Takasugi,Keiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Takasugi,Kei

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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

日本語吹替で観ましたが、文句なしです。プロの仕事、全く違和感なし。

スモールフット(2018年製作の映画)

3.9

異なる種の遭遇、衝突から、共存と平和までを描いた明るく優しい物語。ファーストコンタクトものとしても丁寧な描写。
キャストの演技が素晴らしい。セリフでも美声が響くコモン、演技が素晴らしいレブロン・ジェー
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

・かさぶたを口ではがすシーン、同じ癖があるからぐっと引き込まれた。
・「共感や理解」と、言葉に出すことは全く違うことだというのを突きつけられる。
・元クラスメートがいう「昔と変わった」という言葉から、
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おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

3.6

土や木に触れて働き、貧困から抜け出すため切実に教育や公正な取引を求める農家に比べて、虚礼や数字に取り巻かれた先進国のエグゼクティブたちが野蛮に見えてしまう瞬間が何度もあった。彼ら生産者の必死さに応える>>続きを読む

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団 アクラム・カーン版『ジゼル』(2017年製作の映画)

4.9

絶望と恐怖と暴力と性と死に支配された世界を描き出す、暗黒の身体表現劇。先史の古代から現代まで、無数の引用に満ちた複雑で重層的な設定。ダンサーの超絶技巧がそのまま人間を異形の存在に変える圧倒的な演出、振>>続きを読む

カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

3.8

ギタリストたちの音の豊かさ…ギターとアンプだけでそれぞれの音が出てしまうことを目の当たりにして、やはり「音は人なり」というか、いい音は弾き方次第だなと改めて思った。
ニューヨークで取り壊される建物の廃
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.5

ビタースウィートという言葉がこんなにも当てはまる映画を知らない。児童文学が原作でファンタジー要素も濃いけれど、子供向けというより、大人に刺さる作品だったと思う。
俳優全員、演技がすばらしくて、とくに主
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

4.2

途中で『要塞都市L.A.』のマイク・デイヴィスが出てきてヒャッホーウってなった。下町好きには天啓のような話だったけど、とはいえ世間による相互監視でもあるわけで。どんな社会であっても自由をどう確保し、う>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.8

途中まですごくよかった。若干少年の設定がぶれたりするのも許容範囲で、少年と少女の冒険がそれぞれの時間を超えてオーバーラップし、時間が自在に前後するのが気持ちよくハマっていた。
でも謎解きのくだりがあっ
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

最新型の『ペイル・ライダー』。フークア監督がこんなにビジュアリストだなんて!『マグニフィセント・セブン』では全然感じなかった映像の魔術師っぷり。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

アンディ・サーキスの演技がすごくよかった!大胆不敵、常に余裕綽々な躁的なおしゃべり系の悪党。もっと彼の芝居が見たい。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

『スリー・ビルボード』と対にするといいと思う。ジェレミー・レナーは『ハート・ロッカー』以来のハマり役。性暴力が重要な要因になるこの映画で、エンドクレジットに「ワインスタイン」の名前を見るのは複雑な気持>>続きを読む

ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

4.0

人は全て役割を負い、それに応じて地位があり場所がある。そしてその上にある大きなシステムにつながる感覚を得るとき、熱狂が生まれる。けれど時間や距離を置いてみれば、誰しもが一人一人、同じような存在だ。この>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.3

ボールドウィンが常に本気で語り、議論に勝つためでなく言葉が内から溢れてくる人なのが映像の、いつも濡れたような瞳から伺えた。全編にわたり鋭いフレーズがちりばめられ、時間を超えて世界を照射する。何度でも見>>続きを読む