トラえもんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

トラえもん

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ケープタウン(2013年製作の映画)

4.0

謹賀新年。
昨年最後に観た作品のレビューを今頃に。
2013年のフランス映画です。
バイオレンス度は映像的にかなり際どいっす。

舞台は南アフリカのケープタウン。心身ともにアパルトヘイトの傷を負う黒人
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ボーダー(2008年製作の映画)

3.7

2008年の米国作品です。
ロバート・デ・ニーロ氏とアル・パチーノ氏の2巨頭が共演
お互いが良き相棒と認める間柄の刑事。
とある事件を境に気づかない中での確執めいたものが。

両雄並び立たず、と「HE
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宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-(2020年製作の映画)

4.2

これまたちょっと前に鑑賞。
2202から3年後の「ヤマト」の世界を描いた作品です。
旧作「新たなる旅立ち」に、「永遠に」とテレビ版の「3」をちょい足しして、相当、練りに練り直した作品ですねww

基本
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.7

ちょっと前ですが、鑑賞。
司馬遼太郎氏作品の映画化。新選組副長、土方歳三の生涯です。
幕末の京都〜戊辰と忠義と生き様を賭けて戦った志士たちの話です。

土方歳三といえば写真が残っていますが、本作品で演
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.7

2021年の米国作品です。
個人的には久々のアンジェリーナ・ジョリー女史の作品でした。

2つの話が進行します。
一つは汚職を暴こうとし、命を狙われた父とその息子の逃避行劇。
一つは暗い過去を抱える女
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

村上春樹氏の短編小説を濱口竜介監督が映画化。ご存じだとは思いますが、今年のカンヌの脚本賞受賞作品です。

近くにいる人、その人が見せる姿は本当のその人なのか。
今を続けるために飲み込む言葉は未来を生み
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

2020年の米国作品です。。
のっけからアクセル全開で始まります。。
考える間もなく、というか、あれ?主役誰よ?こいつ?あっ、死んだ・・・。あれれ・・・という始まりです。。

高級市民の人間狩りを描く
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

4.0

というわで、「新劇場版」です。。
いや、難解、展開見事、“パーツ”の素晴らしさでした。。。
押井守監督、神山健治監督に続く黄瀬和哉監督作品です。。。

電脳世界の難しさを本作品でも余すところなく?
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攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT(2015年製作の映画)

3.9

攻殻機動隊「新劇場版」を見るにあたって、その前振りとなる本作品を。

9課設立前のお話ですが、草薙さんは「Ghost in the Shell」より“人間臭さが”がある気がしましたね。。。

メインス
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.0

大画面で鑑賞できる、と知って、早朝から映画館に。
1968年の作品。スクリーンでは初めてでしたので感動しました。
キューブリック監督の世界、というと偉そうですが、何か壮大な思考を見せつけられてるような
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

オーシャンズxxのオーシャンの妹が主人公の作品です。
2017年米国作品、妹のデイビーをサンドラ・ブロック女史が演じてます。

兄はホントに死んだの?はテーマではなく、神妙な顔立ちで仮釈放を勝ち取った
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.9

なかなかどーして、面白い作品でした。
2008年の米国作品。個人的に久々のスパイク・リー監督作品です。

冒頭から少々意味ありのセリフで始まりますが、、まぁ、それはさておき白昼大胆な銀行強盗勃発。なん
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.2

ガイ・リッチー監督の2作目の作品。
2000年の米国作品です。舞台はロンドン。
実はこの作品、お初。

86カラットのダイヤモンドを巡る狂騒曲、といった感じ。
裏ボクシングのプロモーターとして生きるタ
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「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択(2020年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリータッチに仕上がってました。
当然ですが、2199&2202がベースです。
特にびっくりするような追加シーンもなく、真田さんの解説を聞き入ってました。
本編終了後、2205の冒頭5分を上
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悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

3.8

自らが捕らえた死刑囚が執行間際に残した謎の言葉。

1997年の米国作品です。
謎を追い、やがて得体のしれない何かに追い詰められる刑事ホブスをデンゼル・ワシントン氏が演じています。

まぁ、ギャーっ!
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潜入者(2015年製作の映画)

3.8

2015年の英国作品です。
舞台はアメリカ・マイアミ。実話に基づく作品です。

1980年代、コカインで犯罪帝国を築いたコロンビアのメデジン・カルテルのボス、パブロ・エスコバルの組織に米国政府の潜入捜
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.2

面白かったです、これ。
最後まで、どーなる、どーなる、でこうなったかぁ、と。
2014年の、原作ジョン・ル・カレの英米独合作品です。

9.11以降の世界。世界中がイスラム過激派に神経をとがらせるなか
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.8

同じ時を別々の土地で生きるふたりのベロニカ。
1991年のフランス/ポーランドの作品です。

ポーランドの街で生きる声楽家のベロニカ(ポーランド語ではベロニク、となるんでしょうかね。)。
舞台に立った
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汚れた英雄(1982年製作の映画)

3.7

久々に観てみました。。。
最近は何となくコミカルなおっちゃんキャラの草刈正雄さんですが、やはりこの映画では超イケメン。。

映画自体は二輪のライダー北野の「生き様」的な映画です。
まぁ、「好色一代男」
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.8

こういった世情ですので、なにかスカッとするものを、と思ってましたが、なぜかギャング映画に。。。

2009年の作品です。
1930年代に実在したギャング(銀行強盗)、ジョン・デリンジャーの半生を、スー
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ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

3.9

まだまだ見ていない一般的に高評価な作品ってのが沢山あるんですが、今日はコーエン兄弟の作品、ミラーズクロッシングを。

禁酒法時代のギャング抗争の作品です。
主人公のトム。博打好きな彼ですが、町の顔役ギ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

新劇場3部作の復習もやって、満を持して鑑賞しました。
作品を見終わった後、これはディテールまで設定を考えるべきか?
それとも細かなところまで理解できんが、全体感で楽しめば良いのか?
と感じまして。。と
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.7

そうですね。。。こう、ストーリーにもう少し何かを加えるともっと面白くなるのではないか、そんな風に思った作品でした。

G8蔵相会議の直前、参加者のIMF理事が謎の死を遂げます。
この理事に呼ばれていた
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.8

ちょっと前に「青」を再鑑賞したので、今回は「白」を、、と。
ラスト。これは愛なのか、復讐なのか。。
今回も、うーん、でした。

妻から三下り半を突き付けられたポーランド人理髪師。
あてどなく彷徨ううち
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

良い作品でした。
くどくなく、入れ込みすぎず。

1987年のドイツの作品です。
乾燥しきった町でモーテルとカフェを営む黒人女性のブレンダ。
その「バクダッド・カフェ」にある日、一人のドイツ人女性が訪
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.9

なかなか見応えがありました。。
事実を求め、奮闘するジャーナリストのお話です。
英国・ウクライナ・ポーランドの合作です。

1930年代の大恐慌、各国が経済困窮で苦しむなか、当時のソビエトのみが自国の
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.8

主は「母」なのか「女」なのか。。。
そっか「母」って、、、
と思った作品

メキシコの作品です。
17歳で妊娠したバレリアのもとに母であるアブリルがやってきます。
バレリアの娘、「孫」であるカレンを溺
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大脱出(2013年製作の映画)

3.7

2大アクションスターの共演。
ということで、深く考えずに観ていましたが、結構、科学的な面もありなかなでした。。

刑務所に囚人として潜入し脱獄をするプロ。脱獄することで刑務所の盲点を指摘するセキュリテ
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ペット(2016年製作の映画)

3.7

なんかいつもと違うものを、と思い、amazonの中をウロウロしてこれに。
いやはや、ペットと言うからワンさん、ニャーさんだけかと思いきや、ワニに蛇に猛禽類にと。ワルなウサギに相棒のブーさんも出てきて、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

観ました、TENET。
今回はさらに凄かったですねぇ。。。
まぁ、難解であることに変わりはなかったです。

頭を整理して観ていかないとよく分からなくなりますが、整理する暇を与えないスピード感です。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.7

フィンセント・ファン・ゴッホの晩年(といっても史実的には30代ですか。。)を描いた作品です。

人が見えないものを見ているゴッホの“視線”を、演じるウィレム・デフォー氏が見事に表現していたなぁ、と。
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

赤コーナー、、、ピーナッツ・バター・ファルコ~ン!!

レスラーになることを夢見るダウン症の青年ザック。
兄を失い孤独な“元”漁師タイラー。
漁の成果を横取りし、挙句の果てに仲間の漁具を焼きはらって追
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.0

この作品、「コメディ」とジャンルされてますが、作品の背景にある現実を考えるとそうとも言い切れないなぁ、とは思いつつ、、、それでもヒューマンドラマとしてかなり面白かったです。楽しめました。ぜひ。

イス
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バイス(2018年製作の映画)

3.7

ディック・チェイニー。
9.11からイラク戦争へと続く時代のアメリカを象徴する政治家を主人公にした映画です。
クリスチャン・ベール氏が本人そっくりに好演です。。

大統領を操縦する副大統領(VICE)
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.7

いやぁ、凄かった。。。
ジェニファ・ロペスおねーさんの迫力。。
変な意味ではなく、ボディに圧倒されました。
姉御肌、ってのはこの人のためにあるような。。。

夜の世界、金と欲、色渦巻く世界。
ネオンと
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真実(2019年製作の映画)

3.7

SF作品が続いたので、ちと毛色の違う作品を、と。
カトリーヌ・ドヌーブ女史(母)とジュリエット・ビノシュ女史(娘)の両巨頭を是枝監督がどう撮るのか?なーんて偉そうな目線で気になっていました。

母と娘
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