うどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

うどん

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ゲット・バック(1991年製作の映画)

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ポール・マッカートニーの「ゲット・バックツアー」の模様を映したライブ映画。
トークショーによれば約10年ぶりのツアーだったのですね〜。ブランクを感じさせないパフォーマンスに圧倒されました。

ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実(2018年製作の映画)

4.1

学友、仕事仲間等関係者へのインタビューを通じてジョンの半生を追う。

他者の目線から語られる当時の話はとても興味深く惹き込まれた。

楽曲も豊富に使われているのが嬉しい。

上映後の藤本国彦さんのトー
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乾杯!ごきげん野郎(1961年製作の映画)

4.1

東京に出てコーラスグループで一発当てようと目論む4人組の売り込み大作戦!

冒頭の桜島の養鶏場からシュールな演出の連続。独特のテンポに飲み込まれた(笑)

各映画会社が集まる野球大会のシーンは実際の催
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嵐を呼ぶ楽団(1960年製作の映画)

4.4

ジャズが繋ぎ深める若者たちの絆。

情熱を持った仲間がどんどん集まる愉しさ! 仲違いのシーンは辛いけど、その後のサプライズ!多幸感に包まれました☺️

役者さんが歌って踊れる人ばかり✨

宝田さんの
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ジャズ娘乾杯!(1955年製作の映画)

3.5

芸人を父に持ち、ステージに立つことを夢見る三姉妹。

クレジットトップの江利チエミは開始1時間ほどで「仲間に入れてよー」と唐突に登場。三姉妹の一人だと思っていたのでまさかの部外者で驚き(笑)

この頃
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あねといもうと(1965年製作の映画)

3.9

美しい三姉妹の明朗篇かと思いきやなかなかヘビーな内容だった。

二人の恋話に絡んでいく義姉・久我美子が実質主人公だった気がする。
子役の男の子が元気いっぱいで素晴らしい😃

終始シリアスな北林谷栄が新
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手さぐりの青春(1959年製作の映画)

4.2

盲目だが独り立ちを夢見る末娘と案じる父姉兄。

皆暖かい🥲

鰐淵晴子さん、可憐だなぁ。松竹入社一作目にして難役。ノンちゃんから4年程しか経ってないんですね。
初恋の人ベアさん(田村高廣)が終始
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稲妻(1967年製作の映画)

4.1

同じ母から生まれたが父はそれぞれ違う四姉弟。

シリアスな笑い。これは大映版と比較したくなるなー。

母に泣き縋る次女、それを尻目に旅立つ三女の対比。

藤田まことが実はイイ人どころかアレで意外
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クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

4.0

一作目からなかなか攻めた内容だったんだなー。
アクション仮面の設定って深いなぁ…
代役を画面越しで見破るしんちゃんスゲー。

上映後の本郷みつる監督のお話もとても興味深く拝聴しました。
野沢那智さんが
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栄光何するものぞ(1952年製作の映画)

3.9

第一次大戦下。同じ女性を愛し、反目しあう大尉と軍曹。

階級の差違など問題にせず、顔を合わせては互いが決めたルールのもとで争い殴り合う二人の男。戦争の真っ只中でここまで色恋を前面に出した作品は初めて見
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ウィリーが凱旋するとき(1950年製作の映画)

4.3

第二次大戦時。町内の志願兵一番乗りとなったものの、なかなか前線へ行けずに町民からも軽く見られてしまう青年。

クールに故郷を去ってからのあの展開は面白すぎる(笑)
一方、子供扱いしていた隣家の少年は海
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ロイドのスピーディー(1928年製作の映画)

4.1

活弁付き上映。(弁士:澤登翠)

下宿先の孫娘とイイ仲だが職を転々とする青年。

ドーナツでスコアボードを作る(笑)

ベーブ・ルースがこんなにガッツリ映画に出ていたなんて知らなかった。

この時代の
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荒武者キートン/キートンの激流危機一髪!(1923年製作の映画)

4.2

活弁士付き上映。(弁士:坂本頼光)

先祖代々殺し合いを続けてきた2つの家族。
そんな事情を深く知らずに故郷に戻った青年は命を狙われることに…

「仇でも家の中ではお客様!」というルールが話をコミカル
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泣蟲小僧(1938年製作の映画)

4.2

親戚をたらい回しにされる少年の放浪記。

蔑ろにされても母親を慕い続ける少年の健気さに泣かされる。

自分を奮い立たせるように箱根八里を唄うラストが哀しい。 尺八のおじさんとの出会いは少年のこの先
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めし(1951年製作の映画)

4.0

結婚5年目。何の変化もない毎日に鬱憤を溜める妻。そんなある日、夫の姪が家出してきて我慢の限界に…

杉村春子&杉葉子の母娘の家で婿養子と思われる小林桂樹が発言力高そうだったのが印象的。

常時オールバ
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柿の木のある家(1955年製作の映画)

4.1

冒頭、柿の木で団欒する子どもたちの姿が昔ばなしのようで和む。

ヒサノちゃんがとにかくいい子で…🥲
里子に出した子がわずかな期間でここまであちらの親に懐いたら実の両親としてはフクザツだろうなー。

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小さな花の物語(1961年製作の映画)

3.6

女中なりたてでエロオヤジたちから洗礼を受ける桑野みゆき。ガチで嫌がっている感じの演技が見事。
みゆきちゃんが仕込んだ牛鍋を突っつきながらヒモにされかけ怒る川津祐介。
青春残酷物語で破滅に向かうカップル
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フラッシュ・ゴードン 4K(1980年製作の映画)

4.0

地球滅亡のカウントダウンに生身で立ち向かうアメフト青年!

想像していた以上に面白かった。 ど派手なセットに異星人のデザイン、最後まで飽きさせない。

ボンド前のティモシー・ダルトン!クセが強い人物
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山の讃歌 燃ゆる若者たち(1962年製作の映画)

4.2

兄を山で亡くしたが登山への情熱は消えない弟(田村高廣)。 

デューク・エイセスが歌うopが切なく沁みる。

父・山村聰の言葉に首をかしげ、母・山田五十鈴が疲弊していく姿が痛々しい。

三男(早川
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真白き富士の嶺(1963年製作の映画)

4.3

若くして亡くなった妹との日々を思い返す姉。

手紙の差出人「M.T」の正体は早い段階で予想出来たけど、姉の心遣いを受け止める妹に🥲

K.T君は色々と気の毒…彼との出会い、マフラー交換の場面の甘酸っ
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硝子のジョニー 野獣のように見えて(1962年製作の映画)

4.1

孤独を恐れる男と女。

こんな芦川いづみ見たことない!こども帰りしたようなヘナヘナした喋り方にまず驚く。宍戸錠を求める悲痛な叫びが耳に残る。
一度見捨てた彼女を追い求める男2人の姿が滑稽で哀愁を誘う
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知と愛の出発(1958年製作の映画)

3.6

憎き偏向報道。村社会の恐ろしさ。

色使いが所々安定していなくてサイケ臭を感じる。カラー修復って大変な作業なんだなー。この修復版は初上映だったようで、チケットは完売していた。

当時大学新卒くらいの年
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誘惑(1957年製作の映画)

4.4

30年近く忘れられずにいた女性と瓜二つの少女が突然目の前に現れ…

気持ちはわかるがそりゃイカンでしょな是也先生。委ねるいづみさんもスゴイ。

シラミをうつされても愛に一直線な渡辺美佐子を応援したくな
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.1

原作を尊重したリメイク作でした。

通夜のシーンでの同僚達の熱量のあるやり取りが好きだったんだけど、そこは風習の違い等もあるし淡白に感じてしまうのは仕方ないか。

地底から這い出てきたような志村喬
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風船(1956年製作の映画)

3.8

バカ息子・三橋達也がゲスくて素晴らしい。

新珠三千代の○○未遂からの再トライに仰天絶句…

小児麻痺の後遺症で周囲から足りない子扱いの芦川いづみが健気で…🥲
最後の舞いの儚い雰囲気はなんだろうか。

わが恋の旅路(1961年製作の映画)

4.4

冒頭で追憶の物語だと思いきや良い意味で騙された🥲

川津祐介はホント綺麗な瞳をしている👁

初々しいが後年の役柄の片鱗が垣間見える岩下志麻。
担当医・穂積隆信がやけに艶っぽい。

三井弘次の哀愁漂うダ
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青年の椅子(1962年製作の映画)

3.9

4/1@神保町シアター

転任早々宴会係に任命される若手社員がお得意様の挑発に乗り、投げ技を出してしまう。

グラスと酒瓶手に浴場に行く裕次郎も凄いが、ご馳走まで持ち込む東野英治郎はさらに上をいって
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あした晴れるか(1960年製作の映画)

4.2

4/1@神保町シアター

広告写真の撮影を依頼されるカメラマン裕次郎。

写真を撮りながら都内各所を周るロケーションが楽しい。

童顔を気にして伊達眼鏡をかける芦川いづみのキャラ設定が面白カワイイ
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霧笛が俺を呼んでいる(1960年製作の映画)

4.0

4/1@神保町シアター

旧友を訪ね横浜に降り立つ船乗りの男。

霧笛(ムテキ)と読むんですね。主題歌がかかるまでキリブエと読んでました…(笑)

赤木圭一郎の主演作は初めて観た!端正でクールな佇
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女の暦(1954年製作の映画)

4.6

4/1@シネマヴェーラ渋谷

小豆島に二人で暮らす末の妹たちが嫁いだ姉達を法事に招く。

久々に再会した姉妹が愚痴を垂れたり近所の人を交えて昔話で盛り上がる。こんな日常が尊く映る。

香川京子が締め
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花吹く風(1953年製作の映画)

3.7

3/29@ラピュタ阿佐ヶ谷

豪雨の夜、タクシーに間違えて乗ってきた男に惹かれるBG。

ここまで自分の美貌を売りにして好き放題振る舞う主人公に清々しさすら感じる。
主演の紙京子さん、この役柄にそぐう
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グラマ島の誘惑(1959年製作の映画)

4.2

3/29@ラピュタ阿佐ヶ谷

第二次大戦中、離島に不時着した皇族軍人と民間人のサバイバル。

なんか凄いものを見た感。よく公開に踏み切ったなという感じ。帰国後の同窓会的展開も混沌極まる。

原住民…?
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花影(1961年製作の映画)

3.6

3/29@ラピュタ阿佐ヶ谷

命を絶つことを決意した女給が自分の過去を振り返る。

踏みとどまるかと思ったのに...
闇に包まれるラストが怖い。

有島一郎の義娘のインパクトが凄い。(ミミズぐりぐり)

若者の旗(1970年製作の映画)

4.0

3/29@ラピュタ阿佐ヶ谷

若者たち三部作の三作目。仕事も私生活も自分本意な末っ子と兄弟達の衝突を中心に描く。

浪人してくすぶってた末っ子がいまや兄弟で一番の稼ぎ頭。時の流れを感じるな~。

この
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奥様は大学生(1956年製作の映画)

4.3

3/26@シネマヴェーラ渋谷

社会に出たての彼氏(木村功)との結婚に踏み切った女子大生(香川京子)は勉強に家事に内職に大忙し!
冒頭、同級生・中村メイコの軽妙な語りからもう楽しい。
愛嬌たっぷりな彼
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上海帰りのリル(1952年製作の映画)

3.8

3/26@@シネマヴェーラ渋谷

終戦後、つらい思い出を胸に上海から日本に帰ってきた二人の男。

冒頭の森繁久彌の語りから大衆に浸透していた歌なのだとよくわかる。

トークショーでのお話からリルの顛末
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