春とヒコーキ土岡哲朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

春とヒコーキ土岡哲朗

春とヒコーキ土岡哲朗

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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

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帰ってきた男・ケンヂ=自分が起こした戦い、生み出した怪物を鎮めなければいけない。戦い続けた男・オッチョ=いつか世界が救われることを信じて、食らいつき続けた。隠し続けた男・ヨシツネ=自分にはもう何も変え>>続きを読む

20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

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キャラが多くてゴチャってるけど、サダキヨとヤマネを立てている。ケンヂ不在の中それぞれの戦いを続ける仲間たち。最後のオッチョとともだちの対峙シーン、オッチョが取り乱す。「お前は一体誰だぁ!」。その不安感>>続きを読む

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

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現代をなんとなく生きるダメな大人が立ち上がる。
はっきり言えばずっと予兆の映画で、何も起こらない章。でも、血の大晦日はやはり面白いし、ロボットに乗ったケンヂと偽太陽の塔に乗った“ともだち”の対面シーン
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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

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人気シリーズです、って感じでやりきった。
キョンキョンや小栗さんのキャラも良いし、青島とそこの衝突は良かった。けど、今までのメインキャラであるすみれ、真下、室井が彩り程度の扱いなのが悲しい。青島のまっ
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ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

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ゲイリー・オールドマンの悪役っぷりを見たくて鑑賞。世界を手に入れたい暴君でありながら、一人の女性を手に入れたい、甘えとも取れるが綺麗な部分も兼ね備えている。

ダークナイト(2008年製作の映画)

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現代世界でマッドなキャラが織りなす善悪論。

三者三様なキャラがたまらん。

バットマン=本当に平和を守るためには、秩序を守ることはできない、市民の英雄ではいられない。しかし、堕落しないことを胸に誓う
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ファンタスティポ(2004年製作の映画)

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エンドロールが一番楽しい映画。オースティン・パワーズみたいな宝田明に、エンターティナー精神が溢れててかっこいいとか思う間もなくただ嬉しくなる。
キャッチコピー通り、分かりづらいだいぶシュールな映画。
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

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バットマン誕生をしっかりと描いた作品。最初からヒーローだったわけじゃない。悲劇を乗り越えるために時間も要したし、悪に傾きそうになることもあった。でも、愛する街を守ると決意した時、理不尽と戦う覚悟を決め>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

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何より、映像が綺麗!木村佳乃の狂気と岡田将生の熱血教師からまわり感が絶品。狂った人間たちではあるが、その感情の経緯が分かりやすい。原作はもともと初め、最初の松たか子のしゃべりを描いた第一章だけで完結し>>続きを読む

シン・シティ(2005年製作の映画)

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お洒落で静かなバイオレンスを極めてる。
汚職だらけの街で正義を貫き、理不尽な目に合っても少女を守り続けるブルース・ウィリス。醜い自分を頼ってくれた女のために、ほぼ無関係な戦いに挑むミッキー・ローク。恋
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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オードリーがかっこいいけど。外国人が演じる日本人キャラクターが、やかましくて仕方ない……。オードリー演じる主人公が、男に頼らずに生きる女性だけど、好きな男に守ってほしい気持ちもあるっていう面はしっかり>>続きを読む

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

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ストーリーもキャラも特に印象に残らない……。ティム・バートンの2作に比べて世界観が現実的なのに、Mr.フリーズの見た目がマンガ的すぎた。

バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

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ジム・キャリーの一人勝ち。
でも、ジム・キャリーのリドラーがホントにはまり役。上司を殺しておいて嘆くフリをするのも、クサイ芝居ではあるが、そのコミカルさが良い。自分が天才だと認めさせたくて愉快犯として
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

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バートンの「異形への愛」ってこれのことか。
ペンギンの、哀れな人生を送ってきた復讐をしたい気持ちが、ほんの少しではあるが同情の余地があるところが絶妙。キャットウーマンは、理性を無くし狂った人物になった
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バットマン(1989年製作の映画)

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世界観も面白いけど、ジョーカーのインパクト一本で行き切っている。
バットマンの、優しさ金持ちプレイボーイ感は簡潔に描かれている。
『ダークナイト』のジョーカーは「混沌の配達人」を名乗っていたが、こちら
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コラテラル(2004年製作の映画)

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ロボットのように冷酷にターゲットを追い続けるトム・クルーズ。惨事を避けようとしたり、見栄を張ったり、人間味あふれるジェイミー・フォックス。次々と進んでいく殺人に巻き込まれ、逃げようとしても阻まれ続ける>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジム・キャリーが、全力で応援したくなる主人公を好演。おおまかな設定も、細かい演出も面白い。違和感を感じ始めるトゥルーマンが、必死に本当の人生を生きようとするが、なかなか抜け出せない。次々に仕掛けが用意>>続きを読む

ドミノ(2005年製作の映画)

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最初は面白かったけど、途中でストーリーも理解しづらくなってしまい、どんでん返しされても、元々の土俵についていけない……という状態になってしまった。映像自体が動きが激しいうえにバイオレンスで、酔ってしま>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

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チャーミングで楽しく、少し切ない。
納得だよ、この映画とオードリーが語り継がれていることが。王女としての仕事の繰り返しから逃げ出したヒロインが、世間のにぎやかさを知り、恋を知る。夜には帰らないといけな
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

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復活を願う人々の優しいドタバタ喜劇。
クライマックスの演奏で一気に盛り上がる。ただ頑張って楽器演奏をやるのでなく、30年という時間を取り返さなければいけない大人たちの人生が詰まっている。ラストは、サプ
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人から思いを託される勇者の成長譚。

キャラクターが多いけど、全部描き切れている。
野原一家、カスカベ防衛隊、さらには仲間が3人とユウマくんと姫と宮廷画家と防衛大臣。登場人物はかなり多い。でも、ごちゃ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

バスのシーンはMCU史上最もリアリティのある肉弾戦。

ナイスなキャラクター。ケイティが良かった。
こんな「女友達」なキャラクターは映画で見たことないんじゃないか。ロマンスが描かれない仲間としてのヒロ
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

走る姿で、ぶつかることで全部の回答をするのが熱い。


進学校の天カス学園に体験入学に来たしんのすけたちが、学園のルールとそれを遵守する風間くん、それを窮屈に感じる他のみんなで溝が生じていく。
みさえ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

約束さえあれば、自分の情熱に意味があると信じられる。


「好き」を貫く青春。
ぱっと見地味でも、自分の好きを貫き、時代劇映画を完成に持っていくハダシたち。落ちこぼれと変人が集まってチームになるみんな
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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間違ってやってきたことを、やめる決断の重み。

お堅いけど引き込まれる。
モノクロで2時間半もある戦争にまつわる映画で、こんなに難しいと思わずに観られるとは。理由は、とにかく面白いから。
常に「一刻も
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空白(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間は他人と自分の空白を、エゴでしか埋められない。

誰かが死んでなお、人はエゴでしか動けない。
言い分はどうあれ、最初に謝らないスーパーの店長・青柳に腹が立った。葬式に現れて、店の苦労の話だけをして
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クルエラ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の悪を輝かせる背徳感が気持ちいい。

ディズニー版『ジョーカー』。
別に元ネタの映画とつなげるわけじゃなく、悪役の過去の物語をオリジナルで作るのが、『ジョーカー』と一緒。経済的弱者VS強者という形
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

砂や運命には抗えない中で、悪に抗い自分らしく生きる。

要素をそぎ落とすことで濃縮した映像世界。
砂という恐ろしい自然を思い知らされる。阿部公房の「砂の女」を読んだときも思ったが、砂は水のように自由に
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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暴れた父、暴れた前作『シャイニング』と向き合う息子。

あのホテルのトラウマを克服せよ。
『シャイニング』の続編だけど話の進み方は全然違って、筒井康隆の七瀬シリーズのよう。『シャイニング』と違う話だけ
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分がもっとファンなら理解できてめっちゃ面白かったはず……

難しくて分からなかったところがある。
翔子がデートの誘いの時点で自分が選ばれないことを見越して誘っていて、咲太が事故に合わないようにした云
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

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不思議な怖さを、現実的な種明かしでより怖く。

映像がカッコいい。
最初、研究所を海から見せるのがカッコいい。
主人公が、殺人鬼の犯行現場を見せられるときの、空間がただれて別の空間になる描写も目立つ。
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エターナルズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

魅力的なキャラクターと10人も出会わせてくれた。

かつての仲間が再集結するモノ。
かつて一緒にいた仲間を再集結させるドラマは面白い。最初から仲間集めする話との違いは、既に関係性ができあがっているのと
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

信じてくれて進ませてくれる人がいることに感謝。

自信を持つことの大切さ。
ヘタレな主人公が、魔法の才能があるにも関わらず、自分にはそんな大それたことはできないと怯えている。それを、夢見がちなお兄ちゃ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分を作ってくれた人に感謝を込めて、歯向かう。

「芸人だよ、バカ野郎」。
しゃべっていてネタを聞かないショーパブの客に、「黙って聞いてろ馬鹿野郎。こっちは漫才やってんだよ」と怒るたけし。客に「何なん
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

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ないものねだりせず、あるものかまし。

持たざる者。
みんな魔法が使える家族の中で、1人だけ凡人のミラベル。比べられる劣等感、完璧な姉との不仲など、魔法というファンタジーな設定を使いながら日常のコンプ
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大人でも、信じることをやめなければ夢は「実在」する。

大人が子供のテンションではしゃぐストレートなおかしさ。
主人公バディが30歳でありながらエルフの生活しか知らないため、人間社会で明るく非常識。3
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