トムトゥルさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

トムトゥル

トムトゥル

映画(420)
ドラマ(0)
アニメ(0)

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.7

勝手におバカホラー映画と思ってたけど、意外とシリアスにやってるやつ。
古めかしい音楽とこだわってるカメラワーク。
すごく惹きつけられる設定から、若干尻すぼみで終わってく印象。主人公たちがとる行動の不可
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

「彼女がアメリカを毒で正す」が言い得て妙。
ある程度分かっているラストに向けた持って行き方をどうするか。
ちょうどいい塩梅でヒントをちりばめながら、見てる側を気持ちよくさせる展開。
彼女の弱い部分もち
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

ワームホールやブラックホール、相対性理論あたりの知識はある程度あったほうが楽しめる一方で、5次元の部分はちょっと置いてけぼり食らった感じ。
ただ宇宙の考証は丁寧にやってるのが伝わる。
家族ドラマの部分
>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.2

戦争とファンタジー、意外と食い合わせがいい。
辛い現実と相反するファンタジー世界、そのファンタジーって一体なんなのか。心の拠り所を見つけた主人公はずっと幸せなままなのか、それともただの悲劇でしかないの
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.3

近ごろのシリアス過ぎるスパイ映画に一石を投じる、どころか映画内でセリフとして役者に言わせる。ナイスマシューヴォーン。
バカガジェット満載で痛快なアクションはもちろん、時間経過の小粋な演出、イケオジのコ
>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.9

ベッタベタな余命モノをさらっと否定していくスタイル。
過去と現在のシーンをしゃれた感じで織り交ぜていく演出。
昔の韓国文化を知らないから懐かしみを感じられないのは仕方ないか。
おばさまたちのサイコーの
>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

前作よりしっかりドラマ性がありながらも、ナレーションや第四の壁越え演出はしっかりやる。このスタイルはやっぱデップーが一番。
ファミリー映画。アクションも笑いもマシマシ。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

映画体験の半分は音。
声、効果音、音楽の3つに分けて、インタビューや実際の映像を使って音響の世界を紹介。
ストーリーを追ったりカメラワークやら構図やらは意識しても、当たり前過ぎて特段気にしてなかった音
>>続きを読む

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

3.8

リアムは死ぬまでオアシスでいる気だった。どうしようもなく主人公タイプ。ビーディーアイ後初めて挫折を経験しても、また音楽に戻ってきた。昔やっためちゃくちゃも反省していい親父に。コールドプレイ関係のとこは>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ好きな題材、設定だけど、手放しでサイコーー!って言えないもどかしさ。何かが惜しい。
でも夫婦がある事を伝えに来るシーン、あの人が普通のじいさんになってるシーンは不覚にも涙腺緩みかけた。
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

変な映画撮る監督だなぁ。テーマ的にはミッドサマーとよく似てる。
映像へのこだわり。黒ベースの中の赤と青。人物の顔アップ多め&長め。模型に寄っていくと実際の部屋になるって演出。静か。
結局家族のお話し、
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

ドク、透明人間の時から香取くんが好きです。そんな香取くんがこんなクズの役をやってるってだけで満足です。
ある出来事からどんどん闇へ。ある人物が最初から怪しさ満点。
待てども来ない凪。それでも、それぞれ
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

面白い。確かにコロンボ、古畑形式。
二転三転する展開、サイコーのゲロ。
どこか懐かしさを感じる映画。軽快なダニエルクレイグ。
あらゆる小物の伏線、ラストカットの意味。こういう作品を楽しめないなんてもっ
>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.3

9.11の2年前に作られたということも含めて、なんとも恐ろしい映画。
流血してる少年が歩いてるという惹きつけられる冒頭のシーン。徐々に浮かび上がってくる隣人の正体、湧き上がる不安、疑念、恐怖。
お父さ
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

迫力満点のレース、死と隣り合わせという緊張感。なぜ男はこうも車、レースに魅力を感じ熱くなるのか。
気候のいいシーンが多くて清々しい。
フォードvsフェラーリ、フォードvsシェルビー、シェルビーvsマイ
>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

マーゴットロビーかわいい、好き。
時系列いじって単調にならないようにしたのは分かるけど、テンポ悪いと感じちゃう。もっと爽快さに振り切ってもよかったんじゃ。
女性強い、のゴリゴリ主張にくどさを感じず見れ
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.2

とにかく熱量がハンパない。叫び合い。スーパー不器用な宮本、それでも自分を貫き通す強さ、エゴ。
自分のことしか考えてないと言われても、肯定して丸ごと幸せにしてやるというカッコ悪いけどカッコいい男の魂の叫
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

恋愛映画、家族映画。プロットはよくある小さい村の謎の風習怖い映画。
トリアーの空気感、画のキューブリック感。
ダニーにとっての理想の家族。
いろいろ考える余地はあるけどそれが「面白い」に上手くつながら
>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.8

メイン2人のなんだかんだあっても切れない糸、帰る場所。
役者の演技が作品を良くしてる。

シンガポールでの何見せられてるんだ感。若干震災等を物語を盛り上げるためのいちイベントにしちゃってる感。
榮倉奈
>>続きを読む

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.7

まさにタイトル通り。
もっと眩しい感じかと思いきや、意外としっかり4人の内面、葛藤を描いてる。
突然の雨、トンネルで雨宿り、スローモーションの多用などこういう系映画のあるあるもしっかり踏襲。
若いって
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

当時のオタク界隈の空気感。
アイドルを卒業してから見えてしまうもう一人の自分。理想と現実の違いに葛藤すると同時に、ガッツリサスペンスも進む。
現実のシーンなのかドラマのシーンなのか惑わせてくる感じ。
>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.9

一作目よりサバイバルアクション的な要素強め。リドリースコットからキャメロンに変わったのがモロに伝わる。
子どもがいいアクセントに。
ドラマチック、これぞエンタメ。
でもホラー要素強めの一作目の方が好み
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

スマートでセクシーなケビンコスナー。買収され腐敗した警察、そんな中アンタッチャブルな存在のショーンコネリーの激シブなカッコよさ。役作りにぬかりのないデニーロ。
西部劇調の銃撃戦、戦慄のエレベーター、家
>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

仕事に真面目すぎるやつが暴走すると手に負えない。
主人公の部下との接し方、女性との接し方の気持ち悪さ。仕事ではゴリゴリイケイケでライバルも蹴落とすある意味有能マン。殺人事件が起きれば警察より先に現場行
>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.0

サブタイ通り過去と未来のお話し。
ローガンが過去に戻り最悪の未来を変えるために奮闘。
差別問題。
輝くクイックシルバー。
ちゃんと過去作も追いかけてないと楽しめないやつ。

エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

SFといいつつ密室ホラー映画。
なかなか全貌が見えないエイリアン、一人ずつ犠牲になっていくクルー、世界観に奥行きをもたせるアンドロイドの存在。
長くシリーズが続いていくのも納得の一作目。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

冒頭の母が謎のダンスをするシーンからただならぬ雰囲気。
息子が殺人事件の容疑者に…無実を証明するために何でもしちゃう母ちゃん、胸糞悪い登場人物たち。
キラキラした目のウォンビン、その瞳で何を訴えている
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

いわゆるスクールカースト最上位の桐島がいなくなり、わたわたする取り巻きの人間と、特にそんなの気にせず映画撮影を進める神木くんら下位グループの対比。
やっぱり学校って閉ざされた狭い世界、でも社会の縮図。
>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.8

エグい…
色んな人の考察みて、ヤハ族を単なる野蛮な人食い民族と決めつけるのも違うんか〜と思ったり。食われた奴とそうでない奴の違い、少年の行動、殺され方の違い

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.1

原点回帰。これまでより少し派手さは抑えめ。ただその分濃い。見てるこっちが苦しくなる水中シーン、やっぱりカッコイイバイク・カーアクション。前作の仲間が引き続き登場、ちゃんとスタイリッシュにキメちゃうトム>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.5

おかしな日本とか日本人役の演技がとかあるけど、単純にストーリーが単調でヴィランにも魅力がないから、長く感じる。新幹線上での戦いもちょっと笑っちゃう。ミュータントがほとんど出ないのも辛い。
ただヒュージ
>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.1

怪怪怪怪物のギデンズ・コー監督作品。恋愛映画はあんまり好んで見ないけど、これはそんな人にもおすすめできる。爽やかで懐かしくて切ない。主人公の成長を楽しむ映画、最後はアアァってなる。自分の恋愛における">>続きを読む

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.7

こういう少年たちがバカやりながら好きな子のために頑張る話って好きだし、笑えるポイントも沢山あるし、懐かしい気分にもなれたのになぜだろう、それほどノリきれなかった。
ただ最後の友情を見せてくれるところは
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

そりゃ評価高いですわってなるやつ。
よくあるハンデかわいそうだけどがんばれ映画にしなかったのが偉い。
もちろんオギー中心ではあるけど、それだけでなく周囲の人物にも焦点を当てることで、その時その人はどん
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.5

ストーリー自体は好き。少年への復讐は確かにカタルシスある。
ただ、アクセントをつけるため?にところどころある演出が正直ノイズに感じた。ああいう内容ならもっとダークな感じが好み。
橋本愛がただひたすらに
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

は〜〜しんど…。たった40年前、いろんなマイノリティにゴリゴリ偏見があった時。今はどうなのか?同性愛や障がい、人種、国籍、無意識に偏見をもったり差別してはいないだろうかと考えちゃう。
アランカミングの
>>続きを読む