ククレさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

「すばらしき世界」を観た後にすぐにアマプラで鑑賞。西川監督作品は好きだったが、「夢売るふたり」がイマイチ乗れず、この作品を観ていなかった。でも、反省です…。流石の人物描写に打ちのめされました。

題名
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

西川監督はやはり演出が上手い。全ての登場人物がリアルに感じられる。三上というどうしようもない男をとても魅力的に見せていて、津乃田と同じように「何とか立ち直って欲しい」という気持ちにさせられる。

様々
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.0

ガル・ガドット様が美しすぎて見惚れてしまう!…それだけの映画。

マーベルのキャプテンアメリカによく似てる。時代設定もドイツ軍も。でも、あの楯とアンクレットは硬すぎるぞ!まさかヴィブラニウム製!?
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

ポスターとは違い、とても美人の「ジェーンドゥ」さん。めちゃグロい解剖描写が続くが、美しいからなんとか見れた。
以下はネタバレ















たくさんの超常現象が起きるけど、ジェーンドゥ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

これまたハイセンスで胸糞悪~い世界観。前作「ヘレディタリー」とは対称的な、太陽と草花と笑顔…それがかえって前作よりも不気味に感じる。アリアスター監督は唯一無二の才能やね。次回作も絶対に観る!
以下はネ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

久々に唸ったホラー作品。よくできている。アリアスター監督はセンスが最高!のっけから嫌~な空気が漂う映像。離れの小屋を含めて家全体が不気味。チャーリーも不気味。ミニチュアも不気味。奇妙な不協和音がなんと>>続きを読む

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

なんて退屈な最終章なんだ…
延々と暗い展開に眠気をこらえるのが大変。

この作品ではカットニスはなーんにもしてないやん。ただただ絶望して逃げたりしてるだけ。ピータもいつの間にか治ってる。途中から「ディ
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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

2.5

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なんやこれ…「ゲーム」してないやん。「レジスタンスが政府軍に対抗する」っていうベタなSFになってる。アクションもほとんどなく説明的なセリフばかりで進む。プロモーションビデオ撮影することが目的って…あー>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.0

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第1作目を観てすぐに続きが気になって…
今回もゲームまでが長い~。
歴代優勝者が集められてバトル・ロワイアルする設定やけど、ジャングルのトラップが多すぎてもはやサバイバルゲームになってるやんか。時計の
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

2.5

これはあかんね…。ここまでグダグダな展開だとは…。
命をかけたデスゲームなんだから、設定が変わったり贔屓があったりしてはいけない。これなら「フォートナイト」の方がリアリティあるで。
以下は残念な点。ツ
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天外者(2020年製作の映画)

3.2

まずは三浦春馬さん、ご冥福をお祈りします。情熱を感じる真摯な表情や存在感は、五代友厚を完璧に演じていたと思います。こんなに素晴らしい俳優がもう見られないと思うと残念でなりません。

以下はネタバレ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全く興味なかったが、興行収入歴代首位になりそうなのに、「自称映画オタク」として観ていないのはいけないと思い、急いでネトフリで全話観てから劇場へ行った。

確かに映像は迫力あるし、後半のエモーショナルな
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリーっぽく描いていてとっても考えさせられる。
ヒトラー役の俳優はとても雰囲気が良く、演説もミョーに上手くて説得力ある。はじめは「モノ真似芸人」と思って笑っていたディレクターも視聴者も次第に
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

ずっと気になってたけど、TSUTAYAで見つけてやっと観れた!評判通りのくだらなさ!

もっとグロいのかと思いきや、とっても明るい。場末のストリップを延々見せられてる感じ。曲も踊りも単調だし長い!踊り
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不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ミッドウェイ観たあとに、アメリカ目線の太平洋戦争映画を探してたら…あった!当時「反日映画」って言われ、敬遠していたこの作品。
観もしないのに、「アンジーやミヤビはどうしちゃったんや?」と思ってた。
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.3

良くも悪くもローランドエメリッヒ映画。スペクタクルが撮りたかったんやろね。
登場人物たくさんいるけど、誰に感情移入すればいいのか?みんなキャラクターが薄いなぁ。ハレルソンとかデニスクエイドとか名優も無
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

のっけから訳わからずに頭の上に「?」が出続ける…。セリフも難解でストーリーについていくのが大変…「誰と戦ってるの?」「何をしようとしてるの?」

しかし!回転ドアの正体がわかった辺りから主人公も「逆行
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ブラックミラー全て観てから、満を持して鑑賞。
ゲームブックのような展開は革新的だが、思ってたよりも複雑~!めんどくさいなぁ…と思って行きつ戻りつして観てたら…後半の展開が面白すぎる!!

先輩プログラ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

電話だけで展開し、画面はほぼ一人の斬新な映画。多分ラジオドラマでも成立するんやないかな?ネタバレ必至で書きます。





DV夫から女性を救うつもりで、何とか電話だけでやり取りしていく!もどかしい緊
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、震災前を描かずに3月11日地震発生から描いているのが良かった。ドキュメンタリーのようなリアルな臨場感があり引き込まれた。

海外では「Fukushima20」って呼ばれてたっていうけど、全く聞い
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

2.0

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ランボー最新作なのか?これ?
メキシコの近くで家族と平和に暮らしてるランボー。おばさんと孫娘との関係がようわからん。その設定から失敗してるな。

メキシコで行方不明の娘?を探して単身乗り込む姿は「96
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復活の日(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昔から知っている映画だったが、荒唐無稽なあらすじを見て敬遠してた。でも新型コロナが世界に蔓延している今こそ観るべき!と鑑賞。

当時の角川映画すさまじい…金かかってるしスゴいスペクタクル!こんなグロー
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

4.0

スゴい映像センス…登場人物がみんな悲惨なストーリーなのに、ピンクとパープルに彩られ暗くならない。むしろ一人ひとりが自分に向き合いながら必死に生きようとする姿に美しさすら感じる。この監督これからが楽しみ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

ルディを演じるアラン・カミングが素晴らしい(本当にバイセクシャル)。愛に溢れたゲイシンガーを生き生きと演じてる。パートナーのポールも感情的になりがちなルディを理性的にフォローしながら、マルコを優しく見>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

長い作品だけど映画好きにはオススメ。スコセッシ監督がデニーロ、アルパチーノ、ジョーペシだけでなくハーベイカイテルまで集めて撮った「ギャング映画の集大成」~。
「グッドフェローズ」「カジノ」の古き良き雰
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

2.5

アカデミー賞受賞の時から観たかったこの作品のために、やっとNetflix契約。でも、レンタルDVDなら返却日が決まってるから必ず観るけど、「いつでも観れる」と思うとなかなか億劫で観るまで時間かかった…>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

カットなしの臨場感!と効いていたので「プライベートライアンのような阿鼻叫喚の地獄体験か」と構えて観た。でも残酷描写はほとんどなく、オープンワールドのRPGみたいだった。主人公たちの背景をあえてあまり説>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.8

私は障がい者支援の仕事をしています。昔から「障がい」がテーマの映画をよく観てきました。
この作品は以前からとても楽しみにしていたんですが、期待の遥か上を飛び越えていくような素晴らしい作品でした!

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーが大好き。新旧洋邦問わず、名作は大抵読んでる。
だから、この映画のシチュエーション「大屋敷の主人が殺され遺産相続。一族全員が容疑者」って…大好物!クリスティか横溝か?!いろんなプロットやトリ
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.5

舞台は前から観たかったので、今回の酷評は知りながらも怖いもの見たさで観た。
まず「ジェリクル」が何なのかわからん!なぜか服着てる猫もいる!そんな世界観をつかめてない初めから、まゆ毛のある全身タイツネコ
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くちづけ(2013年製作の映画)

2.0

(以下は公開当時にYahooにレビューした文章です。今あえて転載します)

私は知的障がい者のグループホームを運営している社会福祉法人の職員です。この作品、あまりにも「知的障がい者の地域生活」の現場の
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレせずに感想書くことは無理。
中盤で屋敷に隠された秘密がわかってからの展開が面白すぎる!副題の意味もわかる~。半地下どころかさらに地下にいる家族が…。

「格差社会」を表す象徴的なシーンがたくさ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

流石、イーストウッド監督。淡々と抑えた演出で丁寧な心理描写をするから引き込まれる。映画の教科書のような展開。

安易に容疑者として報道する女性記者や、犯人像の印象だけで狙って捜査してくるFBIが恐ろし
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

ドイツ語版の「抱きしめたい」で始まる。なんといっても全編通してユーモアとシリアスのバランスセンスがいい!10才のジョジョの境遇は悲惨だけど最後までテンポ良く観れる。
大尉はジョジョの姿に少年時代の自分
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.3

前作からのモヤモヤがうまく収束されてて良かった!帰ってから「限定版パンフ(高い!)」を読みながら余韻に浸ってました。「スカイウォーカーの夜明け」という題名にふさわしいラストシーンは、エピソード1からの>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.3

美しい大自然に囲まれた大邸宅と無機質なラボとの対比が素晴らしい。
登場人物は主人公と社長とエヴァとキョウコの4人だけ。シンプルなストーリーだけどなかなか深い後味が残った。

それにしても最先端のラボな
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