うそからでたまことさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

うそからでたまこと

うそからでたまこと

映画(492)
ドラマ(0)
アニメ(0)

来る(2018年製作の映画)

3.3

悪霊に取り憑かれたある家族から依頼を受けたオカルトライターとキャバ嬢霊媒師はその家族の調査を始めるが、徐々に被害は大きくなっていき、、というジャパニーズホラー作品。
中島哲也監督らしい、ポップな色彩と
>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.6

人体の突然変異により起きた大火災から30年、火消しのバーニングレスキューが再度訪れる災厄に立ち向かい世界を救う様が描かれる今石洋之中島かずき最強タッグの最新作。
フラットでソリッドなデザインをベースに
>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.3

シャブ売り仲間で友人のケンとカズは片田舎で闇商売を続ける日常を過ごしていたが、そんな生活に不満がたまり危険を顧みずあるタブーを犯してしまう。
どうしようもない日常を変えたくても変えられない、男たちの鬱
>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.1

原因不明の疫病から避難し山小屋に籠もる家族にとある男が訪れたことで不協和音が起こりはじめるパニックホラー。
正体不明の恐怖は正体不明のまま、ただそれが引き起こす恐怖のみが描かれる大胆な脚本。であればそ
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.1

湾岸署に勤める青島刑事が個性的な登場人物と共に事件に立ち向かう人気ドラマシリーズの劇場版四作目。
最終作ということもあり前作ではあまり見られなかった本庁柳葉とのタッグが見どころ。「バナナだ。」

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

3.1

湾岸署に勤める青島刑事が個性的な登場人物と共に事件に立ち向かう人気ドラマシリーズの劇場版三作目。
序盤の軽快でユニークな会話劇が懐かしく心地よかった。肝心の事件については様々な作品がモチーフになってい
>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.3

突如発生した霧に包まれスーパーに閉じこもった人達を謎の生命体が襲ってくるというパニックスリラー。
ツッコミどころはいくらかあるが、ラストの絶望感と胸糞悪さは素晴らしい。

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.0

ラブドール職人の主人公とその胸の型取りに協力してくれた女性とのラブストーリー。
ラブドールを題材にした感動的なストーリーを作りたいって思ったら真っ先に出てきそうな脚本だった。作中何度も出る濡れ場はラス
>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.2

売れない劇団の脚本家である主人公とその彼を手放しに褒めて甘やかし自分の家に住まわす女性2人の出会いから別れまでを描くラブストーリー。
ラストに繋がる映画的なトリックが所々に仕掛けられており、特に2人で
>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.6

ナチス統治下のポーランドでピアニストの主人公が奇跡的に生き残る戦争映画。
悲惨な状況の中、とにかく生きようとする姿にピアノをもう一度弾きたいという執着が意外と描かれず、シンプルに生きたがっている点が良
>>続きを読む

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.2

高校生活を起点とした様々な人間関係や生活が過去現在と時間軸を行き来しながら描かれる群像劇。
引きで大きく風景を切り取るカットが青春に想いを馳せるテーマとマッチしてるが、ブレ続けるカメラワークは目が疲れ
>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.7

インドムンバイのスラム出身の大学生が、人生のどん底からラップスターにのし上がるボリウッドメイクマネームービー。
格差、世間体、家庭問題、さまざまな不条理に抗う度、彼の心に火が灯り言葉が生まれる。静かに
>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.9

山岳部に所属していた冴えないニートの男とそのサークル時代の後輩の女性が毒ガス拡散事件に巻き込まれ、高層ビルを登りながら逃がれようとするパニック型SASUKE風クライミング逃走アクション映画。
階下から
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

第三次世界大戦後の荒廃した都市を舞台にした人気漫画原作のSFアニメ。
映画用のオリジナルストーリーみたいだがちゃんと2時間にコンパクトに収まっていて無理のない展開になっている。
世界観を再現した高いア
>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

社会になじめない付き合い下手の新人医師のセイヤーが何十年も半昏睡状態の患者を目覚めさせる奇跡を描いた物語。
30年の眠りから目覚めたレナードが人間の素晴らしさを説き、周りの社会や医師のセイヤーらがそれ
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.6

神の街と呼ばれるスラム街で勃発した、ギャングの抗争の歴史を実在のカメラマンの目線でリアルに語られる。
現代でも残るギャングの抗争は時々ドキュメンタリー番組でも見かけるが大抵は抗争の発端も原因も分からず
>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.2

整備不良が原因で人身事故を起こしたと訴えられた運送会社の社長が自動車メーカーの構造欠陥を暴き自社の潔白を証明する企業サスペンス。
プレイヤーが多い中コンパクトに2時間に収めた日曜劇場。主人公が大逆転劇
>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

3.5

交通事故の罪で投獄されていた男が出所し訪ねた被害者の家で障害をもつ女性と出会い恋に落ちていくラブストーリー。
社会の醜さと空想のピュアな美しさの対比で心を揺さぶる演出に感動した。特にジョンドゥが語った
>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.4

半狂乱で電車に引かれて死のうとするキムヨンホがなぜそうなってしまったかその人生を遡りながら描かれていく不条理系ヒューマンドラマ。
一つ一つのエピソードに過去と繋がるシーンやセリフを織り交ぜ彼の怒りや哀
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

世界的な停電が起きた夜にビートルズがなくなり、自分だけ記憶している男がその名曲達を歌いスターダムを駆け上がるファンタジーミュージカル。
ストーリーの軸はあくまでも幼なじみとの恋愛で、ビートルズがいない
>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.4

ボクシングの世界戦で沸く仙台駅のとある夜をきっかけに様々な男女の物語を描く群像劇。
今泉監督得意のモヤモヤ感と肩の力が抜けたリアリティが本作でも存分に出ている。
人生は偶発的要素だらけっていう物語のテ
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.4

元天才ピアニストの栄伝亜夜が再起をかけて出場したコンクールで異端の天才児や幼い頃の友人と出会いながら予選を勝ち進み、自分の過去を乗り越えていく成長物語。
なんとなくぎこちなく感じた笑顔からラストの笑顔
>>続きを読む

プロジェクトA2 史上最大の標的(1987年製作の映画)

3.2

海賊、悪徳警官、清朝の密偵、革命軍と次々と事件に巻き込まれる新米所長のドラゴンが描かれる人気シリーズの続編。
前作よりキャストと派手なアクションは見劣りしてしまうが、それでも十分に楽しめる。大掛かりな
>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.6

湾岸警察のドラゴンと陸上警察のジャガー泥棒のフェイがタッグを組み海賊逮捕に挑む、ジャッキーエンターテイメント。
とにかくアクションのアイディアありすぎ、実現しすぎで息つく暇もない。特にお家芸の椅子とチ
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

埼玉が東京から迫害を受けていた時代、とあるカリスマが現れたことにより独裁国家東京の支配から埼玉が解放される様を描く埼玉讃歌コメディ。
自虐的な埼玉あるあるを余すことなく詰め込みながら、故郷のために闘う
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

ポンコツ熱血サラリーマンの宮本が不器用にも熱くしぶとくブサイクに足掻く姿が描かれるヒューマンドラマ。
喜怒哀楽全てが強烈でめちゃくちゃで見苦しくて美しい。宮本はいつのまにか「おれ」になっていて自分の体
>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.3

連続殺人事件の犯行予告現場となったホテルで従業員と潜入捜査員がタッグを組んで事件を解決するミステリー。
容疑者はホテルのお客様ってわけだけど、一個一個単発で片付けずにもう少し有機的に同時多発的にトラブ
>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

息子に先立たれ妻に逃げられた過去を持ち病にも苛まれ孤独な日々を過ごす牧師が、環境保護問題を訴える男と出会うことで信仰心や教会への信頼が揺れ始めていくサスペンス。
信仰と繁栄は異なる、では繁栄の為に神の
>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.1

テレビ番組の撮影でウズベキスタンに滞在中様々なことを感じ体験しながら自分と向き合っていくロードムービー。
リポートは上手で体も張る、すぐ迷子になる、彼氏意外に心を開かず無愛想、歌手志望、そんな薄っぺら
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.2

タイムループ系スリラーの続編。
スリラー要素よりツリーの内面やその成長を描く青春ストーリーになっている。そこはあまり関心はなかったけどコメディセンスは健在で、ジェシカロースの命がけのお色直しも可愛いく
>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.6

三島由紀夫が割腹自殺をする一年前、単身東大に乗り込み全共闘との討論会に臨む姿を描いたドキュメンタリー。
難しく観念的なことは勉強不足で分からないが、思想が対立する相手を前に敬意を抱きながら丁寧に対話を
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5

おもちゃの世界を描く大人気シリーズの4作目。
主人公はあくまでも少年=ぼくたちで、その知らないところで活躍、冒険するおもちゃに郷愁や愛らしさを感じるっていう構造だと思ってるけど、今回はほとんどおもちゃ
>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.4

大人気ゾンビコメディの続編。
前作のように導入部分がない今作はさらに内容がなく淡々とゾンビコントが続く。ピサの斜塔を使った今年のゾンビ殺しは素晴らしい。サンデーサンデーサンデー!

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

ガンフーでお馴染みキアヌリーブスのガンアクション満載の大人気シリーズ三作目。
冒頭の本使ったアクションからいきなりまだまだアイディア残ってるなと期待が高まり、見事それに馬と犬で応えてくれた。にしてもこ
>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.6

事故で唯一生き残った組織の連絡係と共に
巨大麻薬組織の謎のボス「イ先生」を追うノワールサスペンス。
ホテルでのなりすましのシーンは完全にゴーストプロトコルだったが、キムジュヒョクの超個人技だけで上回っ
>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

元警察官で盲目の女性が猟奇事件解決に挑むサスペンススリラー。
絶体絶命のピンチに点字ブロック見つけてダッシュするシーンなど盲目ギミックを活用したスリリングなシーンに見応えがあった。主要メンバーを躊躇な
>>続きを読む