて映画作品を撮っている事実に腹が立ちすらします

オールド・フォックス 11歳の選択(2023年製作の映画)

3.7

なにもないアロワナの水槽

門脇麦さんも出演している台湾映画
シネコンでかかる大衆向けの邦画にもこれくらいのクオリティを求めたいです...

1989年のバブル期 台湾
株と不動産と狡猾さで財をなす者
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.6

実話がベースで、多々羅という刑事の設定とシェルターの部屋に他の入居者の女性が押しかけてくるパートが完全なるフィクションとして付け足した部分のようですね

社会問題を描いた作品として、どこか一点に集中し
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

日本劇場未公開(😢)

SNSなどで話題となっている部分(皮肉で書いたフィクションが大ヒット)は作品のメインとなるストーリーの半分ほど

面白かったです
本作に白人社会がアカデミー賞をはじめとした祭典
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.7

原作未読

前章から約3ヶ月

僕は君の絶対⇄君は僕の絶対
手垢のついた言葉をあまり使いたくはありませんが、これこそ"セカイ系"というやつですね。感心させられました

おんたんの兄ひろしが僕のお気に入
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94歳のゲイ(2024年製作の映画)

3.8

(『男女残酷物語』に続き1日2作目の鑑賞)

観て良かったです

暑さは好きだといいながらパンツ一丁でベッドに寝そべり、とても日持ちするとは思えない牛乳をスーパーで一度に何本もまとめ買いしてパックのま
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男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

3.5

55年前のイタリア映画が日本初上映

その時代にこのような映画があったという記録的な意味合いでは意義のある作品なのかもしれませんが、わざわざ2024年になって掘り起こしてまで観るほどの作品だとは僕は思
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.5

原作未読

劇場公開時TOHO系列以外ではほとんど上映されておらず観に行けなかった1作

不眠症の高校生2人が主人公でありながらも爽やか青春恋愛映画という不思議なバランスの作品

全国区となるブレイク
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かくしごと(2024年製作の映画)

3.4

原作未読

これは結末ありきで書かれた脚本(小説)でしょう

『違国日記』を観たばかりなこともあって、本作は前時代的だなと強く感じてしまいました
過去作の焼き増しにすぎないと言い切ってしまいたくなりま
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パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

3.6

2年前の劇場公開時、イメージ・フォーラムに観に行けなかった作品

前半は面白かったけれど失速していってコマーシャルの試写の場面なんてもうどうでも良くなってしまった

違国日記(2023年製作の映画)

3.7

原作未読(評判の高さは常々)

投げやりな「いってらっしゃーい」

このような映画(漫画)が世に放たれていることと、本作の物語の先の未来に、希望の光が持てるような作品
さあ、ここから。といったような
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HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.7

(『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』に続き1日2作目の鑑賞)

面白かったです

怒りの感情を石油パイプライン爆発という復讐の一点に賭ける若者たちの群像劇

それしか見えない、他のことは考えない
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

3.7

原作未読

ハロルド・フライのまさかの巡礼

やはり年配の方々が目立つ客層で、かなりチケットが売れている上映回での鑑賞

それほど目新しい要素のある映画ではないように思いますが、終盤でハロルドがカフェ
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わたくしどもは。(2023年製作の映画)

3.5

信号のGreen lightを日本語では青信号と言いますし、2人は一緒になれたのでしょう

館長(田中泯)にキイ(大竹しのぶ)が仕組みを告げられる場面が好きです
大竹しのぶさん凄いなあ

夜間飛行(2014年製作の映画)

3.6

ATEEZに同名の楽曲があることから興味を惹かれ鑑賞(そもそも『夜間飛行』という言葉は文学的な響きを背負っていますね)

日本の劇場では未公開なのでサブスクでの鑑賞

前述の楽曲の歌詞の日本語訳を抜粋
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.6

(『アニマル ぼくたちと動物のこと』に続き1日2作目の鑑賞)

このラストはキツい...
システムが彼女を救えないとき、個人や愛のようなものもまた彼女を救えなかったとしたら、果たしてどうしたらいいのか
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アニマル ぼくたちと動物のこと(2021年製作の映画)

3.8

欧州に生まれ育ち、人間が地球環境を壊していることに心を痛め、社会を変えるための活動を起こしているティーンのベラ・ラックちゃんと、ヴィプラン・プハネスワランくんが、監督とともにインドやコスタリカに至るま>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.7

古典落語『柳田格之進』を映画化した作品らしいですね

EJアニメシアターがkino シネマ新宿に変わってから初の利用でした

これまで時代劇はあまり観てこなかった分野で、落語の知識もないので、それら先
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

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コンディションが万全ではなかったので、後日再鑑賞しようと思います

関心領域(2023年製作の映画)

3.7

映写機が故障したのではないかと心配になる冒頭。あれは何も映っていないのか、何かは映っているのか。

収容所に隣接する庭付きの家
そこに住む収容所所長ルドルフ・ヘス(あの高官のヘスとは日本語表記にして同
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.6

劇中の終盤に描かれていることが全てだなと思います

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

3.8

社会を毒してきた映画産業が向けるMale Gaze/男性の視線について映画監督ニナ・メンケスが解説するドキュメンタリー

映画に興味があるなら本作は必見だと思います

世の中に生きるほとんどの人は、"
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

初のMOVIXさいたま🎊

『あの頃、君を追いかけた』を連想させられます
シュー・グァンハンさんは日本でファンが増えたことでしょうね👓

家族で本作を観て、母は終盤ずっと泣いていましたが、平均的な作品
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.7

4ヶ月前に映画館で4K版を観ようとしたものの、眠たくてあまり頭に入ってこなかったので再鑑賞

美しく淋しい映画
映像絵画といっても過言ではないと思います

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.5

(『無名』に続き1日2作目の鑑賞)

染め上げるという暴力

見ていてめちゃくちゃイライラして、人間、目の前の人間が偉ぶった時は殺さなければいけないということを肝に銘じるべきだと、強い憎しみの想いが湧
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無名(2023年製作の映画)

3.6

厨二病心をくすぐられるタイトル
無名/Hidden Blade

気を抜いたら命を落としてしまうということがひしひしと伝わってくる血腥く麗しい中国ノワール

なによりも編集/構成が特徴的です
突然1シ
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

ピンとこないというか、よくわかりませんでした

ただ終盤は勘弁してもらいたかったです...