うそからでたまことさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

うそからでたまこと

うそからでたまこと

映画(496)
ドラマ(0)
アニメ(0)

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.4

ジェイソンライトマン、ディアブロコディ、シャーリーズセロンのヤングアダルトトリオの最新作。
前回のようなコメディ要素は少なめだが、より一層だらしなさと憎まれ口に磨きがかかったシャーリーズセロンは最高だ
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

アカの他人同士での貧しくとも幸せな擬似家族生活を描いた是枝監督最新作。
奇妙な家族であることはツッコまない、絆最高系ファンタジー作品だと思っていたが、実はお互いなにを考えてるか分からず、秘密ばかりで複
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

メキシコからの密入国を仕切るカルテルとアメリカの特別捜査官との抗争を描くクライムサスペンス映画。
相変わらずの超法規っぷりな捜査官コンビとか装甲車の等間隔走行はキマっていたけど前作のような深みはなかっ
>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.3

デンゼルワシントン主役の実は超強いんです系アクション映画。
職場をホームセンターからタクシードライバーに変えた今回は殺気丸出しの刺客に襲われ、カーチェイスも披露。
運転手の評価は星5にしろよ

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.3

欠陥工事により崩落したトンネルに閉じ込められた男を描くサバイバルヒューマンドラマ。
トンチンカンな行政やマスコミvs被害者を救おうとする救助隊は踊る大捜査線よろしく事件は現場で起きていた。携帯のバッテ
>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.6

精神病を患う女性とその担当医との恋愛関係が、担当医の双子の兄が現れたことで徐々に狂っていくラブサスペンス。美しくも狂ってる映像に惑わされ引き込まれる。複製された男でも寝ても覚めてもとも異なる、また別の>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

突然失踪した元カレを引きずってるヒロインが瓜二つの別人に恋に落ちるラブストーリー。不安定で不穏な物語とtofubeatsの浮遊感ある音楽がマッチしていた。どことなく黒沢清感があったのは脚本で納得した。

運び屋(2018年製作の映画)

3.4

金欲しさに麻薬の運び屋を始めてしまう90歳の老人をクリントイーストウッド本人が演じた、監督最新作。
色々と彼も思うところがあるのでしょう。
100歳は99歳まで生きた人しか目指さない。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.2

音を立てたら異星人に殺されてしまう新感覚スリラー。設定の割にはストーリーや演出に意外性と工夫があまりなかった。妊娠してたのはヒヤッとしたけど、その状況下でする?って呆れとエロい想像の方が優ってしまった>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.0

人気漫画原作の超能力アクション映画。ロケーションもキャストもスタンドのCGも良かったのに2時間に詰め込んだストーリーは強引で無理やりな展開になってしまった。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

卑屈でひねくれ者がイエスのみを答えなければならない誓約を立ててから前向きに人生を歩み始めるラブコメ。
相変わらずのコメディエンヌっぷりのジムキャリーと究極のご都合主義映画の組み合わせは強い。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

スパイダーマンに登場するヴィラン、ヴェノムが主人公のマーベル作品。
トムハーディと相棒の宇宙人との負け犬同士の友情と俺たちの再起が、物語が進むにつれアツい展開に。寄生されちゃって、のテヘペロ感が良かっ
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

貧乏な天才女子高生が金目当てに一世一代のカンニングに挑むサスペンス映画。ところどころツッコミどころが多いけど本作のスタイリッシュな映像とスリリングな展開は今までのタイ映画の印象とは異なっていて新鮮だっ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

黒人みたいな白人の用心棒と黒人のことを何も知らない上流かぶれの天才ピアニストの黒人とのロードムービー。
おバカだけど本質的なトニーと賢いけど薄っぺらなドクの対照的なキャラクター同士の掛け合いが滑稽でも
>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.5

40の田舎暮らしのさえない男とフィリピンで買った嫁との愛と欲望と葛藤を描いた作品。地方の閉塞感や過保護な母親によって岩男のストレスと性欲がコツコツと貯まり狂って爆発する様を安田顕が熱演していた。嫁姑の>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

幼少期に誘拐され25年間、犯人の自主制作アニメに関する知識だけを与えられ、監禁されてきた男が実の家族、友人との関係を築いていく物語。
社会から隔絶された人間が暖かい人間に囲まれ、社会と愛を学ぶといった
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.7

言葉が話せない迷子の女の子とその母親の元まで送り届けてあげるおじさんとのロードムービー。
ただでさえ、血の繋がりがない大人と子供の絆を描くストーリーに弱いのに、宗教や国境を越えて国が1つになる様をあん
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.7

くんちゃんが過去と未来を巡りながら成長する細田守の最新作。
家族に会いたくなって、小さい頃の自分に戻りたくなって、家族が欲しくなった。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

18世紀のイングランドを舞台に宮廷内の政略と権力争いを描いたエマストーン主演作品。前作の聖なる鹿殺しでヨルゴスランティモスにどハマりして鑑賞。前作同様キューブリック然としたバッチリ決まった構図と毒々し>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

実話をベースにした警官と暴力団との抗争を描くバイオレンスアクション映画。
とにかくマドンソク。会ったら確実に悪党をワンパンで倒せる、っていう韓国映画版ワンパンマン。「一人か?」「ああ独身だ。」

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.9

原作村上春樹、監督イチャンドンによるミステリー映画。
予感はさせながら事実には決してたどり着かず唐突に途切れる思わせぶりなシーンの連続は、意識で現実を捉える空想的な世界観を巧みに演出しており、作品が進
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

1970年のメキシコを舞台にした、家政婦と中流階級の家族を描いた作品。淡々と流れる日常が、美しいカメラワークと構図で映し出される。あえて色鮮やかであろう70年代のメキシコから色彩を奪って、内面にフォー>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

3.7

ヒッチコックの名作ミステリー。
手の込んだ脚本もさることながら、オープニングに始まり、めまいやスコティの悪夢を表現した映像センスが素晴らしかった。ミッジのやらかし感もなかなか。

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.4

伸縮自在のアリンコヒーローアントマンの二作目。
今回もペッツ攻撃しかりアイディア満載のアクションは冴えていたがそれらに加え、今回はカーチェイスに伸縮ギミックが加わって進化していた。前回の量子の世界を掘
>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.6

伸縮自在のヒーロー、アントマンが活躍するマーベル作品。想像以上に伸縮ギミックをアクションに落とし込んでいて迫力あるヒーロー映画になっていた。娘の部屋での死闘もアイディアたっぷり。31アイスクリームは鋭>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.5

ロッキーのスピンオフシリーズ第2弾。終始ほおらロッキーの言うこと最初から聞いておけばよかったんだよ、と言わんばかりの予定調和が続きうんざりするが、それでもやっぱり非合理的で効果不明のトレーニングで鍛え>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.7

1930年代禁酒法下のシカゴを舞台に、ギャングと財務省の捜査官チームアンタッチャブルとの戦いを描く。時折使われる主観のカメラワークが面白い。
ショーンコネリーとケビンコスナーが出会うシーンがアツイと思
>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

3.7

日本統治時代の韓国で独立運動を目的としたテロ組織とそれを追う日本警察のサスペンス。密偵に次ぐ密偵が複雑になり過ぎず丁度いい塩梅で見る側もかく乱される。橋本の容赦ない往復ビンタのシーンが最高。

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

シチリアで実際に起きた誘拐事件を題材にした、ラブストーリー。
シチリアの美しい風景と幻想的で詩的な演出がマッチしている。ゴーストの目線ちょっと低くないですか?

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.1

アリシアヴィキャンデルに主役を変えスタートした秘境アクションの新シリーズ一作目。トレジャーハンター・ララクラフト誕生の前日譚らしく、二丁拳銃炸裂する2作目に期待したい。

ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

遺伝的にラッキーで丈夫なじいさんが倒れたことで死生観について考え始める話。
ナッシングがエブリシングでサムシングってことなんだと思う。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.7

ドラッグ中毒の元ボクサーがタイの刑務所内で過ごした極限状態の囚人生活を描いた作品。悪夢的な刑務所とその囚人達、獰猛で無茶苦茶なビリーの暴力、大音量のトリップ感満載な音に劇中終始圧倒された。時折見せる無>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.2

エドガーライトの一作目となるゾンビコメディ。音楽を使った演出はこの頃から冴えていて、サイモンペグの演技も最高だった。確かにBlue Mondayの初版は投げないでほしい。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.3

元軍人の殺し屋をムキムキのホアキンフェニックスが演じた作品。
美しい日常風景とサイケデリックな音楽、穏やかだが武器はハンマー、トラウマが信条でもある、それらの数多くのギャップが彼の葛藤を物語る。ジュデ
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

1985年の伝説的なライブ、ライブエイドに至るまでが描かれたフレディマーキュリーの伝記的作品。
はぐれものの彼の孤独や葛藤がラストのwe are the championsで吹き飛ばされる。
bohe
>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

香港マフィアで裏切られ失墜した組員が復讐するジョンウー監督のバイオレンスアクション作。劇団ひとり風のチョウユンファがかっこよすぎる。クラブでシンと対峙した時の足に乾杯が最高。肩や脚ばかりで急所に全く当>>続きを読む