tontontonkatiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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女が眠る時(2016年製作の映画)

1.6

なんだかわからない作品。原作を読んでほしいために作られた映画?

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

フアンの仕草と振る舞いだけで引き込まれてしまった。大きな矛盾を抱えつつ売人を続けるフアン。登場時間は短いが、最後までその存在感が通奏低音のように流れてている感じ。
出てくる俳優が、学校の警備員とか含め
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.4

竹原ピストルが想っていたとおりのベタな演技なのだが、剛速球過ぎるのと、あーちゃんの演技だか素だかわからない振る舞いに惑わされ、何とも言えない微笑ましい気持ちになれる作品。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.9

主人公である弟よりも、その兄を描いた作品として観るべきなのかもしれない。なんでこんなに怒るのか?と不快感が先走ったが、弟不在の間に兄が我慢していたことが沢山あり過ぎて、弟がいるだけでその存在自体が許せ>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

本当のことを言えないのには、言えない理由がある、というか言ってしまうことによって自分がわすれていたいことをおもいださざるを得なくなるので言いたくない、という事情があるのかもしれない。それにしても想って>>続きを読む

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

4.0

同世代から見たら急進的、若い世代から見たら保守的と見られてしまう主人公。自由の獲得とは孤独になること?猫アレルギーだけど猫と暮らしていたときが、この映画の中では一番充実してたように思えた。

スモーク(1995年製作の映画)

4.3

気持ちが落ち込んだときに改めて観てみたい。
出てくる俳優陣も過剰な演技がなく(でも淡々としている訳でもない)、映像の雰囲気もなんだか懐かしい感じのする映画。

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

4.5

スペイン版の小津安二郎という感じか。好きな作品。終わり方もよい。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

ボケてしまったおじいさんの、ちょっとハラハラするけど最後はしみじみとするロードムービーかと思いきや…。
忘れてはいけないことをなかったことどころか自分に都合のよい物語に上書きすると恐ろしいことになると
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.7

好き嫌いがかなり別れそうだが、かなり自分好みの作品。
どんな価値観や生き方も受け容れてくれる雰囲気がよい。

アスファルト(1929年製作の映画)

4.8

何の気なしにWOWOWで録画したのを観たのだが、自分の好みにしっくりハマる作品。
アパートで一人だけ反対した住人に起きた出来事を天罰と蔑んで観ていたが、それはとても素敵なプレゼントだったのだ。
他の物
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

疑った人は後悔して自分自身に怒り、信じた人は裏切られて裏切った人間に怒る(もちろん裏切りを見抜けなかった自分自身にも)。観た後に見なければよかったと、何か違うものを期待していた自分に気付く。
咀嚼する
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フェンス(2016年製作の映画)

3.7

ストーリーも好みだし役者の演技はみな素晴らしく、英語がわかればもっと楽しめるのだと思う。
でも、たぶん舞台の演劇を観たときの面白さには及ばないような気がする。

われらが背きし者(2015年製作の映画)

4.3

予想以上に面白かった。かなりドキドキしながら観た。サスペンスの緊張感に対する自分のハードルはだいぶ低いようだ。
お人好しで運の良い大学教授の役がユアン・マクレガーにぴったりだったのも意外。
ロシアンマ
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

4.2

生と死の境界線が判然としなくなり、自分の状況認識に自信がなくなる感じ。辻褄を合わせようとする自分がつまらない人間に思える、不愉快ではあるが面白い。
ちょっとしたカットが後々意味を持つのだろうと思いきや
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羅生門(1950年製作の映画)

4.8

滝のような雨、野生動物の鳴き声とも思える笑い声など、これでもかと言うほどの過剰さが、雨上がりのラストを引き立てている。
三人三様の主観に脚色された物語からどう展開するのかと思ったら、良い意味で大きく予
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

思っていたよりも、ずっと面白かった。昔のゴジラのイメージをきちんと保ちつつ、現代の日本にうまく変化・進化させていると思う。
キャスティングもよいと思った。特に岡本喜八と野村萬斎は秀逸と思う。
台詞が早
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

4.3

年はとっているが、やんちゃなままの兄弟の物語。現代社会の大人たちにとっては、かなり傍迷惑な二人なのだが、あのように振る舞えることに羨ましさも感じる。
二人のコミュニケーション手段が面白い。

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.6

ドアのこちら側かあちら側かを意識させられる映画。
品評会の場面など楽しいのだが、戦意高揚映画であるが故に、それを台無しにしたドイツへの憎悪を煽っている感じ。きっとだれかが死んでしまうのだろうなと思って
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捜索者(1956年製作の映画)

4.3

壮大な西部の風景を観るためだけでも映画館で観てみたい。
各々の登場人物が、相手の嫌がることをしてしまうのには、それぞれに理由がある。善悪をスッバリと割り切れない感じもよい。

男性の好きなスポーツ(1964年製作の映画)

4.2

コミックかアニメのようなドタバタ作品。初めてのタイプ。ハプニングが起きるタイミングや物理的な角度を事前に何度も計算し、かつ試行錯誤したのではないだろうか。そんなつまらない憶測など吹っ飛ばすくらいにベタ>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見なければよかったという思いがある一方で、というかそれ以上というか、そんな思いなどどうでもよいのだと言うほどの一方的な不快な、猜疑心と嫉妬、そして失望と怒りを掻き立てるザワザワ感。
自分には、このよう
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裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

4.5

ロシアもこんな作品作れるんだ~、という自分の勝手な思い込みを良い意味で覆してくれた。
リリアを殺したのは誰か?自分の推理が自分の価値観を顕わにする。
あの風景、特に鯨の骨格を毎日見て暮らしていたら、相
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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.5

勝手に苦手意識を抱いていたヴィスコンティ作品だったが、これを観て他の作品も観たくなった。
自分勝手な間借り人たち、なかでもわがままし放題の夫人にはイライラしたが、この夫人なくしてはこの物語が始まらなか
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

4.8

ハラハラもするんたけど、コミカルにまとめていて、よくできてるな~と感心。
映画の観せ方を心得ているヒッチコックにまんまとはめられて、先回りできない。

チザム(1970年製作の映画)

2.8

ビリー・ザ・キッドってこういう時代の人間だったのだと初めて知った。
ストーリーは面白いのだが、なんとなく作り方が雑というか、いま一つ(多分、ヒチコックのファミリープロットを観た後だったのでよけいにそう
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.2

ブラッド・ピットとジョナ・ヒルに絡む旧体制オッサン、ジイサン連中がいい味出してる。
坊主頭のフィリップ・ホフマン・シーモアが新鮮だった。