TonnyNekowasherさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.3

思い出の中にいるアイツがなんだか佐々木に思えてきて、自分の弱い所、ダメなところ、後悔を全部重ねてしまったのですごくしんどくて懐かしくて温かい気持ちになった。
こんなに頭ぶん殴られたような感覚久しぶりだ
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.1

全ての主演映画に溶け込む男ギレンホール。今回の役もかなり良かったな〜
サクッと見れる骨太な警官モノないかなと思って辿り着いたら思わぬ良作!
治安最悪のロスの街で警官コンビが犯罪と戦うんだけど、どんどん
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

4.1

全てが絶妙なバランスでよく出来た映画だった。
おじいさんが孤独な女の子ビアと出会いお互いの人生を取り戻していくんだけど、その段階がなんとも絶妙でゆっくりと穏やかに惹き込まれてしまった。
隣に住む友人や
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.0

予備知識なしで見た方が楽しめるぞ!
見終わった後に見たら結構つまらないってレビュー多かったけど、自分はかなり面白かったです。
とりあえずストーリー展開もどうなるのか全然分からずに不穏な空気とワクワクを
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2

漫画家の大橋裕之脚本、そして左近洋一郎(ルノアール兄弟)出演って見るしかない!
とのことでなんとなく下北沢トリウッドで見てきたんですけど、大正解でした。
最近の変わりゆく下北沢の景色と古き良き下北沢の
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.6

可もなく不可もなくって感じの映画だった。
前半はありきたりな普通のヤクザ映画って感じだけど、本番はちょうど真ん中からで、終わりゆくヤクザの悲しいエピソードてんこ盛りでお送りしていてなかなか沁みる展開で
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.9

「ダラス・バイヤーズクラブ」に似ていて重いテーマだったりするんだけど、結構笑えるところも多かったし、しっかり泣かせるところあってめちゃくちゃ見やすかったです。
主人公は怒りっぽくて感情剥き出しなのが最
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.7

ポップなオープニングだけどなかなかヘビーな物語だ。
家族と宗教、めちゃくちゃ複雑で12歳の子供に課すにはあまりにも重すぎる。
宗教の問題というよりは大人達の勝手過ぎる主張に翻弄されるエイブがあまりにも
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

メインキャストが3人だけで、ストーリー展開も予想できるものなんだけど、演技のパワーと無駄のない脚本で最後までがっしり見ることができた。
フィルムの映像がかなり作り込まれていて、本物みたいにゾッとさせら
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ好きなタイプの映画だった。
SF冒険ロードムービーの王道って感じなんだけど、結構小憎い感じでじんわりとくるシーンを挟んでくるし、ちょくちょくいいタイミングでモンスターが襲ってきたり出会いが
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.9

ループ=黒人に対する繰り返す悲劇という構図を30分に上手くまとめた事によって、凝縮された強烈なメッセージになっている。良作だ。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

のんちゃん以外にあり得ないってくらいにビタっとハマっていた役だったな〜。
見た後に少しだけ生きやすくなった気もする。
単純に少しだけ生きる元気をもらえたいい映画だった。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

音が聴こえない、聴こえにくい世界を疑似体験できる、なかなかすごい作りの映画だ。
メタルバンドのドラマーが急に聴力を失う話と知っていたので苦しくて激しい物語を想像してビビっていたのですが、静かで堅実でじ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

連続殺人犯をヤクザと刑事が協力して捕まえる面白映画。
ヤクザパワーを使って豪快に犯人を追い込むストーリーも良いし、何よりマ・ドンソク演じる組長のインパクトがすごい!
何も知らない状態でこの人の職業は?
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

序盤ホラーから思ったら、結局は君の名はみたいで素敵な話だわん♪
なんて思ったら急に雲行きがあやしく…
突然の地獄地獄地獄のバタフライエフェクトサスペンスが超展開で開始されて、度肝抜かれました。
展開の
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.8

トム・ハンクス主演、王道の西部劇。
インディアンに育てられた少女を親戚の元に送り届ける為の旅。
時には危険な目にあったり広い大地の厳しさに負けそうになったりしながら、老人と少女が心を通わせていくのです
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.4

長く激しいメッセージの強烈さに頭の中がガシャガシャになってしまった。
監督の残り全ての力を込めて作った映画は平和への願いが込められた監督自身のハッピーエンドで幕を閉じたのだと思いました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

ネタバレ回避しつつこの熱くなった気持ちを表現できる語彙力がないので余計な事はあんまり言えないけれど、良かった。
すごく良かった。
優しくて暖かい最高のラストありがとうございました!

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.7

なんか色々間違ってて言葉足らずで不幸が連鎖して最悪なんだけれどしょうがない。
しょうがないって事をみんな我慢して暮らしてる。
イライラする人も多いだろうけど、自分もあんまり上手く色んなことを言えないの
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

大人の都合でエヴァに乗せられて頑張ったのに、気がついたらみんなにめちゃくちゃキレられてたらフルパワー不貞腐れも致し方ないですよー!
もうちょっと説明してあげて!
めちゃくちゃ重くしんどい展開の中で優し
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

ヤンデレとツンデレのダブルヒロインが揃って華々しくなったかと思いきや、なかなかしんどい展開でシンジくんぶっ壊れ!
かと思いきや、漢になって闘うなんて泣けちゃうね。
ATフィールドがぶつかり合う戦闘シー
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

とりあえず映画を見る前におさらいしておこう。
当時はシンジくんのキャラにイライラさせられたけど、今見るといきなりエヴァに乗せられて世界を救えってなかなか気の毒な話。親父も冷たいし不貞腐れるのも致し方な
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.6

TV版を無理やり映画サイズにしたみたいでかなりの駆け足になっていた。
内容は可もなく不可もなし。
ガンダムシリーズの中ではかなり生々しく人々が虐殺される描写が多くて、戦争の怖さを表現できていたと思う。
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

4.1

ものすごいエネルギーと疾走感が最初から最後まで詰まっていて1秒も飽きなかった。
ヒースレジャーの哀愁が漂うキャラクターがめちゃくちゃカッコ良かったし、
生き方の違う3人のキャラクターが立っていて代わり
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.0

夜中に見てたら心にじんわりと沁みた。
ヒロイン、マリアは最初めちゃくちゃヤベー女だと思っていたけれど、最後には愛おしくなっていた。
ブルーのワンピースとスタジャンがすごくいい感じ。
オフビートの会話劇
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.9

いや、すごくいいぞ。
折り返しの人生が近づいてきた自分には色々とぶっ刺さりの自伝的作品でした。
最初はなかなかしんどく暗くなりそうかなと思っていたら、監督の配色のセンス、A・バンデラスのキャリアハイ、
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.7

血反吐吐くぐらいしんどかった。
人の気持ちは複雑で難しい。
シンプルな会話劇なんだけど、キャストの演技力で心に響くいい映画になっていた。
序盤に又吉節がちょっとくどめか思ったけど、結局はいい振りになっ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.0

小学校6年生、思春期の入り口は何気ない簡単な事だって全部が全部大冒険だったんだな〜と懐かしくなった。
少年3人組がフルパワーの行動力、下ネタ全開で繰り広げる青春劇、めちゃくちゃ笑って楽しめました。
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

原題が「天使」ってめっちゃいいのに勿体ない、何故にこんなありふれた邦題をつけてしまうのか。
アルゼンチン史上最悪犯罪者、美しき天使と呼ばれた実在の人物がいると分かったので調べてみたら本物も美しくてびっ
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.8

牧瀬里穂のデビュー作。
初々しさと信じられないくらいの可愛さでずっと見惚れてしまう。
めちゃくちゃ棒演技なんだけど、そんなことどうでもいいくらいに生命力全開で生き生きと輝いていて眩しすぎた。
鶴瓶も中
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.9

ゲイカルチャーのアイコンとなったアーティストのトム・オブ・フィンランドの半生をつづった伝記ドラマ。
ゲイモノの映画としてそこまでにハードな演出はないし、ヒューマンドラマに重きを置いているのである意味上
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

3.7

子供を亡くし、時代と一人っ子政策に振り回された夫婦の人生を映し出した作品。
なんだか出てくる人達がみんな自分の親戚に1人はいるような感じがして親近感が沸いた。
日本の昭和も中国もあまり変わらなくてみん
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田園の守り人たち(2017年製作の映画)

3.7

ささやかで慎ましい人々の営みを静かに淡々と描いているんだけれど途中からざわざわしはじめて胸が苦しくなった。
女性の嫌な部分、夫人は家族を守ると言ったけど、やっぱりそうじゃない、威厳の中にも嫉妬に近い感
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.7

イスラムの過激な思想を説く導師の洗脳に近い教えをうけ過激思想に傾倒し、導師の想定をぶっ飛び超えて強めのキラーマシーンになってしまった少年。
何故こうなったかっていうところが描かれていないけれど、家庭環
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.2

ちょっとした事で表の世界から急に裏の世界に引き込まれる感覚、意外とそんな話もよくあってもしかしたら自分だって簡単なボタンの掛け違いで簡単に落ちていくのではないかと思ってしまうくらいのあっさりしたリアリ>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.6

新20ドル札になる人なんですね。
奴隷解放の為に戦った女性ハリエットの実話に基づいたストーリー。
黒人奴隷がテーマですけど、他の映画にありがちな悲惨な状況(過度な暴力、レイプ)などをクローズアップする
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