りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

リディキュラス6(2015年製作の映画)

2.9

なんやかんや最後まで観てしまった。
本当にRidiculous。
珍しいキャラのアダム・サンドラーさんだった。
何してるの?っていう笑いが多かった。
転がって枯れ草になるとか、ホームアローンな顔とか面
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.5

ジョン・タトゥーロさんって演技派なんだ…!って思った。
人が悩んでる姿よりアクションを観客は望んでる…って、この映画自体を皮肉ってるようにも感じた。
あの長い廊下はこのためだったのか。
汗だくジョン・
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光のほうへ(2010年製作の映画)

3.9

やられた。最後に詰め込まれてた。
兄弟ふたりの物語。
格子越しの言葉、教会、息子 って、ずっと続いていた暗い雰囲気の中に波のように押し寄せてきた。
あそこで弟にあんなこと言われたらもう…!
無気力なの
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ウィーク・オブ・ウェディング(2018年製作の映画)

3.4

アダム・サンドラーさんのいい人感が溢れてた。
これはいいのかな?って部分も少しあったけれど、全体的にクスッと笑えて楽しかった。
通りすがりや犬にまで忘れずに笑いをふりかけてくれる細さがいいなって。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

観ていて自然と笑顔になれる。
気持ちが通じあったようなシーンは嬉しくなるし、時々のユーモアも面白い。何度も口もとがほころんだ。
特別なものはいらなくて、音楽とか食べ物とか小さなものから波長が合っていく
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

罪とは…
最悪の事態を知った瞬間の恐怖。そして、それを突き放すような真実に愕然。
コール音と赤いランプが印象的だった。
手早く対応していた彼の表情が変わり、慎重に受け答えをしていく。
電話の向こうの音
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.7

純粋で愛に満ちた2人。
冷蔵庫といっしょに、あの場所へ幸せを運ぼうとした2人。
その気持ちは揺らがないのに、理不尽にガラス越しへと追いやられてしまう。
お母さんの、「愛を信じているならうろたえないで」
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

なんという宮廷劇…!
きらびやかな服や装飾、音楽。その中に渦巻く嫉妬、嫌味、傲慢さ。
お気に入りでいたい、なりたいって気持ちが捻れて歪んで…
わがままで自分勝手でまるで子どもみたい。女王なのに、なんだ
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エクスペリメント(2010年製作の映画)

3.1

服役歴のない一般人が、看守と囚人に別れて刑務所実験。
上手く表せないモヤモヤ感があった。胸くそ悪いって言葉がしっくりくる。
支配者は絶対的だと錯覚して高揚感を味わう。
いっぽうで、屈辱を受けた者は屈す
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.6

海中バトルの迫力満点!
海の底に広がる世界の壮大さに驚いた。様々なキャラクターから船の形や衣装と、あっちこっちに目が向く。
どこまでも豪快で力強いアクアマンがかっこいい。いちいち着地もかっこいい。
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

月へ行く人と待つ人。
「アポロ11号が月に…」ってところにたどり着くまで、多くの犠牲とコストがあったことを知って成し遂げたことの大きさを改めて感じた。
親しい人が次々にいなくなっていくのは苦しかった。
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.6

「もっと長いと思ってた」
小さな少年が大人になるまでの、長いようであっという間の時間。
いいことも悪いことも様々あるけれど、どれも逃せない一瞬。
最後の最後に、この映画の真意みたいなものを感じた。
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プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)

3.6

あの家に差し込む光のように、じんわり温まるお話だった。
子どもの頃を共に過ごした叔父の家。プールやテニスコート、ブドウ畑。
過去の記憶と交差する場面が印象的だった。時々マックスが大きな子どもに見える。
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.8

彼は彼らだったのに。
確かに「混乱した時代」だけど、あの軍服は地位だけでなく人間性までも変えてしまった。
本当に運のいい人。そして頭もきれる。
なぜそこまで?っていう疑問と恐ろしさでいっぱい。
あの場
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ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

3.7

若さからウガンダという国に飛んで、大統領に気に入られて主治医までに。
彼の傍らに立って見えたのは、酷くて容赦のない独裁政権。
怖くて酷くて、最後は気分が悪くなってしまった。あんな場所の裏であんなことし
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PK(2014年製作の映画)

4.0

''かけ間違い''でいっぱい。
神様、あなたはどうしてほしいの?
あなたを探して僕は疲れ果ててしまった。
へんてこな友達PKのコミカルさに笑わされ、率直な疑問に意表を突かれた。
「どの宗教か、体に印で
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.5

政治家という顔に重くのしかかる責任、道徳…
彼も悪いけれど、自分たちの利益しか考えていないマスコミも怖い。
報道されていることが全て真実だとは思わないけど、もっと信じられなくなった。
政界とか、こうい
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ジェイン・オースティン 秘められた恋(2007年製作の映画)

3.6

結婚には、愛とお金のどちらが大切?
どちらも難しい。嫌な世界。
ジェインの苦悩が大きすぎて悲しくなった。
詩の朗読をしていたのが、小説になっていたところが感慨深い。
森や野原を駆け回ったりする田舎と中
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

ドストエフスキー!
集合するとわくわくする。
Blu-rayで観たからか、ゲームみたいな世界に見えた。
フラッシュ可愛い。場の空気が和む。
アクアマンの豪快さと野性的なところがかっこよかった。

オーバードライヴ(2013年製作の映画)

3.6

麻薬って本当に怖いものだなって。
脅され使われ狙われ…捕まると刑期は果てしない。
息子のためとはいえ、運ぶにはあまりにも重すぎる荷物だと思った。
巻き込まれた彼はたまったもんじゃないけど、丸く収まった
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦場を見て、人間を知って、こんなの間違っていると駄々をこねる少女みたい。
だけど、それがすごく現実的で人間らしいなって思った。
「僕は今日を救う。君は世界を救え。」
って台詞が忘れられない…!
戦う姿
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

会話と話の交差が楽しい。
午前十時の映画祭にて、スクリーンで堪能できた!
パンプキンとハニー・バニーからはじまるオープニングが最高にかっこいい。
くだらない、でもずっと聞いていたくなるような会話が、引
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

どっちが善いのか悪いのか…
母の名前っていう思わぬ共通点からの収束が予想外だった。
やっぱりスーパーマンは最強だなって思った。
ワンダーウーマンの登場がかっこよすぎ。そこからずっと彼女に夢中になってし
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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

3.4

思わず自分もリズムを刻むくらいに音楽にのれる。
鼓動といっしょに、曲もあがっていくのがすごく心地いい。
自分の色を見つけられた者だけが、這い上がれるのかなって思った。
ヘッドホンを外した音の世界を走っ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.3

泣くしかなかった。
どんなに信仰心が強くても、やっぱり決めるのは自分であって、踏み出すのも自分の足。
バジュランギおじさんかっこよすぎる。シャーヒダーちゃん可愛すぎる。
リズムがよくて派手なミュージカ
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.3

今度はDCを追っていこうかと…
スーパー・マンのSじゃないと知って驚いた。
キャスト豪華でびっくり。それもおじさん方が…!
やっぱりシリアス強めだなと思った。
いろいろ破壊しまくるバトルシーンは心配に
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ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

3.2

あんなに変わってしまうものなのかと怖く感じた。身体中に入った刺青が凄まじい。
刑務所で生き残るために、群れて従って手を染めて、外に出てからも足は汚れたまま。
警官とも取引していて、本当に黒くて汚い世界
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リベンジ・チェイス 決着の荒野(2018年製作の映画)

2.5

お久しぶりティム・ロスさん!と思って手に取ってみた。
それぞれ中途半端な気がしちゃったのが残念…
いっしょにお金を集めてくところは楽しかった。
酒を持ち歩き両手はポッケに、ショルダーバッグを提げてて、
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

オープニングの急かすような音楽と不穏な空気がたまらない。
まさに''GLASS''の物語だった。
何をしたの?どうするの?その後は?って展開にドキドキ。散りばめられた伏線はもちろん拾いきれず、また驚か
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レジェンダリー(2017年製作の映画)

2.6

何が正しいことだったのかわからないけれど、全て無駄になったのはわかった。
宗教って難しい。
落ちているのに気づかないような、ただの石ころなのに…
全く喋らないジョン・バーンサルさんのキャラクターが意外
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スプリット(2017年製作の映画)

3.6

個人的に、終わり方というか引き下がり方が好きだった。
彼女を見て鉄格子ごしに一瞬揺らいだ悲しい目に、物語の印象が変わった。
いろんなマカヴォイさんが見れて楽しい。
ダンスするシーン呆気にとられた。
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

お金、ドラッグ、酒、女、お金。
今まででいちばん中指の立った映画だった。
飛び交う汚い言葉、アフリカのジャングルみたいな会社に圧倒される。
3時間弱あるのに全く飽きないテンポとカメラワークで最後まで楽
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

親としての思い
息子としての戦い
立ち上がるシーンがかっこよすぎる。
いろんな思いを抱えながらも自分の道を貫こうとするアドニスも、失ったものを取り戻そうと勝つことが全ての彼も、どちらの闘志にも熱くなっ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.1

I can't beat it
彼の大きすぎる傷を知ったとき、思わず涙が出た。
綺麗に映った海と雪の街並みが、一瞬にして寂しくて物悲しい景色に変わってしまったよう。
助けてくれる人も赦してくれる人もい
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セブン・デイズ・イン・ハバナ(2012年製作の映画)

3.3

音楽が素敵。
あんなに海が近くにあるなんて、あんなに近所から卵がもらえるなんて、住人が協力してくれるなんて…と、いろんな文化の違いにほっこり。
オムニバスでも、少し繋がっている部分もあって楽しかった。
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.7

時々本当に女性に見えるのは、それほど美しいからなのかな。
それは昔からあったのに、突然芽吹いて根を張り、心も体も覆い尽くしてしまった。
小さい窓の奥の女性の真似をするシーンが幻想的ですごく残ってる。
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