TonnyNekowasherさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.8

とにかくスカッと殺し合いをしまくるB級映画が見たかったので最高だった!
クソリプしたことによって殺人ゲームに巻き込まれる、ダニエル・ラドクリフさんとてもいい!
両手が銃固定で不自由という訳わかんない設
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.7

死と生が反比例していて、ミラが死に近づいているのにどんどん生き生きしていく表情がすごく良かったです。
印象的な色使いとライティングが現実的で幻想的な恋物語に華を添えていました。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

これはみんな分かるだろな〜
分かり過ぎてしんどいだろな〜
こうはなるまい!と思うんだけどいつの間にかドツボにハマっちゃう辛さとか、終わり際の少しだけ灯る暖かさとか、なんだかすごく懐かしい日々を思い出し
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

4.0

夢の中にいるみたい。
アーティスティックで幻想的な映像に最初は驚かせられたけど、慣れると常に目を楽しませてくれて、なんだかプラネタリウムで見れたらすごくいいなと思った。
ストーリーは僕のワンダフルジャ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.8

趣味を通じて気の置けない仲間達と楽しい毎日を過ごす、なんか昔は簡単だったんだけど今は凄く輝いて貴重だったんだなーと遠い時間に想いを馳せました。
当時の雰囲気がめちゃくちゃリアルに再現されていて、いちい
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

演出激熱の王道SFって感じでラストまでノンストップでめちゃくちゃ楽しく見れました。
戦いのスタートは漫画のGANTZ的な感じで未来に急に行かされてよく分からないまま未知の敵と戦わさせられる恐怖の煽り方
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.1

これは大人になればなる程刺さるな〜
単なるドキュメンタリーじゃなくて、撮影者本人や友達を昔から撮り続けているからこそちゃんと心の奥から出る言葉を撮ることができていて、いちいち響いてグッとくるものがあっ
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.7

スプラッシュ×シェイプオブウォーターにパリのエッセンスを組み込んでみましたみたいな感じ。
スローテンポでモタモタした展開、さらに穏やかじゃない設定だけど、人魚の可愛さとロマンチックで強引に押し込んでく
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罪の声(2020年製作の映画)

4.1

140分がめちゃくちゃ短く感じました。
場面と展開が転々と変わり続けて全然先が読めないんですけど、伏線の回収が自然で後半になるにつれてどんどん面白くなるので全くストレスなく楽しめてどんどん目が離せなく
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9

この変わった設定一本で物語が続けれるの?と思って見ていたけど、しっかりと意味のある悲しい物語だった。
ただただ異物を飲み込むことがこんなにも最大限の比喩表現になるとは思わなかったし、見ている人も一緒に
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おろかもの(2019年製作の映画)

3.9

タイトル通り、みんなおろかものなんだけど憎めなくて愛おしくなってしまう。
なんともいえない奇妙なバランスで、この物語はどう終わるのだろうと思ったけど、愛とか友情とか全部綺麗に回収してくれて、一番いい落
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.4

のんびり過ぎて眠い時に観たらヤバかったな。
ずっとオフビートのシュールな時間が続く。
ユーモアの意味が全く分からなかったけど、何も考えずにぼーっとしたい時に見ると心地よい時間を過ごせるだろう。
主演の
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ミュージックボックス(1989年製作の映画)

3.8

ゴリゴリの法廷劇の面白さがしっかりと軸になってるのもいいし、そこに戦争と家族という深みのあるテーマもガッチリ組み合っていてものすごく完成された物語。
ラストまでどうなるんだろうと目が離せなくなってしま
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

ここへ来て、こねくり回さずにシンプルに恋と友情をこんな形で持ってこられたらグッときちゃうよね。
30歳のドランもかわいさ炸裂だったな。
哀愁と希望の混じり合ったラストシーン良かったです。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.9

日曜日のお昼に見るような映画じゃなくて、雨の日の夜中にひっそりと見たい映画。
死と向き合う教授を演じたジョニー・デップの演技、派手さはないけれどなんともじんわり染み込むような良さがあった。
若い人には
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

主人公の男の子の行動力がありすぎて常にハラハラさせてくる笑
自分も思春期には近所のおしゃれ兄ちゃんに憧れたり、早めに大人の階段を登った友達を羨やんだり、不良にボコボコにされたりとなんて事ない毎日が刺激
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

ストーリーは前作とうって変わってメッセージ性が薄くなってしまっていたのですが、これはこれでライトに楽しめる感じ、すごく良かったです。
マッドマックスよろしくのカーチェイスや荒廃した都市に棲む住人達のデ
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僕の名はパリエルム・ペルマール(2018年製作の映画)

3.7

カーストの壁と恋愛と青春学園モノって結構インド映画では定番の設定だけど、クセ強めの人物達と可愛いワンコと魂の叫び。
途中色々渋滞してて混乱させられるけど、怒涛の後半戦、熱かったです!
ヒロインのジョー
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.8

これは終始怒りで震えてしまったな。
好きな服を着たり、恋をしたり、音楽を聴いたり、当たり前のことを命懸けでやらなきゃいけない悲しさ。
死ぬよりはやらずに我慢したりした方がいいっしょ?って少し思ったけど
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.7

親父の不器用で情けないんだけど、めちゃくちゃ優しくて息子想いな気持ちが沁みました。
移民の多い国、フランスならではの映画ですね。

デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.7

極右政党が政権取るなんてあり得なくないし、かなりリアルに近過ぎる問題で、しかも結局出口の無い追い込まれた状況なんだよな。
常に考えさせられる作品でした。

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.9

長く暗く重い展開にいつこのトンネルを抜けるんだと、少し飽き飽きしていたけれど、最後の二人の闘いの為の長い長い助走だったのね。
今までの重苦しい展開が全部ぶっ飛ぶような痺れるボクシング、最高でした。

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.9

静かな序盤からこんな熱くなるとは思わなかった!
クライマックスシーンには思わずグッときてしまいました。
森山未來、勝地涼、北村匠海、三者三様の生き様を完璧に演じ切っていました。
中でも勝地涼の本気の演
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

大体みんな想像した通りの話になるんだけど、脚本がしっかり基本に忠実で驚きが少ないかわりにハズしも無いという感じで見やすかった。
表面的に見ると単純に敵と味方でしかないけれど、一つ踏み込んでその人を知る
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.4

設定が唐突だったり後出しが多過ぎてまとまりがなくなってしまっていたなー。
石油社長も回り道が多過ぎて結局何がしたいのか分かりにくい。
1984年という時代設定や恋人との出会いとか、WWならではの美しき
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

このシュールな雰囲気がすごく好きだ、間の取り方完璧です♪
本当楽しい気分になれたな〜!
大橋先生の漫画をもっと他にも映像化してほしいです。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

ただ数日肖像画を描く、それだけのテーマでここまで色々な気持ちの奥行きを表現できるなんて凄すぎる。
タイトルの燃ゆる女の肖像、このシーンはまさに絵画を見ているような不思議で美しい気持ちにさせられました。

許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ混乱してしまう。
イジメ殺人の加害者の主人公は終始胸糞で救いようの無いクズなんだけど、そちら側からの視点で見た時に自分が思春期に感じた原因不明のイライラや孤独感に重ねてしまっていたりする。
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.9

メル・ギブソンとショー・ペンの演技力最強コンビで見る前から間違いなさげな雰囲気。
実際の内容も申し分ない凄さ。
中盤までの熱すぎる盛り上がりと高揚感、後半の切ない展開がいいグラデーションになっている完
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.6

なんか中国人が親戚でわいわい集まる姿は日本人と似ていて親近感が湧いたな。
欧米では死を個人と捉えて、中国では死を家族と捉えるって話はなるほどなと思ったな〜
ほんのり優しい映画でした。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

前情報一切合切無しで見てくださーい!
めちゃくちゃ面白かった!
デスゲーム系のB級風映画なんだけど、アメリカの風刺も取り入れつつぼんやりさせる事なくスッキリ見終われて良かったなぁー
序盤は何が目的なの
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.7

実話を元にした社会派骨太サスペンス。
ジーン・ハックマンとウィレム・デフォーのコンビがとても良かった。
人種差別がはびこる街で2人は全く違う捜査方法でゴリゴリ犯人を追い詰めていくんだけど、結構重いテー
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

第一部はなんか微妙かなと思っていたら、第二部から一気に話がひっくり返り始めてすごく面白くなった。
エログロできつい系かと思っていたけど、女性同士の性行為をめちゃくちゃ美しく撮っていたので全く嫌悪感なく
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.8

売国奴か英雄か、何のための裏切りかと問われたところで「国のためじゃなくて国民のためですっ!」ってかなりシビれるポイントだったなー。
キーラ・ナイトレイの魅力が存分に発揮されていてカッコ良すぎ、ナイスキ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.6

真っ新な少年が色々な人々との出会いで悲しく大人へなってゆく。
人の醜さや残虐なシーンが多いけれど上手いことぼかしたりするので、より想像させられてしまう。
ずっと鬱展開が延々と続くんだけど、区切られた構
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.8

日本にも似たような問題が沢山あるな〜
杓子定規でしか計れない公的機関の勝手な判断にマジで腹が立ってしまった。
ある程度規定を設けないと制度を悪用する輩が出てくる可能性はあるけれど、もうちょっと気持ちで
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