うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

マッスル 踊る稲妻(2015年製作の映画)

3.8

「生ぬるい」

苦境に立たされた人気売り出し中のモデルが一発逆転の撮影の相手に選んだのは
彼女に恋する田舎者のボディビルダー
しかし
それが思わぬ幸福と悲劇を生み出す

ラブロマンスも絡めたアクション
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

アクションありき

トム・クルーズの前人未到の

そこまでやるかという限界への挑戦

観客を驚かせたいという願い

そんな彼の男気に対して

話が追いついていってないとか

そんな必要あるのとか

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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.8

「スーパーヒーロー」を見たのに
タイミングあわなかったとはいえ…こっちは見てないってのも悪いかな〜なんて思い
とりあえずの鑑賞

やはり
それなりには面白いし
話の辻褄もあっているようだけど…
原作で
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

3.5

耳の聞こえない少女に起きた奇跡は連鎖する
はたして神のみわざなのか
過去を持つジャーナリストが辿り着く真実とは

蚊もなく不可もなく
役者さんも悪くないし
それなりには楽しめるが…
一番の問題はあまり
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バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)

3.8

互いに大きな喪失感を抱えた男女は
出会い惹かれ距離は近づいていく
しかし
2人の間に存在する壁
打ち込まれる愛の弾丸


問題児なのがつくづく惜しい
危なさとナイーブさ
そこに絶妙なヘタレ加減
シャイ
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.3

前作が想像以上に面白かったので…
この暑さに対抗するにはこれだ!
と配信終了前に見てみれば
………
微妙〜
殺し方の演出は着実にアップグレードされてはいるけど
襲われる方に問題がある
いきなりだった人
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

カトリック

プロテスタント

根っこは同じはずなのに

ボタンはかけ違い

意味のない血と涙が流される

9歳の少年の瞳に映るのは

みんなで過ごしてきた街は燃え

笑っていた人々は変わり

激しく
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

「slam dunk」による空前絶後のバスケブームにより認知度は常識レベルに
それより少し前
お兄さん世代が目の色を変えて探し
私達も背伸びして欲しがった
そう
あの”エアジョーダン”はいかにして誕生
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

これが
現在の宮崎駿

人間臭い登場人物
理解できない行動
親切ではない物語
観客のことも
収益のことも
何もかも追いやって
これまでに小出しにしてきた
心の奥のドロリとしたもの
それを曝け出してきた
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.8

美しい王妃が王に残した最期の言葉
「私よりも美しい人と再婚して」
しかし
そんな女性などいないのだと諦めかけた矢先に目にとまった一枚の肖像画
それは妻の死以来
避けてきた娘のものだった


童話がベー
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.8

私の最も好きなキャラクター“ピッコロ”が活躍すると噂に聞き
ワクワクしながら今か今かと待っていました…
やっとAmazonで配信開始!
もうだいぶ公開から時間が経っているので軽くネタバレしますが
今回
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

ほほぉ
前作に引き続きエスター役のイザベル・ファーマンだけど
長い年月が経ってしまい無理が生じているのは確か
しかし
今回はやや趣向を変えてきた事で別な面白みがありました!
その分
あの不気味さはやや
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

これが
ただの一本の映画であったなら
私は躊躇なく高い評価をしていただろう
でも
高校生の頃から好きな作家である
“村上春樹”の実写化となると意味合いは変わってくる


もう聞けなくなった言葉
後悔に
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その怪物(2014年製作の映画)

3.0

ガクッ〜
バランス悪っ!!
この手の韓国バイオレンスで不発もあるんですね…
イ・ミンギの迫力はなかなかのもので
ハードな描写はいつものままながら
コメディの部分がノイズにしかなっていない
その笑いのほ
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つむぐもの(2016年製作の映画)

4.1

妻を失い
病に落ち
生涯を捧げた“紙漉き”を奪われた
職人「剛生」の中に
渦巻く悔しさと悲しさと怒り

自らの感情を持て余し
職場にも
家庭でも
居場所のない女性「ヨナ」
傷ついたプライドと投げやりな
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君たちはまだ長いトンネルの中(2022年製作の映画)

-

これは映画というよりはメッセージ

わかりやすく語られる日本の経済
ここで語られる方法が本当にこの国を良くするのか
私に断言できる知識はないけども
正しい事は隠され
間違った情報が当たり前のように垂れ
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

当時から評判を聞きつつも
子供が産まれたばかりで映画とは一番距離があった時で
今に至るまでついつい後回しにになっていたのですが…
とうとう見れました!


見た目から気弱で優しいのがわかる宮田
彼を取
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

湿地に生まれ

湿地に育ち

湿地しか知らない

もうここしかない

ここでしか生きられない生き物

そんな私を

みんなは目で罵る

蔑んだ

見下した

哀れんだ

汚いものを見るような瞳で

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.1

インディ・ジョーンズだった
アホなところも
ロマンがあるところも
抜けているところも
遺跡の謎解きも
全部ひっくるめて
私の知ってるインディ・ジョーンズだった
はっきり言って無駄にアクション長いし
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.9

アフガンで任務から戻ったマークスに告げられる列車事故にあった妻の悲報
娘との辛い日々の中
「あなたの妻の死は事故ではない」
同乗していた客の言葉はライダーズオブジャスティスという組織の関与を示すものだ
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聖トリニアンズ女学院2 不良女子校生たちの最悪ミッション!パイレーツの秘宝をねらえ!!(2009年製作の映画)

3.7

今回はご先祖の海賊が残した財宝をGETする為
新寮長に就任したアナベル率いる聖トリニアンズが突っ走る

もうね
冒頭の安っぽい感じからして良い
内容はさらにアホらしくなってるのに
イギリスらしいセンス
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ソフティ・イン・ケニア(2020年製作の映画)

3.8

ボニファス・ムワンギ

softie(弱虫)と呼ばれた少年は

フォトジャーナリストとなり

さらに政治の世界を目指す

アフリカで最も経済成長しながら

世界で最も腐敗した政治が行われる場所

搾取
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.8

70年代のイギリスの田舎町
閉塞した青春時代
複雑な友情
淡い恋心
ロック・パンクではなくソウルミュージックだったり
好きな女の子が黒人の看護婦さんだったり
若干の新鮮な設定はあるものの
良作の要素は
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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

4.0

“花楓”から“かえで”へ
そして
再び“花楓”に
たとえ
記憶は失われても
積み上げた思い出は消えない
ふだんは埋もれていても
たしかな強さでちゃんと存在している
そんな必死にもがく妹と
支えたいと願
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スクール・デイズ(2011年製作の映画)

3.8

いじめられっ子スタンリーとペアで課題をすることになってしまったアンドリュー
困惑するが
決めたのが学校一の人気教師サイモンというのもあり
いやいや始めるけど少しずつ変化が訪れて…
もうエド・ハリスあり
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聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦(2007年製作の映画)

3.8

このところ真面目なドキュメンタリーが続いていたので…
軽くて良い意味でアホっぽい映画が見たくなり
タイトルからして間違いのないコチラをチョイス!


イジメが原因で叔母の経営する“聖トリニアンズ”に転
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

3.8

絵を盗んだ泥棒ベルディア
絵を盗まれた画家バルボア
お互いに心の中に闇を飼う2人
描き描かれる事で
静かに少しずつ共振していく
しかし
この関係が幸せなものなのか
救うどころか
手を取り合いながら
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

「ビリーブ」のモデル
女性の権利を得る為に力を尽くし最高裁判事になった
RBG=ルース・ベイダー・ギンズバーグのドキュメンタリー映画

こんなにも才色兼備という人はそうはいないだろう
しかし
この場合
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カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)

3.8

エクアドルのアマゾンに住む民族
“シュアール族”
大地と
森と
連綿と受け継がれてきた習慣と
共に生きる道を選んだ彼等
若者も
文化を受け入れながらも
築かれてきたものへの敬意を忘れはしない
「スピリ
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中
ドイツ軍に囚われたアメリカ兵達
脱走を皮切りに筒抜けになっている情報を巡り疑心暗鬼になっていく
金から物資まで牛耳るセフトンが疑われていき…

とかなりシビアな話なのに…
ノリはかな
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作は劇場で見れず
悔しい思いをしたのでさっそく
今回も完全に劇場が向いてますね
やっぱりIMAXは素晴らしかったです

まぁようできとる
この形だからこその表現は磨かれ
抜群の音楽が盛り上げる
前作
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リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

3.4

エリックとアリエルの愛娘メロディが誕生するも
アースラの妹モルガナを恐れるあまり壁を築き海への接触を禁じてしまう
メロディはそれに反発してしまって…

悪くはない
悪くはないけど
明らかな蛇足
あまり
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.7

実在しない駅「きさらぎ駅」
迷い込みながらも七年を経て生還した一人の女性
神隠しをを研究している女子大生は取材を申し込む

これは…
ホラーとは呼ぶには抵抗を感じる
最近の「バイオハザード」みたいなP
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.0

目の不自由な女性
心折れた元キックボクサー
偶然と運命が絡み合った2人

映画としては使い古されたようなストーリーだけど…
奇をてらわないストレートな作りが良かったです

まず
吉高由里子の演技力が光
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リベンジャー 復讐のドレス/復讐のドレスコード(2015年製作の映画)

3.7

謎の死を遂げた少年
爪弾きにされていた少女は謂れのない罪を背負わされ
母を残し街から追われる
長い年月を経て
美しく成長した彼女は帰ってきた
ドレスメーカーとして


年をとり
フレッシュさこそ失われ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

あの楽しかった日々

容赦なく降り注いだ

愛情だったはずの熱で

心は焼け爛れたまま

彼が

どう思っていたのか

何を感じていたのか

もう知る術はない

ただ

今も残る

その瞳が

大きな
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