tontontonkatiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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心と体と(2017年製作の映画)

4.5

同じ夢を見るというファンタジーを描く映像と、屠殺工場のリアルな描写のギャップは、映画ならではという感じ。人工的な色のサラサラした感じの血でファンタジーとリアルを結びつけているような印象。主人公の男女と>>続きを読む

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

4.5

登場人物の設定がよい。事実とはかなり異なるらしいが、映画としてそれぞれのキャラクターが一つのまとまった作品をつくりあげている感じ。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.8

キューブリックが監督だったのか。衣装や音楽のこだわりように納得。
カネと人脈以外の尊厳さが微塵も感じられない登場人物たち。尊敬したいと思うような貴族が一人も登場しないのは、これもキューブリックならでは
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.9

なんと言ったらよいのか、今まで観たことのないタイプの作品。
他の表現方法に比べた映画ならではの良さを満喫できる。
デルトロのイマジネーションとそれを具体的な映像へと変換・実現する力に感服。各シーンの音
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.5

冒頭から置いてけぼりを食らい、作品に馴染めぬまま終了。前作をきちんと記憶していないと何だか訳がわからない感じ。
期待値が高すぎたのか、自分が少年の心を失ったのか?
何でもありみたいなストーリーに共感で
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

早春以上に「これが小津作品?」と驚く。が、列車、葬式、孤独な父親、クラス会等々、小津作品におなじみの要素はきっちり盛り込まれている。
とは言え、勝手に清々しい作品を期待していたので、こんなに暗くて重い
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.8

映画の脚本とはかくあるべき、という感じの作品。この展開は想像を遙かに超えていた。そこにいる人、いない人のつながりを深く考えさせられる。演じる役者もみなそれぞれ良い。
ラストのセリフもいい感じ。英語が話
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.8

スパイ映画のような緊張感があり、時間の長さを感じないストーリー展開。男性からも女性からも嫌われそうなキャラの主人公をだんだん応援してしまう自分がいる。

早春(1956年製作の映画)

4.3

カメラがゆっくり動いたり途中でキスシーンが出てきて、これって小津作品だよね?と驚く。セリフが他の作品に比べてやや説教くさい感じだが、浦辺粂子がとてもいい味出してるので満足。

ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

題名から、ほのぼのしたロードムービーかと思いきや、いきなり荘厳な音楽で始まり、ナチスが出てきてびっくり。
映像の感じはいかにも70年代らしいよい雰囲気。
ローレンスオリヴィエとグレゴリーペック、頑張っ
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シーンが切り替わる時の音楽が心地よい。物語は淡々と展開するのだが、やってることはかなり突飛。それをあんまり驚かずに受け入れるトマスの演技がよい。
トマスとバウラのシーンは要らないのでは?とも思ったが、
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帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

3.7

おバカすきる二人はやっぱり無敵。くだらなくてドキつ過ぎると思いつつも見事なストーリー展開には感服。

ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.9

主人公の不安定でウザい性格に途中で観るのをやめようかと思ったが、最後まで観てしまった。
ホロコーストという重たいテーマをこんな風に作品にまとめ上げるとは。
いろんなものを背負いながら懸命に生きる二人。
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ラスト・ブレス(2009年製作の映画)

3.8

絵の撮り方が新鮮に感じた。タテとヨコを気にしなかったり、敢えて被写体を直接撮らずに窓に映った絵で見せたり。
予想を超えた終盤の急展開も悪くない。

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.5

可もなく不可もなくという感じ。
どっちの国も似たような人たちがいる。

サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

4.0

旧ユーゴスラビアの民族対立を垣間見つつ、第一次世界大戦の発端となった暗殺事件の犯人を英雄視する意見もあるのか、と自分の無知を知る。
出てくる俳優たちの演技が自分の好みに合う。勉強にもなり、かつ観ていて
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告発のとき(2007年製作の映画)

4.5

思ってたのと大分違う物語だった。邦題がトンチンカンな感じ。
これが実話に基づく作品というのだから、現代の戦場とは本当に恐ろしい。真相がわかるにつれて、やるせない思いというか、喜びと楽しさ以外のいろんな
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.2

ジヤンヌモローを観ているだけで十分。あと10年、20年先の老いゆく自分を想像して憂鬱になるカララ夫人のけだるさが、若くて可愛らしいだけが取り柄の浅はかな花屋の娘との対比でより一層深くなる。どちらの女性>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.6

観る前の期待が大きすぎたのだろうか。音声ガイドという仕事があり、それによって視覚障害者の人たちも映画を楽しんでいるということを知ったのはよかったのだが、セリフがわざとらしく感じてしまった。日本語のわか>>続きを読む

海は燃えている イタリア最南端の小さな島(2016年製作の映画)

3.9

淡々とした漁村の日常性と、難民とそれを救助する人たちの非日常性が同時並行で、だけど交じり合わずにすすんでいる。どちらにも関与している医師のシーンもあるが…。
少年の片目の回復は何かの暗示?
あと、全然
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笑う故郷(2016年製作の映画)

4.3

あるシーンやエピソードが、少し違った形でもう一度出てくるのだが、そのまとめ方がとても上手い。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.8

父親がウザい、ウザすぎて非常に居心地が悪くなる。だけど観続けてしまう。
トイレを貸してくれたり、卵の絵付けを教えてくれたり、損得・金銭がらみの取引でない、同じ物差しで測れないモノ・コトの贈与と返礼が人
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.9

なんだろうか、この作品は。こんな映画(映画といってよいのかよくわからない)観たことない新鮮さ。自然の風景、生き物、精霊?、室内の様子等々、全く関係のなさそうなシーンが、淡々と切り替わり、「それらがそこ>>続きを読む

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.6

ジェイソン・ボーンが何をしたいのかがよくわからない。でも、国家機関のトップはよからぬことを画策するものだ、という物語をこんな形で十分楽しめる作品にしちゃうアメリカという国は流石。

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

辰雄の腕の痛み、お前の気持ちひとつで消えるのに、とイライラして観ていたが、確かに傍から見たらなぜそこまで支配されてるの(支配されたがっているの)?とういことは、日常を見渡せば自分も含めてけっこうよくあ>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.3

失っても困らない(むしろ失った方が生きていく上で楽な)概念と、失ってしまうと困る概念とは?を問いかけられている感じ。それを宇宙人の地球侵略という突拍子もない題材で展開させているのが面白い。なので、CG>>続きを読む

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

3.8

ジャンヌ・モロー観てるだけで十分。音楽と教会の鐘の音が印象的。
最初と最後の語りは…キリスト教徒だったら解るのだろうか?

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.9

コヴェナントを観て、なるほどと納得。でもこれってエイリアンに先立つお話? デイヴィッドどこ行っちゃったの???

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.2

プロメテウスでデイヴィッドが知ってしまったことがこの結末とは…。エイリアンのグロさを超えるコワイ話。でも再放送したらもう一度観てしまいそう。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

真実追求よりも、大人の判断の方が丸く収まるということなのか?というモヤモヤ感を引き摺っている。そして、単なる映画の観客に過ぎす断片的でせいぜい数分間の演技を見ただけなのに、罰せられずに済んだ工場経営者>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.1

その選択はないだろうとはおもったが、子供への接し方は身につまされる感じ。でも、見終わった後は、安堵感というか、自己肯定感を得られた気がした。
真面目な顔つきになった時のリリーフランキーの台詞がよい。

複製された男(2013年製作の映画)

3.6

自分が一本の作品を観ているつもりで如何に観ていないかを気付かされた映画。もう一度観てみたい。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

スウェーデン版グラントリノという感じ。素直に楽しめた。絵本を読まされるシーンが微笑ましい。

ディーバ(1981年製作の映画)

5.0

この作品を公開当時に観なかったことを悔やんだ。