このレビューはネタバレを含みます
夢と喜び、苦い現実や郷愁、そして愛。この映画はあまりにも多くのことを内包している。
アルフレードはあるとき「映画と人生は別物だ」とトトに説くが、否、
この映画はまさに人生そのものであると、俺には思えた>>続きを読む
あの人柄で自由を貫いてるのがいいよな!
代償がぜんぜん代償に感じられへんかった。
楽しさゆえに没頭して撮り続けたらいつのまにかあの歳になってたんやろう。気の若さと彼の意志が瑞々しく輝いてた。
そして>>続きを読む
それはドラマティックに魅せるクラシック音楽のようでありながら
他人の日記を読んでいるかのような淡々とした湿っぽい日常性を併せ持ち、
舞台を観劇している感覚と同時に
憐れなご近所さんの秘め事をつらつら聞>>続きを読む
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めちゃめちゃ寝不足で行ったのに、85分間全く目を離されへん、瞬きの間にさえ何か見逃してしまうんじゃないかと生唾飲みながら食い入るようにスクリーンを見つめてた。あの緊張感は音とその差し方がうまく保たせて>>続きを読む
やりたいことはわかるけど…。
描き方がもひとつで惜しいなあという感じ。おもしろくない。
こういう映画を見るたびに
自分がパーティとかクラブが苦手な理由がハッキリしていってしまう。あの空っぽ感。
友達と観てもオモシロクナイヨ!
チンポコ噛み付いたって笑エナイヨ!
つまんない映画にB級って言葉使うのはイヤ。
ヒーローによるアンチヒーローものやけど、気づけばなぜかヒーローに祭り上げられてるという可笑しさ。
設定とか面白いと思うなあ。
本木雅弘はこういう役のイメージ。
音楽も時代感あってよし。
空からの街並、自転車で駆けた海沿いの道などの風景がのほほんとしながらも爽やかであり、それがそのまま映画全体のイメージに繋がっていた。
間やリアクションのくさいかけ合いに何度かツッコんでしまった(優し>>続きを読む
月夜に祈り始めたときは嫌な予感したけどギリセーフ!
なんか惜しい感じがするから、他の作品見てみたいな!
前野健太って全然知らんけど、
雨上がり、夜のトーキョーを漂って、
ネオンライトに当てられながら弾き語りするってだけでこんなにもつんや。
インタビューとかあるわけじゃなく、ひたすら歌ってる姿を手持ちで撮>>続きを読む
グレイテスト!!
ジミクリの生演奏、
リー・ペリーとアップセッターズのレコーディングatブラックアークスタジオ、
ラスマイケルのナイヤビンギライブ、
アビシニアンズの生演奏、
サードワールド、Uロイ等>>続きを読む
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ラストシーンがよい。
2人はやはり結ばれないが、最初のシーンと比べると実にイキイキした顔で、自分の声を得た様子の彼女。
別れの哀しみを浮かべながらもそれを穏やかな表情で見守るジョー。ここに言葉にできな>>続きを読む
オードリー綺麗すぎる。仕草もキュートやし、英語の響きとか強さもお上品な感じで。
あれがアパート下の階に住んでて夜な夜な階段のぼって窓の外からコンコンしてくるとか、ニューヨークハンパねえ。。
日本人の>>続きを読む
妖艶なお風呂の見世物小屋女優ガランスと、あらゆる犠牲を投げ打ってでも彼女をモノにしたかった4人の男たちの話。
すっげえ気合い入ってる。グロテスク。
滑稽さというかエンターテイメント性の中にどうにもなら>>続きを読む
フーリガンの目的は
結局なんやったんやろう。
映画全体の描き方としてもそうやけど、彼らはファーム同士の争いに躍起で、試合の結果なんて一時的な上がり下がりでしかなかったように思える。
「生きてる」って>>続きを読む
静寂な街の風景を映すSFっていう
見たことないような映画。
昭和の田舎臭さと宇宙の壮大な神秘性が、なぜか溶け合って共存してるっていうハイセンス。
ささやかで暗号的な思い出が長い時間をかけて遠い星に運>>続きを読む
キュートでロマンチックやけど嫌味がないから、こっちも連れてこられた世界の中で安心して踊っていられた。そして上質な余韻。
憎悪、憧憬、未知(誰にでも影響されうる)。被爆経験者から3世代の
アメリカに対して抱く感情のギャップ。
八月晴れた日の入道雲にセミの鳴き声が聞こえてくるオープニングに、穏やかな現生活への喜びを感じ、>>続きを読む
『笑いを通して人間の業を描くのが落語である。』談志、落語を深みに持っていきすぎ。いや、談志がたどり着いたのか。
本能的な欲や怠け、あらゆる業ををむき出しにする登場人物たちもなんだか憎めない、そんな人間>>続きを読む
超ボーダー独白ダイアリー。
思いっきりがよすぎて笑えてくる。
やっぱ詩はこの人の武器。
てかこの人はそもそも見据えてるものが違うような。
奇しくも同22歳、出し方は違えど、おれもここまで突き抜けられた>>続きを読む
これすきやねんな、、
警察に非道なイメージを持たせてた印象。
金メダルの"Justice"の文字が皮肉に光る。
一生背負い続けるんやろうな、ドニー。
邦題よくわかんね。
政治情勢にただただ振り回されて、国民たちは心の声を押し留めて仮面をかぶる。
アレハンドロが少年時代のホドロフスキー一家の話。
無意識に完全に別世界の話やと自分と映画に線を引いて見てたけど、現在もこんな>>続きを読む
2回目。やっぱこれ劇場やな。
アガるはアガるけど、ここまで開かれると別モノかな。
特別なエンディングでもなかったのにウワッときて、その時知らんところでじわりじわり育ってた感情があったことに気づいた。繊細なところやられた。
深津絵里の恐るべき透明感。何歳よ。
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満たされることのない淫欲は
30代に入り、さらなる快楽を求めて
極端かつ過激に膨張していく。
その代償の大きさ。執拗に用意された因果。
これはある種の病なのか、ただの色欲狂なのかで意見が変わってくる>>続きを読む
なぜだかボコボコのヤリマン中年女性が、道から外れることなく生きてきたであろうジェントルな老人男性に、自身の色欲でまみれた半生を語り、そこから性や愛について考察し合うというヘンテコ対話映画。
案の定お互>>続きを読む
まーたディスがてんこ盛り!
ゴチャゴチャしている。
スローバラードがかかってからは
薄くサーって流れていっちゃったイメージ。
最初苦手かなって思ったけどやられた。
予測してたままの話の流れがきただけやのに、その輝きになんか感動してしまった。
ぺ・ドゥナの横顔がよかった。
この時代のテーマが人間らしくて好き。
『太陽を盗んだ男』といい、
虚無に抗って物質的な幸福を掴んだけど、そこからの景色もやはり虚無、みたいな無情さがあって。
人間はこの時点でもう「発展≠幸福」って気づ>>続きを読む