みんな孤独と自由の間にいる。
誰だって楽して生きたいし自由に憧れるけど、孤独をおそれてその間を選ぶ。
モナが選んだのはひと所に縛られることのない、責任を負わない自由。
モナに憧れや好意を抱くのに女性>>続きを読む
雑多なディスプレイ、注文してその場で気軽に調合してもらえる香水(バゲット数本と同じ金額!)、ジャスミンやシダの香り。静かなマダムの佇まい。飾らない街の人たち。吊るされた豚の首に刺された薔薇の花。よそ者>>続きを読む
季節外れだけど今更ながら観に行ってきた。
意外とところどころ笑いどころがあったな。
大袈裟に感動を誘ってこないのも好ましかった。
最後の"see you"って良いね。
南米のファスビンダーと言われたらしいけど、たしかに音の使い方や間の取り方などはファスビンダーに少し似ていた。
(監督はファスビンダーを観たことがなかったので、映画祭でそう言われて"?"だったらしい)>>続きを読む
人が人を理解しようとするのは難しい。それが特に他人ともなると。
自分に害を与えるかもしれない、善悪が曖昧な存在は人に恐怖を抱かせてしまう。
子供のように無邪気で、悪ふざけがどのような結果を引き起こすの>>続きを読む
『キャンプっていうのは、休暇中に日常を再現すること』
疲れる状況で合わないと思っていても自分なりの居心地の良さを見つけて、友人になれそうな人にも出会う。
良い短編だった。
『アクトレス』のクリスティン・スチュアートが良かったのでこちらも。
いなくなってしまった人との対話を待ち望み、姿の見えない相手との対話を繰り返す。
霊との交信も、姿の見えない相手とのメールのやり取りも>>続きを読む
IMAXで観たんだけどめちゃくちゃ良かった……ライブ会場にいるような臨場感を味わえた。
それでも最後に少しだけ映った観客が羨ましかったなあ。
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ好き……。
一昔前の未来感がある世界や、ベラの成長や状況によって変わるドレス。
場面(場所)転換の時のベラ。(最後はちゃんと自分の足で歩いてる)
人は世間体や人の目などに縛られずに成長す>>続きを読む
アサイエスの映画に触れてこなかったので、こちらが一作目に見た作品。
めちゃくちゃ良かった……好きだ。
かつては若手として持て囃された人が熟練になり、自分がいた位置に今もて囃されている若手がって、話の筋>>続きを読む
Diorのオートクチュール部門のお針子の話というから、割とエレガントなのかなと思ったら主役の2人がびっくりするぐらい気が短いし、喧嘩をしてもそれは言ったらあかん!みたいなことをぽんぽんふっかけまくるか>>続きを読む
今まで興味が湧かずに見たことがなかったけど、先日会話の流れで上がったので見てみることに。
今の時代にこれをすると物議を醸しそうな内容だったしちょっと雑だけど面白かった。
ホテルの支配人良いな。
観ていて珈琲が飲みたくなった。
音楽も映像も良かったなあ。
高い豆はまだ農家にお金が還元されているんだろうか。(珈琲豆栽培のために水道を作って、地域への貢献にもなったみたいな描写もあった)
愛に溢れた映画だ。
始終コミカルで愛らしい。
リュミエール兄弟がシネマリトグラフを発表する前にたくさんの人が動く写真に挑戦していたようで、ただその存在は忘れ去られている。
昔のトーキー映画用のカメラを>>続きを読む
ブルジョワと人を介してかたちを変えていくゴシップ。
ベッドが車みたいになってる夢のシーン良かった。
4作品のオムニバス。
3作目の『健康でさえあれば』風刺がよく効いてて身に覚えはあるものの、結構不気味だった。
オープニングから最高。
全部全部好きな映画だった。
途中ザンパノとジェルソミーナの興行があったからその場を飛ばすというシーンがあったり、チャップリンのオマージュがあったり。
(エテックスは後年『フェリ>>続きを読む
色んな女性を追いかけ回してるとき少し怖かったけど、コミカルでおもしろかった。
女性経験がなく恋愛の上澄みだけを思い浮かべて幻想を抱き、有名人に本気で恋をするって現代でも結構いるのでは。
終わり方がすご>>続きを読む
パリの交通渋滞はタチも描いていたな。
渋滞に巻き込まれた人たちの大らかな感じがすごく良い。
みんな車間距離近すぎ。髭にクリームを付けたまま車でぐるぐる周るおじさん、車のてっぺんからはえた向日葵、徐々に>>続きを読む
ジャック・タチに師事したというのがよく分かる。
こういう不条理コメディ好きだな。
写真を真っ二つに破いたものを送って振るというのがよい。
レニングラード・カウボーイズのプロモーションフィルムでロッキーのパロディ。
レニングラード・カウボーイズが好きなので観たけど、ロッキーも観た方がよいと思った。
毎日繰り返す生活の中に自分だけの幸せを見つけてはそれを大事に大事にする感じ、『暮らしの手帳』に出てきそうな生活。
すごく好きな感じなのに、素直に好きとは少し言い難いものがあった。
最後の木漏れ日の注釈>>続きを読む
俳優陣良かったな。
101万ユーロは現在約1億6,560万918円とのことです。
このレビューはネタバレを含みます
途中から急展開のすごく良いロードムービーだった。
記憶のなかの人を創作の人物としたことで、人物像は変容していく。
それは亡くなった人本人ではなく、作り替えられた実在しない存在だから。
彼が夜を超えれた>>続きを読む
人への感謝も敬意もなく、ふわふわと生きて後悔や辛さはアルコールで片隅に流してしまう。
前半観ていてきつかった。
子供の頃アル中の人がそばにいたけど、アルコールが入っている間は始終ご機嫌で子供ながらに>>続きを読む
この映画では言語のことでだったけど、別のことでわたしも子供の頃母親に同じような気持ちを持たせてしまったことがあるのではないかと観ていて申し訳ない気持ちになってしまった。
最後のシャシのスピーチで自分は>>続きを読む
様々なホラーの要素が詰め込まれたような内容で最後はスプラッター。怖さはほとんどない。
観ている途中、そもそもバヤンは人間が思うような"神"なのか?と思っていたけど、最後まで観て信仰が揺らぐまでノイはち>>続きを読む