Uskeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Uske

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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

4.6

これは予告と題名とでめちゃ損してるやつ。
基本コメディだけど、何回も泣きそうになった。

夫婦や親子、親友でさえその相手になることはできない。けれど相手を思いやることだけは存分にできる。

結果を求め
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涙そうそう(2006年製作の映画)

4.0

沖縄に行きたくなる。
妻夫木聡と長澤まさみの血の繋がりのない兄妹愛。
血が繋がっていても激しくぶつかりあったり、冷戦状態が続いている兄弟姉妹は少なくないと思ってるからこそ、この映画の二人の関係は貴重に
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.4

不完全燃焼。
仁義なき戦いより先に観るべきだった。

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.6

終始ほのぼの。
ジブリだから絵は好きだし、内容的にも癒され要素が満載だった。

黄泉がえり(2002年製作の映画)

2.8

突っ込みどころが多かったけど
柴咲コウの歌は良い。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.3

いつも目が笑っていないナウシカ。
苦痛なのか悲しみなのか、何を心に秘めてるんだろう。なによりこんな表情を描けるのが凄い。
村の人達に向けるほんの一瞬の笑顔が良かった。

これは子供の頃に観ても意味わか
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ライムライト(1952年製作の映画)

3.5

チャップリンと言えばコメディというイメージしかなかった。でもこの映画はヒューマンドラマ。

ライムライトとは電灯が普及する前の舞台照明のことらしい。

その一瞬のライムライトを浴びるために、役者がどん
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GO(2001年製作の映画)

4.0

若者でもいろいろ背負って来たものが違う。
その背負うものが違ってる人同士が近づこうとするから、多少のいざこざは起こり得る。
それでもこの映画は総括すれば濃厚な青春映画だと思う。

邦画とは思えないカッ
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.0

アメリカからみた幕末の日本人、侍。
突っ込みどころがあまりなかった。
当時の日本を僕自身も知らないのに。

誇りをどこに持つか、どのようにそれを守るか。相手のそれも尊重できるのは自分の立場を俯瞰的に理
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.4

面白かったけど、予想の範疇で全て収まってしまっていた。

原作を読んでないが、セリフの一つ一つが小説の一文のようにも感じて、今ひとつ入り込めなかった。

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.8

これはちょっと難しかった。
全部理解できるような知性と感性が欲しい。
全部理解したくなる作品だからこそ。

人間の心のどんな動きも、難解な公式のように突き詰めれば美しく証明できるものなのか。

映画が
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.9

高校生活って良いな。青春映画は爽快だな。
沖縄も住んでみたいな。
バンドもモンパチもやっぱり良いな。
と思いながら眺めてた。
でも山田杏奈さんの演技が一番輝いてたかな。
スカッとした気分になる良い映画
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.3

言葉と言葉の間の沈黙がなんとも心地良かった。
ちょうど日常的な感じだけど、映画としてはセリフは少ないほう。

その少ない言葉を繋ぐような表情や素振り。これが演技というものなのかな、と思った。

蕎麦の
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

1.6

難しかった。
事故の後遺症による脳機能障害だけならまだしもアルツハイマー症を患っているという設定。
なんか身近で深刻な病なだけに嫌な気分だ。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

清々しい良さ。題名からは想像つかなかった。

百万円貯めたら引越しするというのは、貯金残高が百万円まで復活したら、ということか。

いずれにせよ、ロードムービー的な要素を含んで、行く先々で心洗われる出
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凶悪(2013年製作の映画)

3.0

演技は凄いけど、グロい。
本気で疲れた。

冒頭の、「実在する事件に基づくフィクション」という説明書きが全てを台無しにするもったいない映画。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.8

戦争とタップダンス。
この相容れない二つを、喜怒哀楽で溶かして情熱と愛で結び固めたような映画。

本当に全部の感情にのまれた。
素晴らしい。

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.8

シリーズ五作目。完結編。
主人公の広能昌三(菅原文太)は広島抗争の当事者の一人が、仁義なき戦いシリーズはその人が北海道の獄中で書いた手記が元になっているとのこと。

五作目にして網走刑務所でその手記を
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恋空(2007年製作の映画)

3.9

高校の時って、暇なのに恋愛や部活や趣味や考えごとなんかで悩み多すぎて忙しかったな。

この映画はその中でも恋愛だな。

切ないけど、一生モノの関係。
こういうのを見ると、巡り合わせって余計なものも多い
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.4

シリーズ四作目。

広島ヤクザ抗争の終結。
内容はともあれ前三作より迫力がない。
見せ場がない。

警察や新聞が新たな敵として登場。
時代の流れを感じる。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.6

アフリカで採掘されているダイヤモンドの原石。
その利権を貪るためにたくさんの命が無惨に犠牲になっているとしたら、と思うと日本でも売っているアクセサリー店の華やかさにもゾッとするところがある。
作品とし
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.9

エミネムの自叙伝的な映画。

ラップバトルの即興性が高める緊張した空気は観客も巻き込んだ格闘技であるかのよう。

でもこの映画は単にエミネム万歳という感じではない。
生き進め方に迷う若者達に、一つのサ
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.4

納棺師のお話。
最初笑えてたのに、序盤から涙止まらず。
上映当時と今とで観て思うことが違い過ぎてた。

亡くなった人、まだ生きている自分、ずっと元気でいて欲しい人、自分より早くは逝かないでいて欲しい人
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.7

マフィア映画なのに泣いた。
悲しみの涙が溢れた。

シチリアのシーンはどれを見ても絵画のよう。
綺麗というより美しい。

前二作とも最高と思ってて、その余韻を消したくなくて避けてた三作目。これが一番好
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

エドワード・ノートンってあのアメリカンヒストリーXの彼か。やっぱり凄い。

ストーリーはある程度予測出来てたから眠気まで感じてたのに、それは一瞬で覆えされた。

シックスセンス以来に度肝を抜かれた映画
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.0

暴言、ネグレクト。
それでも母の言いなりになる男の子。

共依存を描いた珍しい映画。全員が迫真の演技。

何年経っても老けない、
見てそれとわかる付け白髪の、
食う物も食えないのに痩せない長澤まさみ。
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.2

シリーズ三作目。
毎度同様に終わり方が格好良過ぎる。

そして次作が気になる。

角度とか色合いとか音楽とか、全て完璧に計算されて手抜きがないからか、幹部がそれぞれに魅力的だからか、ストーリーは美化さ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.7

この主役は単なる演技か?
歌声に込められた怒りと悲しみと疲労と失望と少しの希望。どう見ても本気としか思えない。

理不尽に踏みつけられ、心を押しつぶされた経験があるなら、同じ設定じゃなくても、彼らの涙
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.2

シリーズ二作目。広島死闘編。
あの有名なBGMはなかった。菅原文太もあまり出てこない。本作は北大路欣也と千葉真一が主役と言っていい。

公安の偉いさんがヤクザ組長に相談しにくるところ等、実録物としても
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.3

これは面白い。
南極で男たち8人がそれぞれ結束して何とか楽しもうとしてる姿は、なんか子供の頃を思い出した。

料理もめちゃ美味そうでみんながっついてた姿がそれだけで面白い。
良い映画でした。

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

2.9

う〜ん。
この終わり方はないでしょ。

それまでの期待感とかどうなるんだろう感の醸し出し方は秀逸だったのにな。

珍しく映画見る前に告知の文章読んでしまったが、それそのままで、「さあっ」て時に終わった
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.6

誰に怒りの矛先を向けて、誰をどのように許せばいいのだろう。

「人種差別」という大きな括りも分かりやすいが、怨念とも言うべき感情は個人個人に根付いてるもの。簡単には剥がれない。

その個人にまとわり付
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.7

なんか人間臭いというか美化されてないし、ドロドロでまさしく仁義ないなと思ってたら、ノンフィクションが原作だったのか。どおりで不自然さがなく面白過ぎるわけだ。

登場人物それぞれが裏切り裏切られ、仕返し
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

頑固偏屈孤独じいさん物は好きだ。
僕には祖父と話した経験がないから、なんか祖父という存在についていろいろ想像できるのもいい。

映画では大抵、近所に環境的に恵まれない子供が現れる。でその子に人生訓を伝
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

4.0

これは泣けるやつ。
日本人で初めて象使いになった少年の実話。

悲しみの真っ只中にいるときに、綺麗な音楽とタイの大自然が余計に涙を誘った。