wantaroさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.8

面白かった。笑った。阿部寛・豊川悦司すごい。
あんまり邦画見ないから、最初は「ローマ人、江戸の町に現る」って感じだったけど、だんだんと役柄そのものに見えてきた。
あの顔と身体なので、キモいことしてもシ
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ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)

3.7

辛い。胸が痛い。
同じテロの映画に「パレス・ダウン」がある。あちらはテロの恐ろしさや惨さがメインだった気がする。
本作もテロに遭遇してしまった人々の恐怖や無力さは描かれるが、もっと人と信仰と愛について
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

2.3

ジャックブラックもケイトブランシェットも、老けないなぁ。ケイト様らしい役で、衣装もメイクもお似合いでした。
が、
この演技力溢れる2人を使っても、魅力のない映画だった。主人公の少年含め、どのキャラも薄
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.7

終盤からエンディングで、やられたー!と思った。
タイトルを気にして「it」を考えさせられるけど、it詐欺!くそー!
見終わってからタイトルをよくよく考えると面白い。
目に見えないものへの恐怖や警戒心、
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.3

音楽のくるみ割り人形が好きなので鑑賞。実際に、音楽たっぷり、バレエまで長めの尺で使われている。お城もロシア風。主人公はウルトラ美少女だし、その他キャストも豪華。キーラナイトレイもヘレンミレンも無駄遣い>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

知らなすぎる言語の映画には一歩引いてしまうのだが、これは借りて正解だった!まったく飽きずに最後までドキドキしながら見た。そんなタイのカンニング映画。
カンニング手法そのものだけでなく、それぞれのキャラ
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狼チャイルド(2017年製作の映画)

3.7

半ばまでは、なんじゃこりゃって感じだったし、CGがしょぼくて萎えたけど、だんだん見入っていった。時々挟まれるお芝居のような歌と照明が妙に心にしみる。
社会的な異物と、その異物にとっての世界。相容れない
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ネイキッド・フィアー(2017年製作の映画)

1.5

ずっと全裸なのは編集大変そうだなぁとか思った数分後、全員下着着用!wwwだったらなぜ最初全裸にしたんだwww
雪山である意味→寒くするため→全裸にするため→半裸(-_-)
せめてサバイバル要素とかエロ
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マーニー(1964年製作の映画)

3.5

えっ、これショーンコネリーだったの?(終わるまで気付かず)常にキメ顔で、弱く病んだ美しいヒロインを神のように導く役。古い映画あるある。
ところでヒロインのマーニーが美人すぎてすごい。個性的ではないけど
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インモラル・ゲーム 淫らな遊戯(2018年製作の映画)

3.3

邦題が色々ひどい。
不安定な若い男女がたまってつるんで、ノリで悪いことしまくる。それがかなり酷いレベル。でも美しい自然の風景の中で見る彼らの姿は無垢で儚い。
最初は誰が誰だか分からなかったけど、だんだ
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テルマ(2017年製作の映画)

3.1

映画作品としては良い出来なんだと思う。独特の美しさを保ちながら、ギリギリ分かるくらいの難しさ。
テルマの抑圧感がこちらにもうつりそうなほど。ずっとちょっと緊張しつつちょっと不快。
個人的には、このタイ
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パグ・アクチュアリー ダメな私のワンダフル・ライフ(2018年製作の映画)

3.7

基本イギリス映画が好きなので楽しんだ。アナ・ケンドリック風の表情と役柄の主人公が、ほどよく親近感持てて見やすかった。
パグはずっと出てるけど、犬映画というよりも、ほのぼのコメディ。ちょいちょい笑える。
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.4

50年代ならではのポップレトロな色彩の服や家具、髪型なんかがメルヘン。
そんな中で人間のドス黒さをねちっこくバイオレントに描く。豪華な主演2人が、流石の演技力と存在感でドス黒さ増幅。
シュールです。黒
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

3.4

邦題からして法廷モノっぽいけれど、レバノン内での難民問題や紛争問題について触れる作品。そういった内容に疎いので、詳細まで理解していない。それでも、本作の強いメッセージ性には、心動かされる。
人の憎悪や
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ボリショイ・バレエ 2人のスワン(2017年製作の映画)

3.8

バレエのドキュメンタリーかと思って借りたら、2人のバレリーナの映画だった!家庭環境や性格の違うユリアとカリーナの育っていく様子、その道の険しさが描かれる。ガリーナ先生がまた良かった。
踊るシーンが多く
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

面白かった!
日常的に使うPCやスマホ画面を多用して、SNSや検索手法などの特徴を活かしている。そしてそれが効果的だった。
ストーリーも最後まで「どうなるんだろう?」を途切らせることなく、リズムよく展
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レンブラントの夜警(2007年製作の映画)

3.3

レンブラントに限らずオランダ画は苦手な私。だからこそ見てみようと思ったけれど、レンブラントに興味がなくて楽しめず。
しかし、まさにレンブラントの絵のごとく絞った照明の感じとか、舞台のような繰り広げ方が
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情婦(1957年製作の映画)

4.2

白黒苦手なのにすっごく面白かった!エンタメ映画として素晴らしい出来!
ストーリーもいいし、キャラクターもいい。そしてコメディ感もたっぷりだから、法廷ものなのに飽きることがない。
これは名作だわ。

クロエ~無垢な娼婦~(1996年製作の映画)

3.7

見始めたら、ヒロインがマリオン・コティヤールに似てない?あれっ本人?びっくり。
結構簡単に家出して(^_^;)その後はひたすら堕ちてゆく少女。クズ男を信じて娼婦にさせられたという鉄板のかわいそうな少女
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マイ・ドッグ・スキップ(2000年製作の映画)

3.3

犬映画。犬が喋ったりしない王道派。
犬と少年を中心に、周囲の人の状況や、時代感を感じ取れます。
どんな時代でもどんな場所でも子供は育つ。その横に犬がいてくれたら、心強いですね。

ルワンダの涙(2005年製作の映画)

3.7

ルワンダの集団虐殺についてとても真面目に描いた作品。真面目なため、エンタメ的に見ることはできない。
見た後に原題の意味に気づいた。邦題は全然違うけど違和感なしでGJだと思う。

人が人をザクザク殺して
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引き裂かれた女(2007年製作の映画)

3.7

恋する若く美しいガブリエル…。相手は手練れのおっさん。おっさんでなくてもいいと思うけど、恋の激しさが分かりやすく描かれる。好きよ、こういう「惚れたら負け」なやつ。
しかしこのおっさん、わきまえている。
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オルランド(1992年製作の映画)

3.6

どんな男が好き?っていう質問には「ティルダ・スゥイントンみたいな見た目の男の人」って答えたい、ずっとそう思っていた。
そしたらたまたま、男を演じる作品に出会った。16世紀の衣装に身を包んだティルダ様。
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

カンヌとイザベルユペールの魔法というだけではなく、静かだけどのっぺりしない空気感が良かった。
なんてことはない内容なのだけど、会話やちょっとしたシーンに質感がある。
面白いというわけじゃないけど記憶に
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オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.7

フランスの子供達。今やこんなに多様な人種模様。でも焦点はそこではない。
1つのこと(ここでは音楽)に取り組むことの素晴らしさを描いている。
自分と向き合うこと、他者との調和、親との会話、厳しい練習、そ
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

パレスチナの女性たちの視点を身近に感じることができるin美容院。
女性ならではのお喋りは、とても普通だが、内容はパレスチナならでは。そして美容院の外では爆撃。
恐怖や怒りでか、ヒステリックになりながら
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.4

前作より規模アップしたけど薄くなった気がするイコライザー。
この手の「カッコいいアクション映画」はほぼ水戸黄門に見えてしまう。安心して見られるとも言う。嵐の中の格闘とか、雄々しいっ。
男の子向け。
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アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物(2016年製作の映画)

2.5

よく分からなかったし、惹きつけられなかった。文化を知らないからか、怖くなかった。むしろ情勢や体制の方が怖いくらい。
ホラーとかコメディは、文化がかなり影響するよね。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.8

知識と教養(ソ連について、歴史について、クラシック音楽、英語)があれば爆笑だと思う。完全にイングランドコメディ化されたスターリン体制終焉。しかも核となる役がブシェミ。やり取りがいちいち笑える。それぞれ>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.8

作中で明言されてはいないけれど、おそらくこのヒロインは特別学級クラスのアスペルガー。女性がアスペな映画は少ないから貴重。
そのコミュ障ぶり、KYぶり、敏感さ(聴覚視覚触覚)、それらがあるからこの映画の
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シークレット・エスケープ パリへの逃避行(2017年製作の映画)

3.0

夫婦生活と育児の中で、溜まりに溜まった感情。もうやだ、もうほんとやだ。夫は何も分かってない。でも向き合うこともできない。
そんな中、貴婦人と一角獣の本に出会って内容に惹かれるけどやっぱり夫は分かってく
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皇帝ペンギン ただいま(2017年製作の映画)

3.7

ペンギンが氷上を行進する姿は、まるで通勤するサラリーマン。水中での軽快な動きとは大違いだ。
繁殖から産卵、育児、親離れ。どのステージも厳しい。種の保存のために、みんなずっとこれを繰り返す。
歩く姿や育
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ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.0

何でも思い通りににできるアプリ。その力を使って人気者になる転校生。
内容がドラえもんみたいだった。でも主人公は普通にイケメンで陽キャ。イケメンで陽キャでカリフォルニア育ちなのに妙にスレてなくて素直でバ
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

3.6

ほのぼのして上品な雰囲気の総督一家と、純粋な若き男女、素直な使用人達。彼らのキャラが非常に見やすかった。キャストもうまかったし。
実際の一連の流れは相当厳しいものだったのだろうけれど、辛さや苦しさより
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.7

官能コーナーに置くなーー!
修正:ロマンティック部門にありました。

チューリップの球根投資がこんなに流行っていたとは…。
女と男、運命と信仰、そのあたりを分かりやすく描いていて面白かった。キャストも
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.0

「バトルオブザセクシーズ」が良かったから、もう少しテニスを知ろうと思い鑑賞。
しかし、テニスまたはこのボルグさんとマッケンローさんを知らないと、退屈かも。
淡々としてるし、2人の名前も聞いたことなかっ
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