ククレさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.2

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学生の頃、レンタルビデオで「ウエスタン」を観た。当時は名作映画を漁るように観ていて、感想を日記に書き連ねていたが、この作品は合わなかったようで、日記には「ダラダラしていて面白くない」と記していた。>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

2.5

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とても期待して観たけどイマイチだわ。だって門脇麦も小松菜奈も、ギターを頑張って練習したのはわかるけど初心者レベル…。オープンコードのストロークしかしないし技巧的な演奏もない。せっかくの女性デュオなのに>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.5

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私は45歳。17歳の息子がいる。だから公開当時、予告編を観て「中年が女子高生と恋愛する話」と思ってしまい、全く興味がわかなかった。
しかし!これは素晴らしい青春映画だった。大泉洋が演じる店長は、あくま
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.2

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公開当時、あんまり評判良くなかったから観てなかった。地上波初放送とのことでやっと観たけど…。
前作には遠く及ばないし、なくてもよかったな。

終始シリアスで陰鬱。エルサは声に導かれて旅に出るけど、目的
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

4.5

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こういう青春恋愛映画は気恥ずかしくて避けていたけど、小松菜奈が結婚するので観てみた。もっと早く観るべきだった。

小松菜奈、神がかり的に可愛い…!監督が上手いのだと思うが、光の具合で横顔や笑顔がキラキ
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SING/シング(2016年製作の映画)

2.3

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脚本がひどい。子ども向け映画なのだろうか?
ゴリラ一家は強盗だし、ネズミはイカサマのクズ野郎。支配人のムーンも賞金を騙して電気や水道水を盗んで…。賞金額がミスプリだったのは仕方ないけど、お金ないのにイ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.7

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素晴らしい脚本と、アンソニーホプキンスの演技に感動!。認知症の父親とその娘の話と思いきや、認知症の父の目線で進む!
ものすごいリアリティ…。

登場人物が誰なのかわからなくなるし、さっき話していた内容
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

2.5

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ものすごく期待して観たのに、あまり感動できなかった。「アイアムサム」と「グリーンマイル」を混ぜてコメディで味付けしたような作品。とてもシリアスなストーリーのはずなのに、コメディとファンタジーが強すぎて>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

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原作既読。もともと生活保護と無縁ではない職場で、ある程度知識があったので、読了後にはいろいろと考えさせられた。映画公開を楽しみにしていて早速見に行ったら…



以下はネタバレ…








原作
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

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久々の映画館鑑賞。やっぱりこういう作品は映画館でないとね!楽しめた~!
ただし、必ずダニエルクレイグ版の前4作を観ていることが条件なんやね。「スペクター」を先週にテレビで観ていてよかった。でも、ヴェス
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.0

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北野映画はあまり好みじゃなかったので、この映画も「傑作」と言われていたが敬遠していた。知人に勧められて初めて観てみたけど…やっぱり合わないなぁ。ボクシングシーンは「本当にやってるのか」と思うくらい素晴>>続きを読む

チャンス(1979年製作の映画)

4.5

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昔に観たはずだけど、うろ覚えだったので改めて鑑賞。凄い名作だったってことに今更ながら気付いた。












自らを「庭師」というチャンスには自閉傾向が強い知的障がいがある。テレビに執着して
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

2.8

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うーん…あまりハマりませんでした。

ダウン症のザックはなかなか魅力的で、ユーモアがあって愛すべきキャラクターなんだけど、「ダウン症」をよく知っているだけにリアリティがなくて…。ダウン症は発育に障がい
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.3

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矢口監督の作品のなかで一番好きかも。キャストみんなキャラ立ってて漫画チックで楽しめた。特に海猿で「海の男」イメージの強い伊藤英明が、武骨な「脳みそ筋肉野郎」の「山の男」になっててよく似合ってた。

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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.8

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フィンチャーの「マンク」を観て気になっていたマンキウィッツ監督の代表的映画。「市民ケーン」は意味わからんから敬遠してたけど、もっと早く観るべきだった…と思った!

最初はマーゴが自己中で嫌な大女優に
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.5

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マッドマックスシリーズで一番ヘボいのは間違いない。サンダードームという副題だから、サイバーパンクみたいな近未来世界なのかと思いきや、街のセットが全て安っぽくてダサい。特に豚小屋のシーンは汚くてゲンナリ>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.8

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久々に観直したけど、やっぱりこれは大傑作!カーアクション映画のNO.1は間違いないわ…!

荒廃した世紀末の世界観は「北斗の拳」をはじめ、いろいろな作品に多大な影響を与えてる。モヒカンとか鉄仮面とかキ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.8

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格差社会の縮図を表したシチュエーションスリラー。犬や人肉食べたり、目を覆うようなグロいシーンが続きかなりしんどい。でも、なかなかに絶望的で救いのない展開だからこそ引き込まれた。

主人公たちは6階にい
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鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.2

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かなり心に残る、深い作品だった。
まず、香川照之さんが素晴らしい。号泣し這いつくばりよだれを垂らしながら、怒鳴ったり命乞いしたり殴られたり…。
酒塚を演じた澤田謙也さんも存在感たっぷりで恐ろしかったぁ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

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前半はギラギラしたやくざ映画で、ある意味ベタな展開。チンピラが親分に拾われて盃を交わし、シマ争いで弟分を殺され復讐して収監…。

14年後の後半で一転する。映像全体が色褪せていて、なんとも言えない悲し
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

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職場でお薦めされて観た。これは素晴らしかった!韓国の黒歴史である実話を元にした作品ながらも、エンタメとしてもとても引き込まれた。

光州事件については、「軍事政権のころの市民弾圧かな?」くらいしか知ら
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.4

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タイムリーな題材の法廷映画。60年代のベトナム反戦運動時の暴動の裁判を描いているが、昨年のアメリカを如実に表してる。
ブラックパンサー党のボビーシールに猿ぐつわして「息ができるか」と聞くシーンなんてB
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

かなり衝撃的な映画。内戦の悲惨さや過酷な運命に絶句した。
感想を書くにはどうしても核心に触れてしまうなあ…。人に薦めたいけど、できるだけ前情報を入れずに観て欲しいなぁ。

以下ネタバレ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

2.5

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ドキュメンタリーみたいなリアルな描写で淡々と描かれる。うーん、あまり響きませんでした。

だってノマド生活(ホームレス?いやハウスレス…)の苦悩や悲しみが描かれていると思って構えて観ていたのに、事件ら
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

2.0

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この病院は「閉鎖病棟」じゃないぞ。何の管理も治療もしていない!文句ばかりですが書き連ねます。

屋上に簡単に上がれて「飛び降り自殺未遂」されるところから「この映画ダメかも…」って観ていた。こんな大事件
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

2.4

アカデミー賞ノミネートだから観たけど、全く良さがわからなかった。

もちろん「市民ケーン」はだいぶ昔に観ているが、好きじゃない。撮影技術などが画期的だったらしいが、解説なしでは何のこっちゃわからんはず
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

黒人冤罪裁判映画。これまでもたくさんの傑作があったけど、この作品もとても丁寧に作られていて胸に響いた。

マイケルBジョーダンが抑えた演技で魅せる。若き日のデンゼルワシントンを彷彿とさせる。ジェイミー
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.5

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最近、あえて精神障害がテーマの映画を多く観てる。ふとまたこれを観たくなってレンタルしてきた。この作品は学生の頃に観て衝撃を受けていたのだが、当時はマクマーフィ目線で観ていたから、「ロボトミー」されてし>>続きを読む

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

2.6

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なぜか映画監督がたくさん出てる。庵野監督、塚本監督、クドカンまで。松尾スズキの人脈やろね。
でも、うーん…イマイチ。
どうしてこんなに薄っぺらい内容なんだろう。精神科病棟を描いた映画はいろいろとあり傑
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.2

「バザリア法」ってスゴい。日本ではこうはいかないだろうな、という展開で、実にイタリアらしい楽しいノリで進んでいく。障がい者福祉に従事している私にとっては、いろいろと考えさせられることも多かった。「カッ>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.2

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公開当時、評判が良いのは知っていたが我が子がまだ幼かったので怖くて見れなかった作品。「被害者家族の復讐を描いた問題作」なのかと思ってたら、とても上質のサスペンス映画だった!

脚本が緻密で、あらゆる伏
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

「すばらしき世界」を観た後にすぐにアマプラで鑑賞。西川監督作品は好きだったが、「夢売るふたり」がイマイチ乗れず、この作品を観ていなかった。でも、反省です…。流石の人物描写に打ちのめされました。

題名
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

西川監督はやはり演出が上手い。全ての登場人物がリアルに感じられる。三上というどうしようもない男をとても魅力的に見せていて、津乃田と同じように「何とか立ち直って欲しい」という気持ちにさせられる。

様々
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.0

ガル・ガドット様が美しすぎて見惚れてしまう!…それだけの映画。

マーベルのキャプテンアメリカによく似てる。時代設定もドイツ軍も。でも、あの楯とアンクレットは硬すぎるぞ!まさかヴィブラニウム製!?
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

ポスターとは違い、とても美人の「ジェーンドゥ」さん。めちゃグロい解剖描写が続くが、美しいからなんとか見れた。
以下はネタバレ















たくさんの超常現象が起きるけど、ジェーンドゥ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

これまたハイセンスで胸糞悪~い世界観。前作「ヘレディタリー」とは対称的な、太陽と草花と笑顔…それがかえって前作よりも不気味に感じる。アリアスター監督は唯一無二の才能やね。次回作も絶対に観る!
以下はネ
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