お互い見た目も違えば言葉も交わすこともできない発話障害者と怪獣が、お互いの『マイノリティ』という共通点によって惹かれあっていく話。
会話ができなくても心を通わせることはできることを伝えたいのだと思っ>>続きを読む
これまで観た『ロボットがアイデンティティを問う』系映画の中では一番ロボット(本作の場合はレプリカント)への共感を喚起される。
生きようとすると暴力が生まれる様は、人間らしい。
勉強になる。
マクドナルドが成功したポイントは3つあると思った。
1.ブランドの世界観維持に努めた
2.フランチャイズのパートナーに土地を貸し(不動産業化)資金源にした
3.(1.2.を前提に置いて)>>続きを読む
クライムサスペンスは「犯人は誰か」を明らかにしていく点に面白みを持たせる作品が多いが、この作品の場合は実話が元になっているからか、最初から犯人が明らかになっている。すると「犯人は誰か」に面白みを持たせ>>続きを読む
『自立』とは何かを考える映画。一見、15才の少年が自立したおじさん(ニコラス・ケイジ)を手本に自立していくストーリーに見えるが、実は既に自立しているのはその少年で、おじさんの方がその少年の姿を見て自分>>続きを読む
悲観的なストーリーに漂う楽観的な雰囲気。それを作るのはところどころに出てくる主人公の『皮肉』な態度だ。具体的には『悲観的な自分の立場を遊ぶ』態度と言える。両足に履いたウサギのスリッパを会話させるシーン>>続きを読む
正体不明の敵と戦い、最後に自分たちがいた場所が明らかになる構造は『猿の惑星』と似ている。が、最後の「そうだったのか」という驚きが今ひとつ。
サンフランシスコ市内のカーチェイスが迫力あり。あれを仕事として実現させたスタッフと受け入れた行政がすごい。
ハッキング阻止したはいいけど、最後は取り戻した金で逃避行するのが突っ込みどころある。
『CUBE』のように自分を捕らうシステムとそこからの脱出をテーマにしているが、それらと違うのは『外』の世界に出たところで終わるのではなく、その後のストーリーがメイン。
差別をテーマにした映画『ハイアーラーニング』(高等教育)の結論が『アンラーン』(学んだことを捨てろ)。確かに差別は教育の結果生まれる。
あまり驚きが無かった。これが薬物中毒者の幻覚だった、くらいのオチがあったらよかったのに。
既視感。ミッションインポッシブルで同じような設定があった気がする。
二重処罰の禁止をテーマとして扱ったことは面白いが、その扱い方が平凡だった。この作品のように、「被害者側が制度を利用して復讐する」というストーリーでなく「加害者側が制度を利用してさらに悪事を働こうとする>>続きを読む
次回作もあるらしいが「次はどうなるんだろう」という期待が持てない。伏線が無いから。
伏線の引き方がうまい。論理的な推理で『冤罪』を正していく主人公に対して、非論理的感情的な理由でそれを阻止しようとする地元警察。その感情を踏みにじるように理詰めで謎を解決していく主人公の様は痛快さすら感>>続きを読む
実体が見えない会社には何かある、自分がいる会社も何で稼いでるのか実体を見失わないようにしたいと思った。
自分の会社だけでなく、自分自身もか。
「我々は絶対的完璧さを求める無限の探求者にすぎない」
あるシーンで数学者とは何かについて語った言葉だが、人間とは何かを象徴した言葉にも捉えることができる。
そして、主人公のラマヌジャンはその完璧>>続きを読む
冒頭で天才数学少女の話で期待したが、そこて取り上げられる数学的命題については(ミレニアム問題である点を除いて)意味が無い。
なんで『ナビエ・ストークス方程式』なのか。それを物語に盛り込んでほしかった>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脱獄映画は大抵最後に脱獄がうまくいって終わるが、この映画では失敗で終わる点が他の映画と違う。失敗するなら、失敗したことへの意味を出して欲しいと思った。最後に教会で神へ問いかけるシーンがあるが、その辺り>>続きを読む
実話というのがすごい。軽はずみでも悪いことはしないものだと思った。
パパラッチのBPRを描いている。
『金になる映像』を撮るためのプロセスを洗い出し、要点をおさえ、それを強化しながら再現していく。
自分が撮影した映像のニュースの構成要素を分解するシーンが象徴的だ。>>続きを読む