trswさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

星くずの片隅で(2022年製作の映画)

3.6

キャセイパシフィックの飛行機の中で
すごいよかったからみんな見てほしいな〜

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.9

GOTGの物語を踏襲して集大成としつつ、「The Suicide Squad 」でガンが再定義した境地を折衷させるような作風で、ストーリー、映像、音楽共に盤石で申し分なかったのだけれども、マーベル映画>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

同時期に同じファン層に恵まれたであろうRRRと比べたときにこの作品の特性が浮き彫りになる
この作品がアカデミー賞を総ざらいしたことからも明白なように、これは極めて欧米的な課題の基に作られた作品 マルチ
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

同時期に同じファン層に恵まれたであろうEverything Everywhere All At Onceと比べたときにこの作品の特性が浮き彫りになる

自分がインドの歴史に詳しくないとしてもこの映画の
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.6

日本や韓国の優れたサスペンス映画の系譜上にある緊張感に包まれた作品 よくできている それに中国/台湾の都会はそれだけで映画を成立させてしまう魔力がある
ジャン=タンの協力関係に巻き込んだ男女は、確かに
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.7

アメリカの寂れた大地で行く人来る人全員がフランス語で会話する世界、それは所謂「世紀末」にも見える
この映画を見てから1ヶ月後くらいにこの文章を書いているのだけれども、映像全体に漂っていた強烈な春の匂い
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.1

この時代のフランスの思想的アイドルであるジャン・ポール・サルトルは実存主義の思想の中で、人間の特質は自由意志を持って自らを規定していくことだとした でも当時の思想家はみんな頭の回る男だった そうでない>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

この作品はこの世界と隔絶した物語ではない 澄んだ、鋭い世界への視点に立脚するケイコの生き方が、緩やかに僕の中に溶けていった 北千住の街並みを僕は知っている

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

スポーツを映した映像作品、という意味でのスポーツ映画の金字塔だ
それはカタールW杯におけるアルゼンチンvsフランスやラグビー英国W杯における日本vs南アフリカ、2022/8/15のトッテナムvsチェ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

北米の政治イシューをライトに笑い飛ばしながら考えようぜ!みたいな作品は当分はいいかな、というようなことを言いはしたんだけど、この映画の切実さ、痛々しさは意味あるものだ

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

1.0

こんな映画は観てもしょうがない Twitterを観てれば十分じゃないか
ライアン・ジョンソンの才能は疑うべきものではないが、自分の感性は1年前とは大きく変わってしまった こんな作品を後2時間も観なけれ
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.2

オペラと成功に取り憑かれた男を皮肉に描きつつもそのロマンを美しく昇華していく
先住民を使役し、アマゾンの山を切り倒して船を山に昇らせる西洋文明を滑稽に描きつつも映画史に残るスペクタクルとして映像にする
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イメージの本(2018年製作の映画)

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映画の時代は終わった



と言われて久しいが、ジャン・リュック・ゴダールはそれを真っ向から否定する
数十万年のホモ・サピエンスの営みを経てなお続く殺戮や偏見を前に、語ることがなくなった!などと言える
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

コロナ期に同時代を描く作品には2種類があって、一つはその存在をなかったものとして、2019年以降の世相をぼんやりと描いていくもの もう一つはコロナの存在に思想的にも演出の面でも立ち向かっていくものがあ>>続きを読む

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.6

なんだか昔のアメリカ映画のようなストーリーが愛おしい 最近の張芸謀はあからさまにハリウッド黄金期へのレファレンスを強めていく 中国にはバカでかい荒野があるから西部劇をやると映えて良いな

文化大革命と
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

飛行機の爆音に興奮した Gを感じて恐怖を感じるほどだった 戦闘機は間近で飛んでると結構怖いのを知っている
それをそっくりそのまま表現できる映画館の進歩に驚いた 1980年代に「トップガン」を観た人に
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

2〜3ヶ月くらい溜めてた 少しずつ書いていきます

過去のMCUのバックストーリーが瞬く間にホラー映画の背景へと化していくのは、流石職人サム・ライミという感じで半分面白がりながら見ていた

善良な市民
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

差し引きなしの映画 映画以外の何物でもない PTAの特徴でもあった凝りに凝った思想的な脚本を取り払い、全てを映画的な美しさや気持ちよさに注いだ作品

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.8

かっけ〜〜〜
鏡張りの部屋での決闘は凄まじい名シーンという言葉に尽きる 正面からのカットは迫力あり ブルースリーは本当にかっこいいし、殴打する音が気持ちよくて見入ってしまう
007のDr.Noを思い出
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

子供向けの作品にとやかくいうのは野暮だと思う
大人が見ても楽しめるギミックがあるというのと大人向けというのは全く違う話で、昔ながらの特撮テレビものを踏襲したという意味では別に悪い作品でも無いんじゃない
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