上Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

上K

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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

夢か?現実か?という作りなのに、極めてドキュメンタリー的。相反するはずのものがしっかりまとまってた。
構成の理解に頭使いつつ、最後はこみ上げてくるものがあった。怖いけど正面から受け止めないといけないテ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

めちゃめちゃ迫力あった。男の闘い。
この解釈の余地の広さはどう考えたら良いかな。裏を返せば、「良い解釈なんて無いのだ」という、こちらが突き放されてしまう類のものかもしれない。いや、その方がありそうかも
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

人間の中身を暴くのって一番恐ろしいんだろうな。映画見ながら自分も暴かれちゃいそうな感じがして、観ながらとんでもなく怯えた。
まじで画面越しにやられるかと思ったからね。そんな映画はなかなかないのでは。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.6

これはどう解釈したら良いんだ?疑わなくても、疑っても面白い感じは新体験。要所要所に感じた違和感があとで効いてくる。かも。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

最短距離で涙腺に来るタイプの映画だった。テーマとかストーリーとか。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

圧巻だった。
静的で複雑で、それでいて動的で単純。
表面的に観察しあう関係から内面を見せつけ合う関係にいたって、そして(というより、だからこそ?)素直に現実へ帰っていく。一つ一つのプロセスの緊張感と繊
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狩人の夜(1955年製作の映画)

3.7

古典的名作って感じで、すごく馴染みのある展開だった。子供に見せたら教訓になりそう。もちろん、大人が見てもハラハラ楽しい。
映像も趣深かった。他の映画が真似したくなるのも分かる。

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

押し寄せてくる映像の強さにはとことんやられた。緊張感が最後まで。
絶望の中での「息子」への執着。そうでもしないと生きていられないのかもしれない。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

重い話のはずが取り留めのない事のように描かれてて、なんとも新鮮。とはいえ、ところどころ緊張感がものすごい。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.6

自分のキャパを超えているはずなのに無理矢理に共感させられて、そのせいで終盤最悪だった。だからこそ観てよかった。
誰しもが目を背けたくなるけど、誰しもが逃れられないテーマ。

切腹(1962年製作の映画)

4.3

自分としては、物語の1つの理想形だなと思った。冒頭のシーンで強烈な印象をもらって、ストーリーの中で実情を知って見え方が変わって、終盤の迫力に釘付けになって、打ちひしがれて余韻が残って。

1人の人間が
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.6

権力との付き合い方のお話。これは根深い。
個人的には胸糞悪いし、嫌悪感があった。でも「じゃあ、どうすれば?」と聞かれたら非常に困ってしまう。
ラストのセリフで、善vs悪みたいな構図がめちゃくちゃになっ
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.6

うーむ、どうしようもない気もするけど、放っておけないテーマ。
ラストをどう捉えるか。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

子供が頑張ってる姿に感動、と思いきや、大人の邪魔くささにイライラ。自戒の念も込めて。

アハマッドの姿には、何かを成し遂げようとする時に忘れてはいけないことが凝縮されてたように思う。やっぱり純粋さに勝
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.1

座右の映画的な扱いをしたいくらい。価値観が揺れた。
相手の痛みを知ることだ、と言うのは聞き飽きているかもしれないけど、実際にどういう風に歩むか、その時どんな気持ちを抱くか、1つの形を示してもらえてあり
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.8

心が整った感じがする。良かった。

とにかくラストが凄すぎて唖然。でも最高。こんな事ができちゃうのもある意味映画らしい。いや、作品が急に自分ごとに置き換わったので、映画の枠を超えてるかも。
リアルと映
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別離(2011年製作の映画)

3.8

全く頭の整理がつかないけど、見ておくべき作品である事には確信持てる。
不幸のドミノ倒し、結局子供にしわ寄せが。自分の振る舞いを見直す意味でも、世の中のことを考える意味でも、色々な面で教訓になる。

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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.4

なかなかショッキング。これこそが格差社会だ、と言えるほど現実は単純ではないはずだけど、もし自分が上の層にいたら、下の層にいたら、と生々しいことを考える時間にはなった。