黒猫式さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

黒猫式

黒猫式

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

完走お疲れ様でした、という感想。
ディズニー帝国に侵略されたSWの一番の収穫は「ローグワン」だったかな?と思ってしまうのがちょっと残念。
ともあれ、やっぱりXウィングが持ち上がったり、二重太陽の夕陽と
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.8

かつて害獣であったドラゴンと一人の少年のユウジョウ!の進化が問われる完結編。言葉を解さない種族との共存共栄に一つの道を示す。ペット化したドラゴンとの関係を一歩進めたと感じるのか、やはり異種族とはわかり>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

テアトル新宿で立見で号泣してから約3年。
あれから追加された更にいくつもの「片隅」達に驚く程に深みが増している。
この作品を新作とするか完全版とするかは賛否両論有るかもしれませんが、全編観た後の想像以
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<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事(2019年製作の映画)

4.5

「この世界の片隅に」から「さらにいくつもの片隅に」へと繋ぐドキュメンタリー。
監督の「更にその次」というのもちょっとだけ垣間見えます♪

「もののけ姫はこうして生まれた」のような狂気を感じる制作過程の
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

5.0

台湾初のオリジナル長編アニメーション映画は、色々と突き刺さる事が多くてグッと来る女性の個人史の振り返りと共に浮かび上がる「台湾」の近現代史をも疑似体験出来る素敵な作品でした♪

ほぼ同世代の監督さんの
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ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)

5.0

新文芸坐、加藤泰監督特集。
ラグビーW杯での鼓童との共演にグッときてしまった鬼太鼓座のかつての勇姿を題材に加藤監督の小宇宙が爆発しているドラッグムービー♪
大太鼓での超ローアングルとか桜変奏曲でのうな
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銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第3章(2019年製作の映画)

4.8

ウソみたいだろ、まだ原作2巻の話なんだぜ、これで。

ノイエ銀英伝もようやく前半の山場に差し掛かりました。
星乱になってOPが替わらないんだ?と最初は思いましたが、スクリーンで寄り添って飛翔するブリュ
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.5

アナ雪2に刺激されて久しぶりにNETFLIXで鑑賞。
最後のライブシーンに持っていく盛り上げ方が絶妙で、ミーナの歌でねじ伏せる感じも絶品♪
ディズニーとは違う在り方の(強いて言えばバーレスクみたいな)
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

DOLBY CINEMA上映にて鑑賞。
オラフによる30秒でわかる前回のアナ雪!やクリストフのQUEEN風MV等ツボに入るネタもあるが、前作でも暴走気味で不安定だったが必死で(自己を抑圧して)日常を守
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

4.5

ジェラルドバトラーの個人的には当り役だと思っているマイク・バニングシリーズの新作来ました。
前作の英国出張編に比べると飛び交う銃弾の量は控え目かな?と思わせて、来ました新キャラ!ニック・ノルティ演じる
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影踏み(2019年製作の映画)

4.0

違法になっても、やっぱり2人乗りの自転車は絵になりますね♪

若干トリッキーな双子による双子の為の苦しみと浄化を描いた作品。
「月とキャベツ」好きには嬉しい篠原監督と山崎まさよしコンビの帰還ですが、思
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宇宙戦争 ファイナルインパクト(2012年製作の映画)

1.0

異星人侵略下の世界をサバイバルする様子を自撮りで記録していく女性のお話。
ファイナルインパクトというサブタイトルに釣られた地雷。
どんなに喉が渇いても絶対に漂白剤を飲んではいけないという教訓だけはトラ
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宇宙戦争: ゴライアス(2012年製作の映画)

5.0

映画版ではなく原作の19世紀に1度侵略を受けたその後の世界の対火星人戦記もの的なマレーシア産アニメ映画。
火星人の遺棄した兵器技術を流用したレトロフューチャー感溢れる世界観や主力兵器であるダグラムのク
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.0

1953年版から続けて観ると、スピルバーグがやりたかったことがよくわかる。
火星人の乗り物が原作準拠の三脚ロボット(トライポッド)になりガンガン破壊と食事を繰り広げていく一方、ダメ親父的な主人公はロマ
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宇宙戦争(1953年製作の映画)

4.0

1953年の「宇宙戦争」原作は1893年発表で大英帝国対タコ星人でしたが、こちらはWW2後の米国が舞台。
戦後まもなくということで米軍の戦闘シーンは実録映像ぽい感じもあり、 例の核を使う場面では幻の試
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

5.0

2008年のインドで発生し400近くの死傷者を出した同時多発テロを題材にした映画。ちなみにこの事件で日本人も死者1名負傷者1名出ていますが、恐らく記憶しているのは関係者のみでしょう。
この映画の恐ろし
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

5.0

特別招待上映@東京国際映画祭にて鑑賞。
もうね、またギドラを召喚しそうな櫻井孝弘が演じる堀木の愛ゆえの闇堕ちが良いのです♪
「シドニアの騎士」「BLAME」を映像化してきたポリゴンピクチュアズらしく東
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

ロシア発超エンタメ戦車戦特化型独ソ戦映画をシネマシティの爆音で堪能♪
これは実に良いロシアです!
バーフバリのVFXチームが参加しているらしく、飛び交う砲弾のスロー&ズーム演出が実にクドイ♪(でも大好
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銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第2章(2019年製作の映画)

4.5

RGB4Kレーザー・LIVEサウンド上映にて鑑賞。
「ラインハルト様に早く会いたい」言い過ぎのキルヒアイス。その時に向けてのカウントダウンが着々と進む回。
そしてスタジアムの虐殺におけるクリスチアン大
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BLACKFOX: Age of the Ninja(2019年製作の映画)

4.0

アニメ版先行。実写版はまさかの御先祖様のお話ですが、サイキック少女と鬼畜親父のコンビもそのまま時代劇世界に移行しているために、謎のエレキテル拷問プレイが爆誕w(あと三つのしもべのうち一匹だけ登場してま>>続きを読む

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.0

世界一のバンドを目指したマンチェスターの最強太眉兄弟と公共団地の仲間達の大冒険の記録、そしてクソ親父から逃れて女手一つで悪タレ兄弟を育て上げたギャラガー母に最敬礼を!
「YESTERDAY」の主人公と
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.8

ダニー・ボイル&リチャード・カーティスが作り上げたビートルズがいない世界に満ち溢れるビートルズへの愛を堪能♪
ビートルズの喪失が生む1人の存在の可能性というアイデアにボロ泣きしてしまった。
最近だとタ
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BLACKFOX(2019年製作の映画)

4.0

忍者とメカと美少女をアメコミ風にまとめてみましたという実写と並行した謎企画。
冒頭の追いかけっこで上がったテンションは飛田さんの圧倒的ゲス演技が出るまで上がらなかったが、とにかく良く動く、動く!
ただ
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

ガンカタに並ぶ新ムーブ「AIカンフー(仮)」にしびれました♪
動きでみせる非人間感という意味ではロボコップ的ですが、自分の意思と関係無く操られる(主導権が移行する)感じが人形っぽくてイノセンスの義体の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

狂っているのは俺か、世界か?
ありとあらゆるストレスを受け妄想の世界すら安定しないアーサーと観客にとってはジョーカー誕生が救済のようで、暴動シーンは祝祭の如し。

ラストの追いかけっこがコントチックで
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.8

あいみょんを凌駕するガンダーラ!
リズム隊だけで演奏するシーンが最高です♪

封印されたギターの妖精的なしんのに31才慎之介が煽られる部分がグッとくる。
過去と未来の自分の対話って「HELLO WO
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イカロス(2017年製作の映画)

5.0

アマチュアの自転車競技者である監督がランス・アームストロングらの事例から自らを被験体としてドーピングを実施して競技結果と大会でのドーピング検査をパス出来るかを実証する中で、ロシアの陽気な犬好きドーピン>>続きを読む

ドーンウォール(2017年製作の映画)

4.5

ヨセミテ国立公園、エル・キャピタンの未開拓ルートに挑むドキュメンタリー。
半ばトミー・コールドウェルの半生記でもあり、その超人的な生き様もドラマティックであるのだが、最愛のパートナーとの離婚からエル・
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.8

かのブラックパンサー党発祥の地であるカリフォルニア州オークランド出身の主演2人による脚本が素晴らしい。

黒人のコリンと白人のマイルズという幼なじみコンビの軽妙なやりとりに笑いを誘われる場面も多いので
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.5

DOLBY ATMOS上映にて観賞。
最初の転送シーンとかメチャメチャ気持ち良い効果音に包まれました♪
堀口悠紀子さんの絵がセルルックのフル3DCGでグリグリ動くだけでも素敵なことですが、公開時からア
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

シネマシティ極音上映にて観賞。
これ観ると自動的にリベリオンが観たくなる管理社会SFの名作。
出生時、出生前の診断で全てが決まる世界で「ゴールを決めずに泳ぎ出す」自由意思の物語。

極上の音響で鳴り響
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劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(2019年製作の映画)

4.5

ぴあフィルムフェスティバル@国立映画アーカイブにて富野監督のトークショーありの先行上映を鑑賞。
割とまんまのOPに逆に衝撃を受けつつ、流石の編集巧者な富野監督らしいテンポアップしつつ要所は外さず新規カ
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.8

凄いものを観た。
ヨセミテ国立公園にある世界一の花崗岩の一枚岩エル・キャピタンの約1㎞の行程の絶壁を、ロープ・道具無しに登るフリーソロにて初登攀した記録。
およそ8年の準備をかけ、丹念にルートを検索し
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

公開20周年記念DOLBY CINEMA上映にて観賞。
最高に強化された音響効果はスリリングで良きです♪

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年製作の映画)

4.5

新文芸坐オールナイト上映。
オールナイトのトリにふさわしくド派手な一族総出で盛り上げるベリアルとゼロの初舞台。

劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち(2005年製作の映画)

4.0

新文芸坐オールナイト上映。
完全に初見だが、東映とは違う東宝特撮エッセンスをこれでもかと詰め込んだヒーロー物。
こういうのもあるのか♪