TonnyNekowasherさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

あんまりないタイプの学園サスペンスで見応えがあった。
母親と父親の気持ちが行ったり来たりしていて、
めちゃくちゃ難しい演技なのにナオミワッツとティムロスの上手さできっちり仕上げていたのが良きだ。
きっ
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.7

現実とファンタジーの境が曖昧なテリーギリアムらしい作品。
監督独特のシュールでファンタジックな世界の中に優しさと笑いが散りばめられているけれど、この作品の本質は長きにわたるトラブルでこの映画が完成しな
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟の全6話のアンソロジー。
ふわふわ夢の中の話みたいにのんびりしつつも、けっこう血生臭いし人の命は儚く現実は厳しいと教えてくれるコーエン兄弟らしさの詰まった良き物語。
6話全部がまあまあ面白
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.8

ファースト、Z、ZZと立て続けに見たのでなんとか内容についていけた。
シャアがロリコンとつっこまれていたり、カッコいいアムロが戻って来たりと見どころが沢山!
特にνガンダムとサザビーの戦闘シーンは熱か
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

バカだな〜!
でも大人になるってこういうことの繰り返しなんだろね。
最高の友達と有り余る行動力があれば何も怖くない!
嫌な奴だと思ってても話してみると個性的でいいやつだったりする感覚ってなんだか懐かし
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

どえらい演出。
クリントイースト・ウッドの「15時17分パリ」みたいに本人達を本人達が演じてる作品なんだけれど、演出の密度がここまで濃いやつを素人が演じきってるところが凄過ぎた。
歳を重ねてくると人生
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

家族で、親子で楽しんでもらいたい! 
実話が元になっている少年と鳥達の壮大な旅にめちゃくちゃ感動しました。
少年の成長、家族愛に自然保護の大切さなど大事なことを再確認させてくれます。
ひたむきについて
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

小津安二郎オマージュしまくってるだけあって最初から最後まで計算され尽くした画角と建設物の美しさに息をのんだ。
そして男女の物語なのだけれど愛だの恋だのじゃない、その先の未来を見据える物語だったのが良か
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

ライトに楽しめるはちゃめちゃバディムービー!!
ソニックのスピード感はスパイダーマンの浮遊感に負けず劣らずの没入感でなかなか気持ちよかったです。
続編ではもっともっと激しくて気持ちのいいやつを期待しち
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

インパクトのあるポスタービジュアルからただのエモ映画かと思ったら、どんどん雲行きが怪しくなっていき、かなりハラハラする展開がしんどかったけれど、その分後半の希望が見えるパートはすごく心に沁みた。
前後
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.8

面白〜い!
前半の厳しい展開からの鬼の復讐劇!
みんなが大人のホームアローンって言ってた意味がよく分かりました。
全ての仕掛けがズバズバ決まってただただ気持ち良くすっきりするだけのシンプルな戦いで最後
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃいい!!
厳しい自然、海や雪の表現が凄すぎて風や温度が伝わってくるかのようだった。
主人公も型通りじゃなくてしっかりと成長していくところがめちゃくちゃ魅力的で良い。
それと音楽がめちゃくち
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アクエリアス(2016年製作の映画)

3.7

ゆったりした尺だったけどちょっとスリラーな展開も多くて飽きなかった。
各社社会とか女として芯の通った生きた方とかをしっかり描きつつも、展開が読めない面白さもあってなかなか良かったです。
そしてラストそ
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.6

あたたかくていい話だったけど、期待し過ぎてしまったのか「きっと、うまくいく」ほどの感動はなかったかな〜。
しかし、学生の楽しい思い出とテンポの良いギャグはかなり良かった。

主役のスシャント・シンさん
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

渋くて地味過ぎるクライムアクションだった。
2時間半もあるのに話が全然進まないんだけど、会話や場面の展開が良過ぎるので長さを全く感じなかった。
ストーリーも特に凝った感じじゃないんだけど見せ方が上手い
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.9

自分の心を見直したくなる映画。
全編を通して優しくて暖かい雰囲気に癒される。

ジオラマの街もトラの人形も違う国のものなのに、何故か子供時代に見たことのある懐かしさで涙が出てきます。
いい映画でした。

透明人間(2019年製作の映画)

4.1

ベタな設定をここまで面白くするとは!
本気で襲いかかってくるまでのタメが長くてずっとドキドキさせられたたまま絶望に突き落とされる展開、めちゃくちゃ良かった。
反撃のパートもしっかり充実していたし、ラス
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.1

な〜んか序盤は演技も素人くさいし、笑いもよく分からんし退屈だなーなんて思っていたけど、気がついたらめちゃくちゃ心が燃え上がっていた。大炎上していた。
なんだこいつ嫌なやつだなーって思っていた人もみんな
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.9

意義あり!!みたいな激しい法廷劇になると思ったらすごく地味な感じだったけど、予想もしない流れになって驚いた。
主人公と被害者の関係や、ドイツの法律の歴史など色々な要素がぎゅっと詰まっていたけど全然とっ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.7

全然展開が読めないし、フランスの闇の部分がこんなにも混沌としているなんてワクワクしながら見ていたら、後半一気にフランス版七日間戦争になってその激しさにワロタ。
含みあるラストが良かったっす。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.7

全編モノクロでサウンドにもこだわり尽くしたフィンチャー監督のすごさよ。
そしてゲイリーオールドマンの演技が凄すぎて市民ケーンを鑑賞済みならばすっと入って行くことができるはず。

ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

オーストリア最高峰のレースを女性騎手として初めて優勝したミシェル・ペインの物語。
ストーリーが分かりやすくテンポ良く進むのですごく見やすかった。
そして自然と馬の美しい画もよかったし、実際の映像を使っ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

これは大好きなウッディ・アレン作品!
ティモシーシャラメにピアノとタバコは相性良すぎてセクシー臨界点を迎えていたし
エルファニングは相変わらず奔放すぎる可愛さで最高でした。
日曜の夜にぼんやり見るのに
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荒野の誓い(2017年製作の映画)

3.8

いい意味で地味。
全てが遅過ぎて、もうどうしようないけど前向きに生きるしかないっていう大好物なテーマだった。
じっくりゆっくりと映画を見たい時におすすめの一本。
主役のクリスチャン・ベイルの演技は最高
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.7

暴力沙汰でプロバスケチームをクビになったコーチがひょんなことから障害者バスケチームのコーチになるお話。
めちゃくちゃベタストーリーだけど、無駄に凝った演出は必要ないと思えるほど笑えて泣けてあったかくて
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.7

手汗びちゃびちゃだよ!
975メートルの垂直の崖を、安全装備と命綱なしで登るイカれた男のドキュメンタリーです。
フリークライミングって命知らずが雑に登って行くものかと思っていたら、意外とちゃんと練習を
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

ただただダンスが好きで踊りたいから踊る。
それがそんなにも難しいことなのか?
好きなダンスも踊れないならそんなイデオロギーはいらないね。
めちゃくちゃハートに響いてガツンとぶん殴られたような衝撃だった
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デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ優秀な先生が独特の教育方針で無双するのかと思ったら、めちゃくちゃ普通の弱い人間だったしみんなぶっ壊れまくっていたけど、なんだか最後は少し勇気をもらえる内容だった。
コマ撮り映像とストーリー
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

草彅剛が完璧にトランスジェンダーの凪沙になっていた。
母性と哀しみと儚さと美しさ、全てをここまで表現できるのかと、最後まで引き摺り込まれるように見入ってしまった。

主役の女の子のバレエの美しさも本当
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

人生にはずっと続いてほしいくらいに晴れやかな時と、生きるのも辛いくらいに悲しい時があるけれどどちらも大事な思い出の一つなんだなと。

旬のキャスト達による最高の演技だったし、ストーリーも哀愁と暖かみが
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.7

幸せとはなんぞやがテーマの不倫のお話。
旦那さんがとにかくクソなんだけど、くもりなき眼でめちゃくちゃな幸福論を語ってドヤ顔しているのを見たら、自分の価値観が間違っているのではないかと思わされてしまうバ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

判事がめちゃくちゃ過ぎて検察側からすると逆にこいつが1番足を引っ張ってるんじゃないかとすら思った。
最後はスカッと気持ちよくまとめていいドラマでした。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.6

4時間は長げぇっ!と思ったけど意外とさらっと見れた。
フ・ボー監督、デビュー作にして遺作ということだったが、全てを見終わった後になんだか遺作になったというのを納得してしまった。
中国の片田舎、4人の暗
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ下品でイカれてピュアなラブコメディだった!
今強い女を演じさせたら1番のシャーリーズ・セロンだけど、こんなタイプのぶっ飛んだ強い女も演じれたとは。
最高でした。
本当に最後の大統領演説はめ
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ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

3.7

この時のリンジー・ローハンは天使だったなー
すごくいい表情するからちょくちょくある感動ポイントに全部引っかかってしまって泣いちゃった笑
ストーリーはあったかくてユーモアも沢山あってめちゃくちゃ良かった
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.9

ラザロという名前を聞いて調べると、聖書やユダヤ教を題材にしていたので小難しい映画になるんじゃないかと思ったけれど、前半はただただラザロのピュアライフに癒されまくり。
後半は、イタリア版山月記みたいにシ
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