tomtomcafeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

ニューヨーク、マンハッタン上空飛行中、エンジンに雁が入りこんだことで機体が制御不能になります。しかし機長サリーのとっさの判断でハドソン川に不時着させ、乗客全員の命を救った「ハドソン川の奇跡」のサリーの>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

娘の誕生日に主人公である父親が突如誘拐され、15年間監禁されてしまいます。主人公はなぜ15年も監禁されたのでしょうか。
この映画は復讐をテーマにしていて、主人公は自分を監禁した相手に復讐することが目的
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.5

少しだけ近未来のお話。人工知能のOSアシスタント、サマンサを自宅のPCやスマホにインストールすると、どんどんと主人公のことを学習していき、悩み相談などをし始めたことで主人公にとってサマンサがなくてはな>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.0

主人公は90歳の老人で、目を覚ますたびに妻が死んだことを忘れてしまうくらいに認知症が進行しています。
ある日友人から、主人公がかわした約束を確認されるところからストーリーがはじまります。
実はこの老人
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

インドが舞台。いわゆる「クイズミリオネア」的なTV番組にスラムの青年が出場し、次々と正解していく。とうとう最終問題までたどり着くのですが、あまりに見事に正解するので八百長を疑われ警察に逮捕されてしまい>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

5.0

かつて人々は1つの言語で話していたのですが、天まで届くバベルの塔を作ったことで神の怒りに触れ、人々にばらばらの言葉を話させるようした旧約聖書のエピソードがタイトルの由来。
モロッコ、アメリカ、メキシコ
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21グラム(2003年製作の映画)

4.5

1つの心臓をめぐる、3人の群像劇。1つの交通事故をきっかけに、3人の運命がほんの一瞬だけ交わります。
異なる時系列を切り取りながら描き出すのは運命に翻弄されながらも生きていくことで、タイトルにもなって
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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.0

12年前、なにも言わずに失踪した娘への想いを通して、母親としての自分と、出産する前の自分と向き合うお話。
どうして娘がいなくなったかが明らかになるにつれ、過去の自分と向き合うことはとてもつらいものだの
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

とある落ちぶれた俳優が、ブロードウェイで再起を図ろうとするお話。
途中、ブリーフ一丁でニューヨークの街を歩く姿で不本意にも脚光をあびてしまう姿は滑稽以外のなにものでもなかったのですが、最後は表現者とし
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.5

ペドロ・アルモドバル監督が絶賛していたスペインの映画。
架空の日本のアニメ「魔法少女ユキコ」が大好きな少女の余命いくばくもない余生のために父親が一線を超えてしまうお話。
ただちに一線を超えるのではなく
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、熊と格闘して生存した実在の人物ヒュー・グラスの伝説を映画化。
ヒュー・グラスを演じるレオナルド・ディカプリオが仲間の裏切りに遭い、息子を殺され壮絶な復讐を
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

80年代のアイルランド・ダブリンが舞台。
鬱屈した生活を送る少年が、一目ぼれした女性の気をひくためにロックバンドをはじめたことで、人生が変わっていきます。
たくさん好きなシーンがありますが、特に体育館
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アイム・ソー・エキサイテッド!(2013年製作の映画)

3.0

ペドロ・アルモドバル監督によるコメディ。
離陸した飛行機が整備不良により着陸できなくなるのですが、個性的な乗務員や乗客の奇想天外な行動で機内はパニックになります。
鑑賞日失念。

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.5

妻を失った天才外科医。彼の屋敷の一室には美女が軟禁されていた。美女は、天才外科医自らが開発した人工の皮膚を用いてつくった妻そっくり美女だった…。
ペドロ・アルモドバル監督によるサスペンス。美女は別人を
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.0

ペドロ・アルモドバル監督の半自伝的な作品。
映画監督のもとに、神学校時代の親友を名乗る男が映画の脚本とともに訪ねてくる。
脚本には映画監督の神学校時代の悲しい記憶が綴られていて、回想とともにストーリー
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

ドイツでトルコ系移民の男性と結婚した女性が主人公。ある日、男性は息子とともに爆弾テロの犠牲になる。
警察の捜査により、ネオナチによる人種差別テロであること判明するのですが…。
三部構成になっていて、一
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

怒りの1インチとは。
運営していたホームページの掲示板で10年くらい前におすすめされて観た映画。
どこかで分かれてしまった愛の片われを探しもとめるトランスジェンダーのロックスター、ヘドウィグのお話。
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5

マヒシュマティ王国の二世代にわたるバーフバリ親子の活躍譚。
父が無念の中で非業の死を遂げたことを知った息子が父のかたきを討つ!というあついお話で、展開と結末がわかっているのに楽しめるエンターテインメン
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

ほとんど邦画を観ないのですが、気になったので観てみました。
演技なのか演技じゃないのかわからないしゃべり方をする松岡茉優演じるヨシカの妄想あふれる不思議なお話でした。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

とある事情から音楽を禁じられた一族のなかで、音楽が大好きな夢見る少年。
少年が憧れる伝説のミュージシャン、デラクルスが実は自分の曾祖父かもしれないというところから物語は動き出します。
メキシコが舞台な
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.0

南北戦争当時のアメリカ、バージニア州。女性しかいない寄宿寮を舞台に、傷ついた兵士をかくまうことからはじまる愛憎劇。
ロングショットの絵がとても美しくて印象に残りました。

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.0

世界的にエイズへの正しい知識がなく強い偏見があった1990年代前半。
パリを舞台にエイズへの偏見に立ち向かうグループ「ACTUP Paris」の活動を描いた作品。
前半はドキュメンタリーかと思ったほど
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

売れっ子ミュージジャンの恋人に裏切られたシンガーソングライターが、こだわりすぎて落ち目のプロデューサーに見出される。
才能に対する努力と、ものづくりしていく過程が丁寧に描かれていてとても素敵な映画です
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

リバイバルで鑑賞。クリント・イーストウッド監督。イラク戦争に4度従軍したアメリカ軍の狙撃手、クリス・カイルの自伝を映画化。
印象的だったのは「ドンッ」の銃声ひとつひとつがとても重く聞こえること。
確か
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花咲くころ(2013年製作の映画)

3.5

ジョージアの映画ということで気になって鑑賞。
独立直後のジョージアの首都トリビシを舞台に、2人の14歳の少女の成長を描く。

驚いたのは誘拐婚の描写。突然2人の少女のうちの1人が強引に連れさられてしま
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

字幕で観ました。
序盤にゴリラのジョニーがThe Zombiesの「The Way I Feel Inside」を口ずさんだ瞬間、これはおもしろいに違いないと直感した自分は大のThe Zombies好
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

黒人写真家の恋人は白人のやさしい女性。ある日、女性の実家に行ってみると、両親は感じがよいが黒人の使用人は不気味な雰囲気を漂わせているのですが、だんだんと真実があきらかになります。
この作品は緻密に伏線
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グロリア(1980年製作の映画)

4.0

アパートに住むマフィアの会計士。会計士はマフィアの横領をFBIに密告したため、アパートを襲撃される。襲撃される直前、横領の証拠を息子フィルに持たせて、同じマンションに住むグロリアに息子を預ける。
グロ
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トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

4.0

ブラジル、リオデジャネイロのゴミ山で暮らす3人の貧しい少年。
少年の1人がとある財布を拾ったことから物語は始まる。
財布にはなにかの鍵と、謎のカード。大きな秘密が隠されているらしく、警察も総力をあげて
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.5

小学生の貧困と格差によるいじめを題材にしたお話。
主人公はいじめられていて、友だちもいない。そこに転校生があらわれて仲良くなるのですが、ふとしたことがきっかけで転校生も主人公をいじめる側になってしまう
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ポルト(2016年製作の映画)

3.0

男女の何気ない一夜を、いくつかの時系列をずらして見せていく。
ポルトガル第二の都市ポルトの街並みが美しいので、観てるとポルトに行きたくなってきます。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

5.0

全編明るいムードで、観ていて楽しくなります。
双子の姉妹が運命の恋人を見つけていく過程が楽しくて、特に未来を感じるラストシーンがよいです。
あとサントラが素晴らしすぎて今でもときどき聞きます。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.5

愛しあっていた男女がとあることがきっかけで疎遠になるのですが…。
全編ミュージカル。
想いを伝えるときも心配するときも悲しむときも、すべてを歌にのせて伝えます。

黒猫・白猫(1998年製作の映画)

5.0

大好きな映画のひとつ。何度観てもおもしろいです。
ドナウ川のほとりで生活するジプシーの男女と、ギャングと、おじいさんが好き勝手動きまわるコメディ。
みんなあまりに好き勝手すぎて、本当に完結するのかと観
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

3.5

ジプシーの世界を、1人の青年を通して描く物語。
純朴だった田舎の少年が、大人や都会に触れることでだんだんと変わっていくさまがはかなく描かれています。
結末があまりに重すぎて観たあと落ち込んでしまいます
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SUPER 8(2001年製作の映画)

3.5

エミール・クストリッツァ監督本人も参加していて、彼の映画音楽も手がけるバンド、ノースモーキングオーケストラのドキュメンタリー。
バンドには息子のストリボル・クストリッツァも参加しているのですが、撮影中
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