とんちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

♨️銭湯ものにハズレ無し♨️
「湯を沸かすほどの熱い愛」
「メランコリック」
そしてこの作品、それぞれのテーマは違えどどちらも響いた。
銭湯愛はこちらの方が強いですね。

祖母が病気で長野県野尻湖にあ
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真実(2019年製作の映画)

3.6

監督脚本が是枝裕和。主演カトリーヌドヌーブ、ジュリエットビノシュ

女優ファビエンヌ(カトリーヌドヌーブ)が自伝本を出す事になり、娘リュミール一家(ジュリエットビノシュ、イーサンホーク)がニューヨーク
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.1

テイタムオニール×ライアンオニールの親子共演ペテン師ロードムービー
数ある親子共演の中ではジェーンフォンダ×ヘンリーフォンダ「黄昏」と匹敵する程の名作。
子供を使った詐欺ものではチャップリンの「キッド
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.9

フェリーニが、自身の作品の中で一番気に入っている作品。壮大なるカルトムービー。
「道」「カリビアの夜」「甘い生活」と次々と名作を世に送り出し次作を期待される中、フェリーニ自身がスランプに陥った当時の心
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

カリフォルニア州外れのゴーストタウン化した場所にあるモーテル「バグダッドカフェ」が舞台の心温まるコメディドラマ。

アメリカ旅行中のドイツ人夫婦が喧嘩中のピリピリムード。夫が運転するのは白のリンカーン
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(1960年製作の映画)

4.1

フランスの刑務所で実際に起きた脱獄劇を実行犯であるジョゼジョバンニが小説化。その小説を元にジャックベッケルが映画化。ベッケルの遺作にして最高傑作

当時の実行犯であるジャン=ケロディがロラン役で登場。
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聖なるもの(2017年製作の映画)

3.7

自主制作映画
監督自らカメラを持ち出演するモキュメンタリーな作品。
主人公の岩切一空は映像研究会サークルに在籍してから3年目。今だに1本も映画が撮れず、先輩からは辞めた方がいいと吐き捨てられる。

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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.8

リンカーンに乗っている弁護士だからといって、またテキトーな邦題付けるものだ。いえ原題の通りでした…珍しい

まずリンカーンと言えば思い浮かぶは次々と轢き殺していくホラーもの「ザ・カー」を思い出します。
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.0

ダラスバイヤーズを観て、むらむらさんのレビューを思い出しこの作品を続けて鑑賞。ダラスバイヤーズではHIVの治療薬の密輸でしたが、こちらは慢性骨髄性白血病(CML)のジェネリック薬を密輸。
同じく実話ベ
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

マシューマコノヒーの主演作は「インターステラ」以外殆ど観たこと無い。
それで今回このマコノヒー主演作をチョイス。
闘病実話モノにも関わらず「ダラスへようこそ」的なパッケージを見た限りでは全く闘病モノに
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

脚本が「マルコヴィッチの穴」のチャーリーカウフマン。
主人公ジョエル役をジムキャリー
相手のクレメンタイン役をケイトウィンスレットが演じてます。

ジョエルとクレメンタインがモントークで出会う所から始
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.1

クシシュトフ・キェシロフスキによるトリコロール🇫🇷トリロジー
今回3作目である「赤の愛」はテーマが「博愛」らしいけど、前2作が良かっただけにどの様に描かれているか楽しみ。

【モデル&元判事】
イレー
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

「青の愛」に引き続き鑑賞

ポーランドの監督クシシュトフ・キェシロフスキによるトリコロールトリロジーの2作目。
前作は無くなった愛を引きずりながら生きていく女性を描いていましたが、今回は愛する女性に棄
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.0

ポーランドの監督クシシュトフ・キェシロフスキによるトリコロールトリロジーの1作目。
主人公のジュリー役を演じるのはジュリエットビノシュ

ジュリーは事故で夫と娘を亡くし余りの悲しみから自らも命を断とう
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世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.5

エドガーアランポーの同名小説を元にフランスの名匠ヴァディム、ルイマル、フェリーニらが送る3話オムニバス。

キャストも豪華です。
ジェーンフォンダ&ピーターフォンダ
アランドロン、ブリジッドバルドー
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.9

フォロワーの方が気になったのを気になって観た作品。
パッケージのライアンゴズリングの表情も気に入った一つ。

ライアン演じるラースは兄夫婦と同じ敷地内で暮らすも離れたガレージで生活。
兄嫁が一緒に食事
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.5

エドガーライト×サイモンペッグ、コルネット3部作の第三弾
仲間5人が高校卒業時に果たせなかったパブ12軒周る「ゴールデンマイル」制覇を約20年ぶりに果たそうするお話。

要するにただ🍺を飲むだけだろ笑
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

エドガーライト×サイモンペッグによるコルネット3部作の第二弾は警察もの。

主演のサイモンペッグは珍しく髭を剃っている。その見た感じがひと回り小さくなったデヴィッドモースか
ショーンオブザとは一転、今
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

エドガーライト×サイモンペッグのコルネット3部作の1作目。エドガーとサイモンを世に知らしめた代表作。
ちなみにコルネットとは劇中にちょくちょく出てくるジャイアントコーンの様なアイスです。
と、思ってい
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

3.3

ロバートデニーロが70歳、シルヴェスタースタローンが67歳の老齢でボクシング対決
というかなり無茶な設定。
キムベイシンガー60歳も登場。彼女はスタローン演じるレーザーの元恋人役ですがデニーロ演じるキ
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次は何に生まれましょうか(2019年製作の映画)

3.8

子供(小学生2年位女の子)ミユがいつも宿題を忘れ居眠りをする為学校から呼び出されたシングルマザーのサトミ
母親は決して子供の事は嫌いでは無い
むしろ愛しているのに強く叱ってしまう。
わからない子供は萎
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

夜の大きな倉庫で、フォークリフトのみが静かに流れていく。
流れる曲は「美しく青きドナウ」
ドナウ川を想像するよりも「2001年宇宙の旅」を回想の厳かなオープニング

舞台は旧東ドイツ領域にあるコストコ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

アマプラ、ネフリ、UNEXT全て現在トップになっているこの作品。
ずっと気になっていたので鑑賞

主人公のティム(ドーナルグリーソン)は21歳になり父親から過去に戻れる能力がある事を知る。

彼が望ん
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジムジャームッシュ監督作品をまたまた続けて鑑賞。
今回はロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの各都市で繰り広げられるタクシーオムニバス。

ロサンゼルス
小さいウィノナライダーが電話帳
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

「ダウンバイロー」に続けてジムジャームッシュ作品を鑑賞。
タイトルはエルヴィスプレスリー曲「ミステリートレイン」から。
オープニングにも流れる軽快な曲です。
そして舞台はエルビスを輩出したメンフィス。
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ジムジャームッシュ初期代表作
「パーマネントバケイション」「ストレンジャーザンパラダイス」に引き続きジョンルーリー出演
同じく主演としてブルースシンガーのトムウェイツにイタリア名匠ロベルトベニーニも出
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.2

「走れ、絶望に追いつかれない速さで」での中川龍太郎×仲野太賀が良かったので鑑賞。

目の色が好きだったんだ
初めて会った時のユキさんの目、
半分ずつだった。

たい焼き屋で働く女性コヨミに恋愛感情を抱
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.6

大学サークルSF研究会に突然現れたタイムマシーンを元に繰り広げられるドタバタコメディ
監督は「踊る大捜査線」シリーズの本広克行。主演、瑛太、上野樹里

これって演劇だよね。
初めに思った印象がそれでし
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ルディ/涙のウイニング・ラン(1993年製作の映画)

3.8

子供の頃からの夢に向かって進む実話もの。

主人公ルディは小さい頃からノートルダム大学のアメフトチーム、Irishアイリッシュのファンでいつしか自分もそのチームに入りPLAYするのが夢だった。
しかし
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ヴィヴィアン・マイヤーを探して(2013年製作の映画)

3.9

「カメラを持ったメリーポピンズ」

このドキュメンタリーを製作したジョンマルーフが2007年冬にシカゴの競売で出品されていた3万枚ものの古いネガフィルムを落札したところから始まる。

マルーフは当時こ
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.8

メリル演じるドナの娘ソフィ(アマンダセイフライド)は生まれながらにして父親を知らない。そのソフィが母ドナの日記を見つけ、父親候補が3人いる事を知る。結婚式にソフィのエスコートをしてもらいたい為に父親候>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.4

先日観た「覇王別姫」で楚王の妻君である虞美人が自決した場所に咲いたと言われるのが虞美人草(グビジンソウ)
虞美人草はヒナゲシの別名です。
ヒナゲシは雛罌粟と書く、
今回の主人公の一人でもある港くんの苗
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.3

戦時下の京劇と聞くと梅蘭芳(メイランファン)の話なのかと思うけど、全く関係無い。
「覇王別姫」は司馬遷の『史記』から漢軍に包囲された後の楚王項羽(別名覇王)と虞美人と知られる虞姫の愛憎物語を描いた京劇
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

遅れまして、
新年あけましておめでとうございます。
今年の一発目は、正月だけど「ミッドサマー」
それもディレクターズカット版
尚、オリジナル版な未鑑賞。
オリジナル版のレビューではフォロワーさんの賛否
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

ボビーフィッシャーは1970年代にチェスの世界チャンプになったアメリカ人。
この時代、チェス界のチャンピオンは殆どがソ連から輩出。初めてアメリカ人がチャンピオンになったものだから国をあげての大騒ぎだっ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.2

TVシリーズ、旧劇場版、新劇の序、破は鑑賞済み
今回「シンエヴァ」目的でQを再鑑賞。

ミサトの変わりよう、リツコのベリーショート。シンジパパのサングラスが趣味悪い。
アスカが眼帯している理由を知りた
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