McFlyさんの映画レビュー・感想・評価

McFly

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コップ・ベイビー(2017年製作の映画)

2.0

本当に「赤ちゃん」が出てくるのか?と思わせるほど長たらしい前振りパートで不安を煽る本作。

「精神入れ替わりもの」として痛恨の設定となったのは『新生児と入れ替わった』という点に尽きる。

中身はオッサ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

【3点感想】
・「ギャル」=「懐かしい」に導く文化創造人らの演出の巧妙さに観覧者のアイデンティティが上書きされがち。
・チームSUNNYの豊満さに感じる「強すぎる程に強い気持ち」に戦々恐々。
・踊らに
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

とにかくツッコミ所を豊富に用意してくれている楽しい映画。

金曜ロードショーを家で見ている感覚で
「いや、そんな急速に凍らんやろ」
とか
「お前は女と寝とるんかい」
とか
心の中でツッコミを入れながら
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ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

1.0

4分の1ほど工事現場の作業を見せられているような感覚。
キャッチコピーの「派手にやろうぜ!」
はこの映画に対するメッセージだったのか。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

ロックでポップにエンターテイメントを魅せながら
掘り下げるとヒューマニズムやポピュリズム、リベラル、
多角的なメディア視点諸々社会的な鋭さも隔たせるシナリオや演出がまだまだ鋭い。

フランクに映画を楽
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.5

「原作インスパイア型実写化」がアニメ実写化の1つの正しい手法だと改めて感じさせてくれる。

スーパーヒーローのように超人的になりすぎない
人としての器の中での背伸び感で演出してみせる人間味に
ジワリと
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

ネタバレや伏線に触れず作品に興味を引かせて、かつ本編を鑑賞の際に全く予告編のイメージと異なるシナリオが展開されるサプライズ。
ベスト映画予告編部門で賞賛したい。

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

ツッコミどころが、イコール面白さに繋がっているという確信犯的な作りが上手い。

ハリウッドのCG、フランス映画のテンポとジョーク、中国映画のアクション、インドならではのミュージカル。
全てを絶妙に融合
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パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.0

とっても勘違いして過去作を観ないままに鑑賞。構成上の違和感を感じたもののこれはこれでこんなものかなと楽しめた。

スピンオフはいくらでも作れそうな。
アイデア次第でもっと楽しめる内容にもなる企画。

ハードコア(2015年製作の映画)

3.5

一人称視点でどれだけ自分が『主人公』と勘違い出来たかというと、
序盤でエステルが妻であると公言してくれた時点で自分が決めたガッツポーズの勢いを振り返れば言うことなかれ。

ただ一人称以外にも注目すべき
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

1.5

撮影・編集クォリティの高さに脚本が育っていない。とにかく惜しい!!こんなにお洒落な映画なのに!!

また邦題も足を引っ張っている。
鑑賞後皆んなで邦題をアレンジしてみたいまさに #邦題選手権 に相応し
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

1.0

これまで積み上げたものぶっ壊してくジャッキーチェンの全力少年ぶりを楽しませてくれつつ、
世界の平穏を保つ秘訣はカンフーでもヨガでもなくて頭の中をとことんお花畑にする事なんだよという事を10秒に1回教え
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.0

イルミネーション・エンターテインメントの長編シリーズという事で、ミニオン・PETとキャラデザイン重視で相変わらず脚本の生温さは否めないけど、

けど!!

この映画に登場する悩める生き物達同様に、
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

俳優や作画が際立って素晴らしいためか、物語の語り口、特に夢と現実の相互作用に「?」がノイズになってお話に入っていけないもどかしさが続く。

これは夢遊病患者の話なんじゃないのかとソワソワし始めたとこ
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

サブタイトルからその結果に至る過程を楽しませてくれる作品かと思うとそうでもない。

作り手都合の描きやすくて単純なお花畑青春物語に置き換えられた『実話に《基づいた》物語』

なはずなのに、エンドロ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

ふとした瞬間に語られるキャラクターのバックボーンにドキっとさせられる。そんなの今までのディズニーアニメーションにあったかな?と記憶を巡らせる。

窮屈な世界から夢を臨み、勇気と強さを持って自らの殻を
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

4.0

『大切な友達』口にはなかなか出せないけれど、いつかその大切な友達から助けを求められた時に、どう手を差し伸べるか?

人間関係で大切な事はずーーーーーっと、ドラえもんとのび太に教えられてきた。
今回の
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

5.0

こんな生田斗真の熱演を劇場で観るのを待ちわびていた!!!

『偏見』というテーマの中で淘汰される多様でマイノリティな価値観の正しさ。
一方でこの映画では「ジャニーズが出演している映画だから」という古
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

1.0

自分のスカウトが女の子を「幸福」に導いてあげられる術だと信じる主人公 白鳥竜彦が、逆に声をかけた女性たちが次々と「不運」に導かれてしまう悲しい顛末に悔しい思いを抱えながらもその背後に潜む新宿の影に真正>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

「盲目」でありながら誰よりもこの老人が全てを把握している慣れ親しんだ空間に閉じ込められる事で、圧倒的なアドバンテージを握られている事に対する恐怖心が心拍数の上昇に繋がり続ける。

「見つかったら終わり
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

僕自身キリスト教徒でも仏教徒でも特定の宗教に属しているわけでもなく、イーブンな気持ちで鑑賞。

異教を切り口に強き者が圧倒的な力で弱き者の心の逃げ場さえ奪い統治しようとする心苦しさは2017年の今も
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

2.0

主人公の突出した「計算能力」&「戦闘能力」という極端に異なる、またそれら能力を得た背景も描きつつ、本筋の事件をこれまた幾多の人物の目線から描き物語を収束させ、意外なオチまでつけるというおまけ付き。
 
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.0

前後編通して「現在」⇆「回想」を繰り返す単純な往来でありながら、回想シーン各章の見せ方を異なるアーティスティックな演出技法で楽しませてくれる。
 
快楽も取り戻し見事復活を遂げた色情狂の女がもはや理解
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.0

色情狂の女と読書マニアの男。
唐突でショッキングな出会いから恥識と知識のアンバランスな「真剣しゃべり場」が始まり奇妙奇天烈な2人の語り口に気付けばチャンネルはそのままに状態に。
 
ありのままで顧みな
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

見やすくて分かりやすい映画という部分では文句なしの満点レベル。
 
本当に笑えたのは、
「通行人が興味のないビラ」という演出を
『よし、ビラ配りの周りにクシャクシャにされたチラシをたくさん転がして、近
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映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

やけに立ってるなぁと思ってたら『リハビリすればまた踊れる』ってこんな甘えた奴が世界のステージ立てるわけねーだろと。

甘えんじゃねぇぞの親の一言で全ての話が完結しそうなシナリオで春のドラえもん映画の公
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映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

2.5

鈴木先生がドラマ10話分を通じ教壇の上で行ってきた『実験』の集大成。

優等生も問題児も普通の子も変な子も、「教育」という1つの切り口から見事に様々な角度へと「解釈」を枝分かれさせてゆく。
多感な中
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MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーン、ボクシング試合会場を舞台に全てのタイムラインの物語が一気に収束していく見事なカット構成に全力をかけたなドン・チードル。

神から授かった翼を奪われた男の哀れにも思える生き様の中で鈍く輝
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ピートと秘密の友達(2016年製作の映画)

4.5

正しさの指標は何も必ずしも大人が持ってるわけじゃないってこと。
 
不慮な事故から森の中でドラゴンと出逢った1人の小さな男の子の「冒険」を通じて、逆に大人が大切なものの存在に気付かされてしまうディズニ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.5

人生に見放されたような人物をベン・スティラーが演じてくれるとなぜだか希望の光がスッと浮かび上がるような気がする。
 
とにかく自分に自信がなく、魅力を感じず、他人を卑屈に思ってしまうようなキャラクター
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劇場版 進撃の巨人 後編 自由の翼(2015年製作の映画)

3.5

続・作画兵団の圧倒的注力。
4DMXで鑑賞し、リヴァイの圧倒的な戦闘力を演出する4D体験がすさまじ過ぎて30を超えたおっさんが「うわーー!!」と声を上げた。

劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢(2014年製作の映画)

3.5

シナリオの構成力と圧倒的な作画への注力。
作画兵団が心臓を捧げているのがひしひしと伝わる。

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