ツナ男さんの映画レビュー・感想・評価

ツナ男

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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.6

男のコミュニティに女が参加した結果、こうなってしまったのか、男だけならこうはならなかったのか少し考えさせられた。

ラストシーンは非常にあっけなかったが「そんなに上手いこといきませんよ」というように急
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

怖いと思ってたけどシザーハンズが可愛らしい。
終わり方が切ない。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

文句なし、完璧。
アルフレードのトトに対する愛。そして、トトの映画に対する愛と青春を強いノスタルジーの中に感じさせる素晴らしい作品だった。

この後、「虹をつかむ男」を観たらもっと楽しめそうな気がする
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.5

原作を読んだのは5、6年前なのであまり覚えていなかったが十分楽しめた。

「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」を上手く組み合わせて、さらに人間ドラマを加えることにより物語に深みが出て面白かった
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

主人公の歌の才能を家族が知ることができないという辛いストーリー。主人公の言い分も分かるし、家族の言い分も分かるからこそなお辛い。

コンクールのシーンであえて家族目線での無音の演出を入れてきたのは素晴
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

2.8

身体能力が跳ね上がるというだけなので結構地味な感じがした。敵も雰囲気はあるものの、別に強くないのでバトルシーンはあまりパッとしない。(主人公が強すぎるからかもしれない)

個人的にはピアニストの弟が指
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

4.1

前半はおもしろおかしい夢に出てくる教授といった感覚だったが、後半にかけてその夢が悪夢に変わり、何もしていない教授が極悪人のように指差される世界になる。この落差が大きくて風邪をひく。
「世にも奇妙な物語
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

疑い、裏切り、利用、欲。黒澤の演出するヒューマニズムを強く感じられる作品だった。
テーマこそ重いがシリアスになり過ぎず、コミカルに描いていて面白かった。

冒頭の城の人々や火祭りなど群衆が印象強く何度
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ピクニック(1936年製作の映画)

3.7

ナンパを釣りに例えたりなどのユーモア溢れる台詞回しと森の木をフレームにする映像美が凄い映画だった。

特に川に雨が激しく降り注ぐシーンは素晴らしく、心を掴まれた。
未完で短い作品だが十分面白い。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.9

冒頭の「散歩中に転んでも助けない」という台詞や赤いものを言い合うゲームなど、細かく丁寧な伏線が散りばめられていて面白かった。

また、綾瀬はるかの衣装の色使いが特徴的で白黒の世界から来た女王が色を楽し
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人間蒸発(1967年製作の映画)

2.7

メタ映画的な演出が斬新。
だがテンポが遅くてイライラする。

我が道を往く(1944年製作の映画)

3.7

温かいストーリーの中にユーモア溢れるおしゃれな台詞がマッチした素敵な作品。
この映画には善人しかいない。

アイルランド民謡のシーンが非常に良い。
母に思いを馳せる子供のような老神父、そして老神父が眠
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.0

設定が複雑でストーリーが進むにつれて徐々に置いて行かれてしまった。
異能いらなくない?

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.8

これがシュルレアリスム・超現実主義なんでしょうね。
ストーリーはあってないようなもので時間軸もめちゃくちゃ。構成もよく分からずにずっと困惑しっぱなし。
私にはあまりハマらなかった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.3

本人を起用する演出は斬新で好き。
でもストーリーは退屈で眠くなった。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.1

登場人物が多いので少しずつ整理していく必要があるが、様々な組や組織が絡まって展開されるストーリーは最高に面白い。
特に山守親分の本心が見えにくいキャラクターがいい。

戦後の闇市のシーンで米兵ともみく
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

車いす生活のフィリップと障がい者に同情しない粋な男ドリスの奇妙な友情がコミカルに描かれていて面白かった。

物語が進むにつれてドリスがどんどん教養を身につけて、人間的にも大きく成長していくところがいい
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.3

前半はコミカルに描き、後半は元の時代の葛藤などを描いたシリアスでメリハリがはっきりしていて面白かった。
また、終盤の真剣での戦いは息を呑むような緊張感が素晴らしかった。
斬られ役という珍しいテーマで、
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

IMAXのクソデカい画面にいっぱいの宇宙と海ととうもろこし畑が最高。

ストーリーは難解ではあったがオッペンハイマーに比べればかなり分かりやすい方かなと思った。

序盤の重力や幽霊の話は意味が分からず
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がんばれ!!タブチくん!!(1979年製作の映画)

3.0

当時のパ・リーグの名選手が特徴を捉えながらもかわいくデフォルメされていて面白かった。

セ・リーグとパ・リーグの人気の差のギャグが多かったが、現代の野球界では考えられないと思った。

タブチくんはここ
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探偵物語(1983年製作の映画)

3.7

この頃の松田優作は遊戯シリーズなどのハードボイルドから落ち着いた雰囲気に変化して、また違った魅力が溢れていた。

長回しの演出が頻繁に見られて映画によりリアリティを与えていた。終盤の優作と薬師丸ひろ子
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.2

今作の寅さんは割とヒロインに対して恋心と親心が半分ずつという感じがした。

ヒロインの榊原るみは寅さんのことを慕っているのは明らかだが、恋心があるのかは微妙なところ。

寅さんの独占欲が強くて思い込み
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

36年の時を経た続編は実に見事で満足した。
教官となったマーヴェリックの苦悩や若いパイロットとの衝突など紆余曲折あった上でのハッピーエンドは胸熱だった。

ハングマンのキャラクターや味方を見捨てる戦法
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正体(2024年製作の映画)

4.1

全編通して姿を変えて逃げていく横浜流星の視点と彼を信じる人々の視点、そして山田孝之の警察側の視点の3つから描くという面白さに2時間があっという間に感じた。

スマートフォンでのライブ配信やインスタのス
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本心(2024年製作の映画)

3.3

近未来のような雰囲気はPLAN75に似ていた。
冒頭の10分ぐらいで2年が経過するという急展開に驚いた。そしてVFの母と主人公の物語がメインかと思っていたが、割と主人公と周りの人達がメインだった。
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トップガン(1986年製作の映画)

3.8

教官との恋と仲間たち、パートナーの死、マーベリックの挫折と成長、派手なアクションシーンがストーリーに上手く盛り込まれていて非常に面白かった。少し雑なところもあったがそこまで気にならなかった。

まさに
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五人の斥候兵(1938年製作の映画)

2.0

兵士たちの闘いだけでなく日常も繊細に描いていたことが印象的だった。
また主人公を作らず、全体にスポットを当てていたところも良かった。

ストーリーは当たり前というか予定調和で面白みがない。スーッと終わ
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.0

本作にて寅さんのキャラクターやシリーズの基盤が完全に出来上がったと感じた。

ヒロインの若尾文子は寅さんに対して好きという感情こそないものの、自分のスタイルを確立して堂々と立ち振る舞う寅さんの姿勢に少
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.5

今回の寅さんはテキ屋稼業から足を洗い、真面目に働くという異色作。

ストーリーはまさに「人情喜劇」といえる。ベースはコメディでありながら、所々に切ないシリアスを散りばめてある。このバランスが良い。徐々
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