じみーさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

前作より好き。抑えるべきとこをきっちり抑えてくれているなという気持ち。カーネイジを活用してあちこちに赤い糸張る画作りがよい。製作もやってるトム・ハーディなのに微妙に役に収まりきってない感じがこのシリー>>続きを読む

ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

3.0

やりたいことは大体わかるけど面白くはないかも。シッティングブルが逃げてカメラ上がってくとこ嬉しい。

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.0

寝ないで全部観たのでほめてほしい。4時間半越えの傑作ドキュメンタリー。巧みな編集によって、たんなるマーティ・ウォルシュ市政礼賛に収まりきらない。まんまを見せているようでいて会話なんかズタズタに切ってい>>続きを読む

スリープレス・ビューティー 戦慄の美女監禁実験(2020年製作の映画)

3.5

眠ってはいけないSAWだけど、どちらかというと主人公が見せられるVR映像のアニメーションがメインのアート映画。あんまり適切な形容じゃないけどエログロなファンタスティックプラネット。
監禁映像が配信され
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緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)

4.5

前日譚『花札勝負』に勝るとも劣らぬ傑作。『花札勝負』とちがい脚本にも加藤泰が参加。深い画面を生かした役者の配置が絶妙。キミコとお竜の再会シーンの長回しは白眉。アラカンも文太もいい感じ。今回の若山富三郎>>続きを読む

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.5

(備忘雑プロット)屠殺場で働くエルヴィンは既婚で娘もいるが、同僚のアントンへの愛ゆえにカサブランカへ渡って性転換し、エルヴィラになる。恋人が去り、両親に捨てられた過去を知り、元妻からも拒絶され、成功し>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

結局ホドロフスキーという人間がいちばんおもしろい

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

ガムテープでぐるぐる巻きにするとこ笑える。肝心のスタンダップのパンチラインが誘拐のくだりなのが悲しいよね

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

4.5

たっくるせえ! すげー面白い。
一般人に見境なく空手を振るうヤクザ千葉真一なんて怖すぎて、あまりにも画面からはみ出しているわけだが、それゆえに壮絶な死に様を迎える。

抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

3.5

一人称ナレーションを駆使して超速で進む導入にびっくり。走る馬を撮る移動撮影のスピード感。前半の疾走感が異常。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

ヴェノム登場までもたつくけど出てくるとおもしろい

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

4.0

おばあちゃんのキャラクターが空虚であることが恐怖を煽る

愛のまなざしを(2020年製作の映画)

3.0

なんかすごいことが起きてる気もするがあんまり興味持てず。異常な構造の病院がでてきてうれしい。孤狼の血であんなに酷かった斎藤工がちゃんとしている

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

4.5

抜群におもしろい。赤い空間で仁義を切るシリーズ恒例のオープニングを廃止、しかしクライマックスは藤純子の歌を背にした討ち入り……泣ける。クマトラ親分は前作よりメイクをグッと薄くしてシリアスにやや寄せたキ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

グレートゲームの残骸、青い目のオブセッション、スコットランドへの郷愁……007と謎の一致を見せるのは白人至上主義の断末魔なのか? なんで今これをやるのかさっぱりわからん。ヴィルヌーヴは幻視シーンで尺を>>続きを読む

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

3.0

上州の蚕農家を搾取する高利貸しとやくざが今回の悪玉。いまいちつまらない。クマトラのギャグはやりすぎ。イカサマ女博徒とモノを切り落とされた亭主の夫婦が見所か。菅原文太も見せ場なく精彩を欠く。鶴田浩二はな>>続きを読む

わが命つきるとも(1966年製作の映画)

4.0

渋すぎるテーマの上に戯曲が原作とあって期待値は低かったのだが、けっこうおもしろい……さすがジンネマン。冒頭、モアへの手紙がリレーで運ばれるとこから、おおと思わされる。声高に自らの主張を唱えるのではなく>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

鈴木亮平の株が爆上がり。デカすぎるしコワすぎる。画面を覆い尽くしてカメラに迫ってくるピアノ教室シーンが最高。
欠点はあるけど総じて面白いしこういう映画がもっと作られるといいなと思いました。

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.0

お洒落なタイトルクレジット、偽ボンドを殺す訓練シーン、アホみたいなスペクター島の訓練施設と出だしはなかなかおもしろいが失速する。フィルムを投げ捨てるエンディングはお洒落。
ロマ女が決闘する様子を呑みな
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フランケンシュタインの花嫁(1935年製作の映画)

3.5

フランケンシュタインの怪物のキャラクターを掘り下げた続編。バチバチの緊張感に満ちていた前作と比べるとやや弛緩して見えてしまう。コミックリリーフ的な老婆の演技も過剰であまり好きでなかった。瓶詰めホムンク>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現代に007は可能かという問いと向き合い続けたダニエル・クレイグボンドであったが遂に臨界点を迎えて爆殺するほかなくなってしまった。女性Mも黒人女性007もこのシリーズに居場所はなかった。果たしてこの先>>続きを読む

最後の人(1924年製作の映画)

4.5

冒頭に尽きる。とはいえPOVの多用に酩酊感を表すエフェクトまで重ねてきて相当斬新だったのではないか。お仕着せを脱がされた瞬間にみるみる老いていく主人公の演技も素晴らしい。朝の団地であちこちの家の窓が開>>続きを読む

ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

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平面説セレブのマークとパトリシアの際どい関係性が気になってしょうがない。マークは完全に意識しているが、パトリシアは思わせぶりな素振りを見せつつ確実に距離を取る。マークを惑わさないで!

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.0

筋から言ってジョンQのマスクは最高にクレイジーで主人公の歌は最高にパンクでなくてはならないはずだがどちらもない。おわり。アメリカ人はみんな屋根の上でハッパ吸って星空を眺めて大人になっていくのだなあ。

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

4.0

冒頭、潜水服着たショーン・コネリーが頭に鳥のおもちゃのせて浮上してきたときにもうアホ映画だとわかる。金粉殺人が一回しか出てこないのは残念。

壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)

3.5

 カスターの士官学校入学〜南北戦争〜カスター隊全滅までの物語。カスターは時代錯誤の騎士道精神を宿した一種のドン・キホーテとして描かれている。南北戦争においてはかろうじてその勇敢さ/無謀さによって名声を>>続きを読む

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

4.5

みんなが思い浮かべる"あの"フランケンシュタイン(の怪物)。1910年版よりもすっきりとした造形。
ドイツ表現主義バチバチのセットがやばい。怪物に娘を抱いて歩く父親を追う長回しがエモーショナルだが、さ
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