ともさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

なんて純粋で、美しい心なんだろう。そしてその心を恥じずに表出できる環境は、彼にとってなんて幸せなんだろう。とにかく、父親の言葉が素晴らしかった。泣いた、

キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

ミュージカルと映画には、それぞれに許されることと許されないことがあるのだと実感(個人的な尺度にて)。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.3

物語の大筋の裏の世界。それは戦争、大義への犠牲。彼らの死に際は皆満足気。

GO(2001年製作の映画)

3.6

国と国、民族と民族、マクロの世界のどこの誰だか分からない大人たちが生んだいざこざが、一人の少年の恋に、どれだけ深い影を落とすのか。自分じゃどうしようもできない大きな力を目の前に、もがく若者たちは、その>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

見る前と見た後で、世界が丸きり違って見える。こんな世界でもこんな人生でも捨てたもんじゃない、人一人が生きていることはこんなにも素晴らしいことなんだ。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.7

映画全体から、いつ爆発するのかという緊張感がある、死んでいく一人一人の青年たち

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

とてつもない映画を見てしまった…。久しぶりに誰かと語りたくてウズウズする。
宗教や思想に生きる目的を見定められない我々は、今新たに、何のために生きるのかを考え続けなければいけないんだなぁ、と悟り。

アメリ(2001年製作の映画)

4.6

空想にふけっているようで、実は一番彼女が純粋に現実を見ていて、悩み、そして行動している。彼女の眼に映るものはとてもシンプルに定義づけされていて、彼女にとってはそれで充分。何故だか、だんだん人を愛らしく>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

だんだんと三隅に入り込んでいく重盛とともに、引き込まれ引き込まれ…とにかく表情や動き、何もかもが繊細で鳥肌が立った。

火花(2017年製作の映画)

4.2

徳永に「弟子にしてほしい」って言われて、神谷は飛び跳ねるほど嬉しかったんだろうなぁ。

神谷は、「自分の才能の全て」を人に知られてしまうのが怖くて、自分の人生に真っ直ぐに生きられないんじゃないかなって
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半落ち(2003年製作の映画)

3.9

愛する人のために、愛する人を殺すことなんてできるのだろうか。
半落ちの彼を目の前にして、真実を知ろうとするものたちは「何のために生きるのか」を自分自身に問いかける。

スローテンポで、ストーリーに爆発
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

起、承、までスムーズにいって、あとは小さな転が積みに積まれて、あぁどうすんだ…と思ってたら終わってしまった。観る人たちに「こう考えて欲しい」っていうのを与えないというか、ただ素のストーリーをぶつけてい>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.1

同時進行していく夢の深層構造が複雑で複雑で…ついていくのがやっとだけど、「分からない!」って感じでもなく、うまいこと引っ張りあげてくれるなぁ、でもまた見たいなぁって感じでした。

ポカホンタス(1995年製作の映画)

4.2

「何も知らないのは、彼等か、僕らか。」

文明を生み、便利で贅沢な暮らしを手に入れた人々にとっては、先住民の暮らしなんて「何も知らない暮らし」と言えてしまうのかもしれない。でも彼等は、太古から自分たち
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