Aさんの映画レビュー・感想・評価

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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

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アンソニーヒギンズ〜❤️‍🩹みたいなノリで観た。『コックと〜』でも抑圧された女性の話だなと思ったんだけどそういう作風なのか??? ただし抑圧から解放される手段は秘められた暴力、みたいなそういう。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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なぜトランスジェンダーが死ななければならないのか?ということをずっと考えていた。自分が思ってる以上にマイノリティが死んで他の人に気づきを与えるフィクションに飽き飽きしていて、「マイノリティの不幸な死」>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予告で観ようと思った作品。いい映画だった。そして旧作5作1,000円でレンタルして見ていた「あのころの邦画」の質感でもあったことがうれしいしわたしにとっての希望だと思った。細かいところで突っ込みどころ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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そもそよまったく観る予定がなくて、封切りからこれだけ経っても「ネタバレなし」で観ることができたわけですが、宣伝方法の話はどうでもいいんです。
もちろん宮崎駿の自伝的な要素もあるだろうとは思うけど、われ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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記録するのをすっかり忘れていた。いろいろ思うことが多い。注釈の必要な作品であることを再認識した。観終わったあとに友人といろいろ話をできたのがよかったと思う。

(1963年製作の映画)

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前情報なしに見たらスリラーでびっくりした。現実になくはなさそうかも?と思わせるタイプの嫌さ。「鳥」になにかのメタファーを読ませる作品だと思うのだけど人によって読むものが違いそうだなーと思った。

マトリックス(1999年製作の映画)

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ちょいちょい大味なところはあるのとどうしてもいま見ると陰謀論との相性の良さなど考えてしまうけど面白い。キアヌかわいい。モーフィアスとタンクとエージェントスミスが好き。

(2023年製作の映画)

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たけしの作品を観るたびにたけし自身のことが不思議になるのであった。
これまでの作品でも「ホモソーシャルの中に潜むホモセクシュアルな欲望/まなざし」に自覚的なんだろうと思っていたけれど、今作はもろにそれ
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OUT(2023年製作の映画)

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千葉県民なのでMAX COFFEEが飲みたくなって買いました。水上恒司が自分の中でのイメージとはビジュアル面から大きく異なる役柄を演じていてびっくりしたけど、さすがにお肌がつやつやだった。いい役だけど>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とても切実で誠実な映画だったと思う。
相手の出自や性別やその他もろもろにかかわらず、相手をきちんと人として扱うこと、という話をしていた。
もちろん、哭倉村という「ムラ」でのエピソードではあるけれど、そ
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

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フランシスの手際の悪さったらない。まさに水の泡。個人的にプールというものに対して虚飾とかむなしさの印象があるなと思った。

ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌(2022年製作の映画)

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ラボエームを見るいい機会くらいの気持ちで観に行ったけど映画としていまいちだったのでよくない選択だったかも。「ミュージカル」として宣伝されてるけど曲はオペラだし勘違いする人もいるのでは? 個人的にオペラ>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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せっかく映画館でかかってるということで、家じゃなかなか見られないかなと思って観てきた。光と影をこんなに効果的に使えるものなのかと思う。『獨立時代』でも思ったことだけど、時代背景への理解が不足していて、>>続きを読む

極道の妻たち(1986年製作の映画)

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かたせ梨乃のヌードと濡れ場を撮りたいという制作側の思惑がよくよく伝わってくるのがうっすらキモいなと思った。録画してあるから一応シリーズは見ようと思うけど、正直期待ほどじゃなかった。加賀まりこが出てくる>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

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自分含め日本人には「皇后エリザベート」のイメージが良くも悪くも定着しすぎているというのもあると思うけど、ポスターから連想する作品とはちょっとずれてる、という感想なんだけど、あえてなのか?

ミュージカ
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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まだ自分の感覚を言葉にできていないけどすごくよかった。言葉が見つかったら感想を書く。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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描こうとしているテーマ(移民の受ける差別や二世としてのジレンマ)はすごくよく描かれていていいなと思ったけど、そこと、異性愛中心に回ってる世界との差がすごくないか?とまず思った。鑑賞中には完全に見逃しと>>続きを読む

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

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「英国式庭園殺人事件」が見たかったんだけど手軽に見られるグリーナウェイ作品ということでまずこれから。過剰なまでに描かれる悪や欲望を美しい画と荘厳な音楽で縁取る作品。まあ理不尽な暴力がめっちゃ出てくるか>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

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写真家の愛とかどうのこうのの話かと思いきやサスペンス、かと思いきやそうではない。サスペンスか……?と思ってる間は無駄にひやひやしてしまった。現実と空想は入り混じり、ないはずのテニスボールの音が聞こえ
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3-4x10月(1990年製作の映画)

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都合が良すぎることが起こるなと思っていたら夢(妄想)オチなのか。まあ全体的にむちゃくちゃだからな……。女性の扱いが酷いのもそうだし。あれとかあれで笑ってた観客は女性嫌悪と同性愛嫌悪だからな……と思いま>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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ようやく見れた。女性(妹)の役割について言いたいことはもちろんあるんだけど40年ほど前のヤクザ(主人公は警察側だが)映画なので割愛。

なにより清弘(白竜)に心を持っていかれてしまった。あと見張りしな
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

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そもそもBR法の成立自体が国家がこどもを保護しようとしていない・かつ優生思想に基づいた法律なのだが、それを生徒たちへの憎しみと家庭生活への不満という私的な理由で利用したキタノはさらによくないだろうと思>>続きを読む

I’M FLASH!(2012年製作の映画)

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結局豊田利晃の映画って落ち着くなと思った。撮りたい画がちゃんとあって入ってほしいところに入ってほしい音楽がくるとこがいいのかなー。あと音がいい。たばこで髑髏を描くのとかめちゃくちゃ「ぽい」なと思う。妙>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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ジャームッシュ2本目。卒業制作で作ったのかー。
ベトナム戦争の惨禍が生々しく残っているニューヨークの街が舞台で、(それを抜きにしても作品のテーマは伝わってくるのだけど)そのへんの背景に関する知識が自分
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

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モッズの背景に興味があったから、歴史を眺めるように見てたところはある。モッズとロッカーの対立構造とか親世代からはどう見られてたのかとか。本当にジインズを濡らしてぴたぴたにするんやねー!とか思いながら見>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自然と爆泣きしてしまっていた。
ヤスミンがバグダッドに滞在したのはヤスミンに行き場がないというのがきっかけだけど、自分と同じように疲れ切って涙を流していたブレンダを見過ごして去ることができなかった、と
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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個人的に脱獄ものというとナインソウルズなせいでこの後悲劇が……!?と思ったけどそういう話ではない。脱獄ものとはいえ緊張感とか悲劇的なにおいは(3人のうち2人が無実なのに)特になくゆるい感じで話が進んで>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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今年観た中で一番よかった。鬱傾向のある人はくらっちゃうと思うけど、逆にまったく傾向のない人は描写の意図がわからない……かもしれない。どうだろう。
わたしはあのバカンス自体がカラムからソフィへの愛情とい
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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会話劇も好きだしテーマも合いそうだと思ってかなり期待してたんだけど、(期待してたからというのもあれど)全然乗れなかった。信仰と共同体が基盤にある話だともうわたしにはしんどいのかもしれない。彼女たちが歌>>続きを読む

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

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職人のハリム・店を切り盛りする妻のミナ・見習いのユーセフの3人の関係が、まるでカフタンの仕立てのように、静かに丁寧に紡がれていく作品。台詞は少ないが、視線や手触りや息づかいといった感覚によって雄弁に語>>続きを読む

ゴールド・ディガース(1933年製作の映画)

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不況でなかなか興行が打てなくなり職を失うショウガールたちと、出所不明の出資金を提供する作曲家の青年のロマンスコメディ。ブラッドの正体はなんとなく想像がつくしストーリーとして捻りがあるというわけではない>>続きを読む

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