ぴょんちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ぴょんちゃん

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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

自分の様な冴えない中年男性が主人公、痛くて痛くて身につまされる。

そりゃ冴えないオッサンがモテるわけないじゃん、奥さんの行動にいちいち干渉しなさんなって。

とは言えオシャレな雰囲気で話しが進むので
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

4.5

全然オシャレじゃなくて、グダグダな会話劇が長回しの中延々続くのだけど、これがもう笑っちゃいます!

一番年長者ベンジーのダメ男ぶりも相当なもんだけど、女性陣もちょっと抜けててとにかく平和な作品でした。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

とてつもない怪作。
この世界観に終始圧倒されっぱなし。

女フランケンシュタインの成長譚とも言えるけど、エマストーンのそれこそ身体を張った振り切った演技が凄い。
アカデミー賞女優がそこまでやるかと、そ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

綾野剛、同じヤクザ役の『ヤクザと家族』、『最後まで行く』のターミネーターぶりと同一人物?と思うくらいの優しげでフレンドリーな芝居、役者って凄い。

脚本もしっかりしてて、たっぷり楽しめました♪

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

5.0

1978年『未知との遭遇』『スターウォーズ』が公開された夏、社会現象ともなった本作、45年ぶりにスクリーン鑑賞。

泣きました…

高2の夏から今も色褪せぬ名作中の名作、自分の映画鑑賞歴の原点。

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドイツ人監督が作った日本風景と清貧生活。
見事でした。

テレビもない、風呂もない、掃除機もない、勿論スマホも持ってない、ドアには鍵かけない、音楽はカセット、本は100円の古本、写真はフィルムカメラ、
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

4Kマスター版を映画館にて鑑賞。

スクリーンに繰り広げられる破壊と子供老人にも容赦ない殺戮の数々、道に寝かされ順番に頭を撃ち抜かれる、弾が尽きたと思いきや弾倉を換えて射殺、その瞬間をただ待つだけの恐
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市子(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花さんに尽きます。
若い女優さんは本当に力がある人が多いと、改めて役者の力を見せつけられました。

見ていて明るい話ではありませんし、場面展開も次々変わる、見る側に緊張感を強いられる。
よって見る
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.0

これは拾い物の面白さ。
航空パニック、脱出ものアクション、107分と小気味良い切れ味でした。

さすがバトラー機長、安定の頼もしさ、迷惑な酔客もパンチと締め技で黙らせる。
これからは傭兵兼機長ですね。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

5.0

名匠リドリースコット、齢86歳を全く感じさせぬ力みなぎる手腕に驚く。
世界史には疎い自分ですが、美術、衣装も見応えあり。

数々の戦闘シーンがとにかく圧巻のひとこと。IMAXで見て大正解でした。
夜戦
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

5.0

4K版を劇場スクリーンで見れる幸せ。

画面が本当に素晴らしい、ゴージャスなロケもだが、上海でのネオンに彩られた光と影、スカイフォールでの荒涼とした大自然の風景、見事な撮影。

冒頭のハラハラドキドキ
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(2023年製作の映画)

3.5

まさに首!首!首!
そしてまさかのドロドロ恋愛模様

撮る方も、撮られる方も楽しんで作ってた様子ですね。
登場人物の年齢が違う?そんなのどーでもいいだろ映画なんだから、って武監督の声が聞こえて来そうで
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

埼玉県人として公開初日に駆けつけてメチャ笑った。

かつて熊谷に住んでた身には、笑いのツボでした〜
熊谷市民で行田にも仕事でよく行ったのに、あんなモノがあるとは知りませんでした。

とにかくバカバカし
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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.5

暗殺から60年、映画『JFK』をリアルタイムで見て30年、怒れるオリバーストーン渾身のドキュメンタリー。

情報量がとても多く、驚きの事実や欺瞞が次々と文章や証言で明かされる。

それにしても驚くのは
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

普通って何?

暗く沈んで生気のなく嫌な雰囲気の新垣結衣さんが、共に歩める存在を得た時、輝くばかりの笑顔をみせる、言葉以上に伝わって来る。

逆に新垣結衣さんのラストの台詞を聞く稲垣吾郎検事の表情、対
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男と女(1966年製作の映画)

4.0

午前10時の映画祭、スクリーン鑑賞。

1966年作品、当時観た人はそのスタイリッシュな映像に心奪われたでしょうね。
その後の映像作品に大きな影響を及ぼしたと思います。

話しはともかく、あの有名な音
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

5.0

フィンランドの美しい自然を舞台に、敵だけでなく味方にも鬼畜なナチス兵が次々屠られる。

滑稽無糖な話しと言ってしまえばそれまでだけど、アイデアは面白く何より90分で見せ切る爽快感が良い。

捕虜の女性
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

想像以上の仕上がりに驚いた。
西武園ゆうえんち、『ALWAYS』冒頭でゴジラを大暴れさせた山崎貴監督、満を持してたっぷりゴジラを見せてくれました。

『シンゴジラ』と真逆で政府側を描かず、戦地からの生
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

5.0

役者の力を見せつけられた。

暴走女子やらせたら抜群に魅力的な松岡茉優、ボーと生きてるようだけど見事に存在感を示す窪田正孝、どの業界にもいそうな嫌な奴三浦貴大、もうみなさん上手すぎてそれこそ何処から芝
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

5.0

これまで観た様々な映画の要素もたっぷり盛り込んで見応え充分。
とても楽しめる。

傑作『ローグワン』色も強くギャレスエドワード監督いい仕事されますね〜

アナログ(2023年製作の映画)

3.5

悪い人が1人も出て来ないお伽話し。

荒んだ世の中にはこんな美しいお話しも良いですね。

スナックラジオファンとしてはBABIさんに喋って欲しかったなぁ。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

スコセッシの3時間半に及ぶ力技。
何とも嫌なお話しのオンパレードに、愚か者ども…

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは拾い物の面白さでした。
ちょっとグロいとこもありますが、笑えるシーンも多くて楽しめました。

子熊ちゃんが可愛い。
崖でTレックスばりの雄叫びを上げるシーン、爆笑でした。
人間もクマも母は強しの
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

5.0

フリードキン追悼、ブーストサウンドでシネマート新宿で鑑賞。

4年前にも劇場鑑賞しましたが、今回は音が凄いのなんの、空気が震えてました。
この素晴らしい臨場感あるサウンドで見る吊り橋シーンたらもう…、
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0

フリードキン追悼。
午前10時の映画祭、40年ぶりのスクリーンで味わいました。

ホラーというジャンルを超えた映画史に燦然と輝く傑作。
圧倒的な映像から来るパワーや音響、あまりにも有名なテーマ曲、スク
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.0

難しい小理屈とか一切考えずに楽しめました。

もはや怪獣映画のノリで、いろんなヤバい奴らが出て来ます。

が、一番ヤバいやつはステイサムですね。
7000メートル素潜りですよ。

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

9/1震災の日に見ました。
群集心理と差別意識、人間の醜さ浅はかさを鋭く描く、見応えのある骨太作品。
製作陣、スタッフ、演技陣のみなさんよくぞこの作品を世に出してくれました。

100年前の出来事…
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編とポスターはサイコー

綾瀬はるかは頑張ってます。
背中も綺麗です。

ただし脚本があまりにも残念。
アクションの演出、銃撃戦の演出はあまりにも残念。

こっちの弾は百発百中、敵の弾は当たらない
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

プロボクサーの資格まで取った横浜流星、窪田正孝の肉体のバトルは中々の迫力。
佐藤浩市の身のこなしにも見惚れました。

還暦過ぎのオヤジ三人のドラマをもっと見たかった。
ただちょっと色々と盛り込み過ぎた
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにもかくにも菊地凛子が凄い。
オーラや目力を完全封殺、社会や他人と上手く付き合えない女性を、旅と共に変化していく心情を見事に描きました。

ヒッチハイクの後部座席で涙する姿は、グッと来る。

クズラ
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.0

アメリカ海兵隊というマッチョの中のマッチョ、誇り高き男性の集団、アメリカ=海兵隊というアィデンティ、よくぞこの映画を作りました。

現代版『愛と青春の旅立ち』かと思いましたけど、そんなに美しくないのが
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

最後のハリウッドスターかも知れないトムクルーズの、これでもかこれでもかと生身の肉体でのアクションのつるべ打ち、溢れるサービス精神に心奪われる2時間34分。

冒頭のトムクルーズ自身の『映画館に来てくれ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

祝:宮崎駿復活!
そんな思いで映画館に。

お前はこの話しが分かるのか?と問われたならば、正直分からない。
でも凄いものを見たのは間違いない。
アニメ表現は変わらぬ素晴らしさ、炎ももちろんだけど風を描
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

美しい花畑を疾走する少年たちの表情、躍動感が素晴らしい。

思春期の心の動きと戸惑い、喪失感が胸をうつ。はるか昔の自分にもそんな時やそんな行動があったなと…

2人がそのまま大人になれたらどんなに良か
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.0

さすがクドカン脚本、抜群に面白い。

岡田将生のゆるい感じ、清原果耶ちゃんの健気な乙女心、良かったですね。

笑福亭笑瓶さん…合掌

バックドラフト(1991年製作の映画)

5.0

午前10時の映画祭にて32年ぶりスクリーン鑑賞。
今見ても炎の美しさは色褪せず、ハンスジマーの名曲が盛り上げる。
『あれを見てくれ、さすが俺の弟だ』のセリフに泣かされる。