劇中はややシュールかつ軽快なノリに引っぱられるから笑えるけど、振り返ってみれば彼が行き過ぎたほどにピュアである故に、冷酷に刺さってくるものはある。うまい話やと思うなあ。
引きめで割とカット割らずに撮>>続きを読む
すごい丁寧な演出。
人物とその空間が等身大で浮かび上がってくる。
お互いが持つコンプレックス同士が擦れあってキリキリ傷んでるような重たーい話やのに、なぜかのほほんとした、ほんわかな空気が流れていると>>続きを読む
特盛のアクション劇。
アジアの臭みがよくて
ふつうに作品としてのクオリティも高い。
しかし個人的には「いや、今日は大盛でよかったな。。」ってやつ。
再見。
登場人物たちは人生を自分の手で選択してるようにも、何か予感に導かれていくようにも見える。
そうして行き着く結末がやはりむちゃくちゃ良い。
キェシロフスキの映画の中の人間はみな瑞々しくて愛らしい>>続きを読む
この人の脳内アジアいちロマンチック。
頭のなかをゆっくりと巡る上質な余韻。
でもあんまつまんなかった気もする。
スギムはもっとぶっ飛んだヤツかと思っていた。草臥れたオヤジの熱唱は、無条件にエモい。
"キャストが豪華な話題作"なんてもんじゃねえ!ヒリヒリとした分厚いエネルギーを感じた!
彼の身体性と彼女の嗚咽が物語を越えた気がしてブルった。
そして渡辺謙のあの背中にグロテスク。
途中ゴジラのテーマ流れた時はコメディかと思ったけど、やっぱこれコメディや。
実際テーマは監督自身の苦悩を映した重いものながらも半分はフザけてたんじゃないか。オチとかネタやろあれ。
「観る人のことは一切>>続きを読む
ロードムービーやけど、メインは友情と
刺激を求めて奔放に生きる男の葛藤と代償。
もっと煙たくて泥臭いビート時代のリアルを見たかったけど、なんか落ち着いてた。描くべきものはちゃんと描いてたし面白かっ>>続きを読む
あんなガッサガサのカメラでばり丁寧に撮ってる。。脚本も天才的に面白いし。演者全員アクがスゴい。。
「出てくれそうな人(出演者)、使えそうな家とか、持ち札は決まっていたのでそこからお話を作っていきまし>>続きを読む
うーん、これならもうちょっと短い尺でできたような気もする。
シャープで涼しげなタッチはすきやけど。
当時の街並み、ビビットなファッションやモデルたちの美貌にうつつを抜かしながら、アレゴリーで解く抽象画。
ヤードバーズの演奏シーン、一番初めはヴェルヴェッツに頼んでたってエピソード最高。
あまりの透明感になんでもないシーンで涙がこぼれそうになる。
あんなところに置かれて「人生は美しい」なんて言われたらもう言葉出えへんわ。
ディバインによる意欲的フェラ。
息子役は演技してたけど
そのムスコがぜんっぜん演技できてなかった。
バスキアはやっぱり画商とか周りに使い捨てられた感があって悲しいよなあ。
明らかにペース崩されてたもん。
いくら彼女やアンディみたいな友人がいても、孤独を拭いさることはできひんかったみたい。嗚呼、芸術家>>続きを読む
イケイケした今のアメリカの悪いところ詰め込んだみたいな映画やと斜に構えてて、
思ってたよりは素直な作風やったけど、
やはりあまり好みではない。
背景はあんなに手こんでるのに
キャラはなんであんな下手くそなんやろう。。
この映画が戦争映画の未来版やと仮定した時に、男女が逆転した設定が新鮮やった。
女が戦場に出て男が帰りを待つっていう。
おれは>>続きを読む
原作との距離の取り方とか、嚙み砕き方はおれは面白いと思ったけど!
金もかかってるし割とちゃんと作ってて、上手くまとまりすぎてる、というか。フザケてんのかマジメにやってんのか。収まってしまった感が。>>続きを読む