トムトゥルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

トムトゥル

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

メイン2人の役作り、演技がすごくいいということと、描写も突っ込んだとこまでやってる。
切り込んで描くって気概もいい。
ただ所々気になる部分も出てくる。
なぎさがあそこまでいちかを想う理由付けの部分だっ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.1

エドガーライト監督のあのスピーディーでガチャっとした編集がかっこよくて気持ちいい。
撮る人が違えばめっちゃ怖くなりそうな、田舎独特の閉鎖的コミュニティヤバいよ映画。
でもそこはエドガーライト、コミカル
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死霊館(2013年製作の映画)

3.9

程よい怖さ、ホラーそんな得意じゃない人にも勧めやすそう…?
やっぱり向こうでは霊、悪魔は倒すもの、という感覚。
絶対びっくりするからあまり好きじゃない音びっくりもありながら、憑く怖さ、普通の人が憑かれ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

ゴリゴリアクションと世界観は引き続き、ヘンテコジャパニーズ登場。
次回作までのつなぎ感。
とにかくいろんな殺し方を見せてくれる、もうそれだけでお腹いっぱい感。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

羅生門リスペクトということで、三者それぞれの視点から語られる。
実際に起きたことと、それぞれが真実とすることの相違。
妻の視点が真実として語られる訳。
当時の女性の扱いの悲惨さ、残念ながら現代でもアッ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

前作がすごく刺さったとかではなかったけど、またこのホテルに戻ってきた、という謎の感慨深さとやっぱキムタクかっこいいという感情。
ただ犯人の動機とかは消化しきれず。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

ブラックウィドウで若干ノリきれなかった中で、ついに新しい物語が動き出したというワクワク感。
カンフーアクションてんこ盛りでも飽きさせない魅せ方。
からの、そうだこれMCUだったと思い出させてくれるとん
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

相変わらずゴリゴリアクション満載。
終始痛々しい傷を負っているジョンを応援し続ける映画。
やっぱり魅力的なホテル、殺し屋社会の世界観。
漫画感のあるかっこいい他の殺し屋たち。
燃えよドラゴンを思い出す
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ分かりやすいシンプルな復讐劇を、カッコよく痛快に見せてくれる。
伝説の殺し屋、カンフー要素を取り入れたアクション。
これだけでも面白いに決まってんじゃん、と思っちゃうやつ。
それに加えて殺
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

この手の映画ではやっぱりトップクラス。
短い出演時間でも強烈なインパクトを残していくレクター博士。
犯人の家に侵入する場面のハラハラ感。
ジョディ・フォスターの強く美しい女性感。
IQの高いインテリが
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

映画において、映像はもちろん音楽が作品に与える影響、印象はめちゃくちゃデカい。
『ようこそ映画音響の世界へ』と合わせて、耳から入ってくる情報の重要性がよく理解できる。
恐怖のシーンでもドリフのBGMが
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

なんだか海は眠くなる。一回途中で寝て、2回目の今回もウトウトしかけた。
決してつまらない訳では無いけど、眠くなる。
ヒーロー味のないむさくるしい見た目の主人公だけど、どんどん愛おしくなってくる感。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

本当のワンシチュエーション。
現場の映像も一切入ってこない。
なのに通話だけで現場の映像が頭に浮かんでくるし、ハラハラする魅せ方。
すごくつまらなそうなのに、法廷や元上司、相棒との通話も入れることで主
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ヴィジット(2015年製作の映画)

4.1

まさにホラーとギャグは紙一重、的なやつ。
こっちを笑わせに来てんのかってくらいの奇行を連発する祖父母、でも老人だしな…と妙に納得させられる感、気持ち悪さ。
POVにしてることで奇行もよりおぞましさが増
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

どうしたってテンションが上がらずにはいられないアツい展開。
意思を持ったNPCが活躍するゲーム世界、仕事への誇りを取り戻そうと奮闘する開発側の現実世界。
複雑に絡まりそうなところを、ネタも挟みつつ明快
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.9

とにかく変な映画。
希望に満ちたカップルが明るい未来を信じてローンを組んで郊外のマイホームを買う、子供を育てる、そんなサイクルへの疑念。
多くの人が理想とする暮らしは本当に幸せなのか。
穴掘り仕事のル
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

障害ある妹を使って生活費を稼ぐ足の悪い兄。
懸命に生きてるように見えるけど、終始気になる兄の弱さ、ズルさ。で頭も悪いから行政にも頼れない。
ジメッと感や重さはたしかに韓国映画っぽい。
妹が小人症の人に
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

長い監禁生活を送ってきた人が抱える想像を絶する苦痛、トラウマ。
復讐の前半、拷問の後半。
中盤に出てくる拷問被害者のエグさ、絶望感。
主役交代の手法。
どんな気持ちで見たらいいのかわからない長い拷問シ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

自分にはない官能的な黒鳥を演じることへの葛藤や焦り。
監督は否定してるけど、鏡のシーンなども含めて感じる今敏のPERFECT BLUEの要素。
寄りの画が多めで引きになった時に恐怖がくる撮り方、手ブレ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

宇宙空間に身を投げ出された時の恐怖や絶望感をエグいほど感じさせてくれる映像美。
宇宙なんて行ったことないのにゴリゴリに感じるリアル感。
「生きてる登場人物」は2人だけ。
美しいけど絶望を感じる宇宙空間
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

おバカ映画と見せかけて時事性・皮肉たっぷり映画…いや、時事性・皮肉たっぷり映画と見せかけたおバカ映画…?
序盤とクライマックスのアクションだけでも見る価値あり。
陰謀論やら何やらに振り回されないように
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

子供の頃に年上のちょっと悪そうなにいちゃんに憧れて、真似して背伸びする、割と誰にでも経験がありそうなところを突いてくる。
そこに90年代のカルチャーを織り交ぜてるから、もうノスタルジーが半端ない。
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.1

面白半分で同級生を死なせたけど、タイトル通り法的に許されてしまった少年たち。
この殺してしまうシーンのなんともいえない生々しさ。
警察、クラスメイト、家族等々リアルやネットで常に誰かが誰かを攻撃してい
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.9

チープな感動モノにはせず、写真を通して人生、家族、人とのつながりの大切さを丁寧にやってる。前半にしっかりユーモアも入ってる。
改めて家族、大切な人と共有した時間を写真という形ある記憶に残すことの良さに
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.9

久しぶりのMCU劇場公開、本編前のフェーズ4予告だけでももう満足な感。
擬似的な家族と、アベンジャーズという家族。
重めのスパイモノな感じで進みながらも、軽くユーモアを入れてくるのがよい。レッドガーデ
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罪の声(2020年製作の映画)

3.9

一歩ずつ真実に近づいていく面白さ。
単調、飽きてしまいそうな話なのに粋な演出等々で2時間半近い時間を感じさせないつくり。
仕事へのスタンスに疑問を抱いて悩む新聞記者と、事件に関わってしまった当時の子供
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

あのエヴァンゲリオンが、完結した…?という信じられないようななんとも言えない感覚。
ゴリゴリの考察とかできないけど、満足感と喪失感。
ミサトさんのアルマゲドン、結局ゲンドウはシンジだった。
庵野監督の
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エヴァで変えてしまったことはエヴァでまた変えればいい。
槍を抜いてやり直す。
ゼーレ、ゲンドウ、ヴィレ、カヲル・シンジが入り乱れる先の読み合い。
31手先で詰むシンジと助言する冬月の存在。
2人でなら
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

2時間半と長めだけど飽きることなく。
恐ろしい妻!
結婚生活は騙し合い、幻想は捨てなさい、と言われたような気分。実際間違ってはいないか…。
疑われた夫と真相が明らかになっていく流れのサスペンス的面白さ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

島に上陸する時の画面分割だったりアクションシーンのこだわり、後半でそういうことだったのねってみせる演出、とにかく見てて気持ちのいいまさにガイリッチー映画。
キングスマンほどハチャメチャでもない、007
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

テンポよく物語が進んで、出版社の面々も個性があってグッド、國村隼もいい気持ち悪さ。
大泉洋と佐藤浩市の本屋でのシーンは面白いアイディア。
ただ、所々でん?となる展開だったり、登場人物の行動がイマイチ納
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E.T.(1982年製作の映画)

3.8

サスペンスや社会ドラマと同時にエンタメ作品でも傑作を連発するスピルバーグさん、改めてやっぱりすごい人です。
エモいジュブナイルもので大切な人との出会いと別れ。
時間が経っても楽しめるストーリーや撮り方
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.2

意外とちゃんとしてました。
でもやっぱキショイ。
口と肛門くっつけちゃえ!って発想を映画化するのはすごいけど、結局それ以上でもそれ以下でもない感。そしてやっぱキショイ。
でも思った以上にちゃんとサスペ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.9

イカれた軍曹のスパルタ教育でイカれていく若者たち、そして狂気の中で行われる殺し合い、、
なんだけど、ハートマン軍曹と微笑みデブのインパクトが強烈すぎた。
前半だけでお腹いっぱい感はあるけど、後半の戦争
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

やっぱりこういうエンタメにステ全フリしたような映画がなきゃダメだ…。
見どころ満載のアクションシーン、めちゃ主張強めの社会風刺、あんた一体どうしちゃったのエルトン・ジョン、そしてめちゃくちゃ悲しい主要
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