underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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女必殺拳(1974年製作の映画)

2.9

志穂美悦子主演の女ドラゴンもの。マンガちっくな描写には苦笑するしかなく、ひたすら拳の闘いに終始するという偏った作りも芸はないが、元々そういうコンセプトであろうから、そこは目を瞑ろう。しかし輝くは千葉真>>続きを読む

定職/就職(1961年製作の映画)

3.1

E・オルミ監督の初期作。低賃金だが生涯安定の大企業就職に挑む青年描くドラマで、古そうでいて現代にも通ずる展開に、自身はどうだったかと重ねたり。軽快な作りではないのでやや辛抱はいるが、初々しい女子とのデ>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.6

アニメ苦手な自分だが、本作は楽しめた。才能への問いかけ、運命の糸、向き合うべきは現実、多面的側面を有し、見応えあり。時間の経過も自然ですっと入り込む。ほぼフォーカスは2人なのに広がり感じる不思議さ。原>>続きを読む

ライオンと呼ばれた男(1988年製作の映画)

3.5

C・ルルーシュ監督によるドラマで、ほぼあり得ないような大河ドラマ的展開だが、ベルモンドの味わい深い演技でなかなか見応えあるものに。その存在感だけで充分楽しめるのだ。ルルーシュ頑張ってるな。それにしても>>続きを読む

リタ・モレノ 私は進み続ける(2021年製作の映画)

3.8

素晴らしいドキュメンタリー。自分には「ウエスト・サイド物語」のアニタがモレノなのだが、これだけ幅広に活躍していたとは!私生活もいろいろあったようだが、特にM・ブランドとの愛憎関係は興味深い。移民が成功>>続きを読む

ザイオン(2018年製作の映画)

3.5

生まれつき不自由な身体ながら、レスリングで頭角表した青年の短編ドキュメンタリー。里親転々とし不遇な扱い受けたことは、想像絶する辛さであったろう。良い里親に恵まれることがいかに重要か。レスリングのコーチ>>続きを読む

物ブツ交換(2018年製作の映画)

2.9

ジョージア製作のドキュメンタリー。と言ってもジョージア製は鑑賞後の解説読んでわかったことであり、予備知識なく観ると国はわからない。商人の搾取を描いているとあったが、その目線は感じなかった。どちらかとい>>続きを読む

エイリアンとの交信を追い求めて(2020年製作の映画)

3.5

永年エイリアンとの交信を願い、願いやり続けた男描く短編ドキュメンタリー。交信のために金を使い続け資金が底つくというこの展開、一体どうなっていくのだろうと疑問持って見ていたが、成程行き着いた先はそこか!>>続きを読む

父として(2023年製作の映画)

3.8

トランスジェンダーの子供を持つ父親の集い描くドキュメンタリー。11分の短尺ながら、静かだが力強い演出魂に心揺らされのめり込む。自分と闘うことが、自身の子供の最高の支援者になる正しい道。アメリカの影をき>>続きを読む

2つのキッチンの物語(2019年製作の映画)

3.9

米国とメキシコで経営する姉妹レストランを軸に、多様性に切り込む素晴らしいドキュメンタリー。移民問題にくわえ、前科ある人も懐深く受け入れる経営姿勢は美しい。一方それは根強い差別の存在の裏返し。助け合い文>>続きを読む

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.4

インドでナプキンの普及に注力する女性描く中編ドキュメンタリー。稼いで自立し、抑圧された環境を打破しようと挑む姿勢は美しく、応援したくなる。インドの田舎におけるナプキンの有難みは、想像を超えるものだろう>>続きを読む

ベナジルに捧げる3つの歌(2021年製作の映画)

3.4

アフガニスタン難民キャンプの実情描く短編ドキュメンタリー。常に飛行船に監視されている絵が全てを象徴しており、平穏無事とは全く無縁の世界。軍に入ろうとしてもがいた末の結末は、何と言っていいのか。子供の笑>>続きを読む

相撲人(2018年製作の映画)

3.6

女子相撲という厳しい世界に身を投じる大学生描く短編ドキュメンタリー。困難な道だからこそ応援したくなる。また渇いた画が美しく、映像としての見所あるのが良し。スローモーションも効いている。クライマックスの>>続きを読む

おかしなおかしな大冒険(1973年製作の映画)

3.3

ベルモンドの盟友P ・ド・ブロカ監督のとコンビ作。出だし快調で、ナンセンスなアクションと笑いにこれは面白いと身を乗り出すも、中盤からの失速残念。とは言っても本作は、ベルモンド&J・ビセットを見られるの>>続きを読む

約束の時間(2018年製作の映画)

2.9

3組のすれ違い描く中編。限定空間での会話劇としてはまずまずか。そんな事は起こらないだろうというシチュエーションに違和感覚えつつ、それぞれのやり取り食い違いはそこそこ面白い。大和田南那は光ってた。どきど>>続きを読む

スマイル(2017年製作の映画)

2.6

イタリア製ショートフィルムで、ナレーションは日本語。4人が寝て前向きになる展開と捉えたが、正直よくわからなかった。ホラーチックになるのかとも思ったがそうではなく、カメラは動くこともない。何を彼らは得た>>続きを読む

良いビジネス(2017年製作の映画)

3.0

SF短編で、人類とエイリアンの武器取引を軸に展開。たった5分であり、どんな世界か必要最低限のものしか描写されないのだが、両者の関係性は容易に相続できる。支配するもの、されるもの、果たしてどちらに女神は>>続きを読む

サイケデリック航空(1994年製作の映画)

2.7

短編コメディアニメで、何ということはない出来で、もっと何か起こるのではと期待すると肩透かし喰う。もう少し弾けてほしかったな。しかしオンボロの機内で、椅子・毛布レンタルと次々に商売に結びつける根性は悪く>>続きを読む

ディスコ・インフェルノ(2023年製作の映画)

3.0

70年代ディスコ舞台に展開する短編ホラーでまずまず。オープニングのインパクトはなかなかで、悪の正体は良くはわからぬが、短尺故の強引ささでそこは保つ。嬉しいのは懐かしやのディスコシーンで、あのコンビの名>>続きを読む

ビフォア・マイ・アイズ(2023年製作の映画)

2.8

より良き方向に持っていくのが正解か否か、が問われる短編で、心理の葛藤を描く点ではサスペンスか。主役の魅力のなさは如何ともし難く、流れも同意できるものではなし。人生の岐路とは何なのかを考えさせられたとい>>続きを読む

男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

3.4

異常愛をS・チプリアーニのお洒落スコアで包み込んで描く異色作。原色鮮やかな画作りも印象的で、その演出ぶりには惹かれる。一方一本調子になっているのも事実で、上等かと言われると微妙なのだが、本作のような伊>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

IMAXで鑑賞。血統、領土、信仰が絡み合い、壮大に描かれる叙事詩。本作のみでの評価となると難しいところもあるが、サンドワーム、決闘と見所も多く飽きることはなし。シャラメ&ゼンデイヤ哀しみの眼。H・ジマ>>続きを読む

映画の殿堂:エジプシャン・シアターの100年史(2023年製作の映画)

3.5

本シアターの存在知らぬで観たが、G・デル・トロ監督始め皆映画愛に溢れ、また挿入される各種映画のシーンがまた心地良く、10分強の短編ながらなかなかの充実度。芸術の灯を承継していく意思は素晴らしいな。

ウェザリング(2023年製作の映画)

3.2

20分の短編ながら、異様な緊張感に包まれるサスペンス。現実と妄想の間を揺れ動く描写は刺激的ながら、方向性が分からず戸惑うというのが正直なところ。そこかと頷かせるエンディングは気に入った。この尺だからこ>>続きを読む

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.6

これは拾い物。恋愛・出世がややこしやの絡みみせて、思わぬ方向に行く面白さ。人間の根幹を炙り出すところに他人事でない恐ろしさ感じつつ、それが興味深いという図。E・マーサン の冷酷なキャラ良し。A ・エア>>続きを読む