Takasugi,Keiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Takasugi,Kei

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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

呆然。こんなに深く刺してきた映画はここ10年以上観たことがなかった。まだ何度も見直さなければいけないと思う…。

2回目観た。1回目より色々な細部に目がいく。映画に現れる様々な要素が反復し、衝突しあっ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.2

東の山田孝之、西のライアン・ゴズリングというくらいの見た目クールで中身は訳がわからない怪優になってしまったライアン・ゴズリングであった…今回アクション・ギャグの能力が開花してしまい、ますますこの人に映>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.8

「いまの視点からサフラジェット運動を捉え返す」ということをイギリス映画の伝統を踏まえて行った映画だった。サフラジェットたちの行動はいまのブラックブロックなどになぞらえられているし、クリーニング工場は現>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

ラストの『許されざる者』展開、これだけでもうグッジョブ。
でも一言だけ言わなくてはいけない。「インディアンの恥さらし」という訳について。アメリカではたしかに先住民族の中から自称として「インディアン」を
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

まず、すべての発達障害者はサヴァンではなくて、本当は「何もとりえのない人間は生きるに値するのか」という問いに対して答えなくてはいけないのだと思う。そこまで踏み込めていなかったのは残念だった。でも、いか>>続きを読む

ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

4.4

先住民、売春婦、アウトロー、中国人苦力…忘れられた人々の口を通じて物語られるもう一つの西部開拓史。そもそも西部劇とはそういうものだったはずで、それを甦らせている。西海岸に現れた「高貴な野蛮人」最後の一>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.0

いろいろな映画のルーツになる作品だなぁと感じた。たとえば『メリーに首ったけ』、今に続く無数のロマコメ…。軽妙な会話のやりとりがとにかくうまくて、脚本の技を感じた。ロブ・ライナー監督なだけに挿入される夫>>続きを読む

ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.2

あくまで今の自分にとっては、の点数です。ヒッチコック映画をきちんと観ている人にはもっと上のはず!徹頭徹尾ヒッチコック映画を超有名監督のインタビューをもとに分析する映画なので、コアなファンは垂涎のはず。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

死霊のはらわた2的なハイスピード・ギャグのつるべ打ちみたいなところやいかにも作り物っぽい演出はサム・ライミの真骨頂で思った以上に作家性が出てたと思う。CGを特撮のかわりに使う感覚というか。気持ち悪さス>>続きを読む

話の話(1979年製作の映画)

4.7

ものすごい映画だった…人類史の現代と過去、一人の人間の今と昔、ロシアという国の歴史、それら全てが入り混じりあい重なりながら時空を貫いてアニメーションが流れていく。幻想と現実も混ざり合い、何重にも重なっ>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.5

コメディタッチのひっかけとか、うまい。先に観た『アントマン』とすごく似てるなぁと思った(こっちの方が先なわけだが)。

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

2.6

いいか悪いかでいうと、お前はぜったい許さねー枠です。
でも絵はめちゃくちゃ綺麗です。特に中盤の大爆発。大・爆・発!人間的でないものの美しさと小動物のチャーミングさがいいです。でもあのカニはやりすぎ…。
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.0

とても美しい物語だけど、取扱注意の劇薬でもある。
アニメーションの美しさ!

キャノンフィルムズ爆走風雲録(2014年製作の映画)

3.9

映画版『まんが道』みたいな二人の話。A先生とF先生は再びタッグを組むことはできなかったけど、彼らは生きているうちに和解できてよかったな…。
ドキュメンタリーとしてもまとまっていておもしろかった。低予算
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

4.2

このマイケル・キートン最高!『バードマン』、『スポットライト』ときてこの映画だったからこんなに喋れて踊れるスタンダップコメディアンだったと思わなかった。品のないロビン・ウィリアムスというか。底抜けに陽>>続きを読む