わのさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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わたしの魔境(2022年製作の映画)

3.0

オウム真理教に入信して人道を外れていってしまった人々のドキュメンタリータッチな作品

人間の負の部分を突いて脅し、絶食と不眠による過酷な制限の中で多くの人を不幸へ誘った彼の罪は大きい。
現在も統一協会
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.5

妻思いで冷静な敏腕刑事がある事件の真相に近づくにつれて心身を消耗していくのが観ていて辛かった。それでも態度には表さず勇猛果敢に突き進んでいく姿に、「仕事がすべてではない。すべてが仕事だ」と語ったゴルゴ>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

2.9

ループ系なので話が進むにつれて面白くなります。
「未来だけを見てないで、“今“にも目を向けろ。そして今、大切にしたいものが自分の周りなのか自分自身なのか考えることが大事だ。」というメッセージを受け取り
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

3.0

登場人物の間に余計な恋愛要素が無く、設定としても破綻は無いので観てられました。
※割りとグロいです。

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパ圏で深刻な食糧不足対策のための口減らしが横行されるようになった。
亡命のために何処行きとも分からぬコンテナに乗り込んだミアとニコだったが人数調整のために離れ離れとなり、ミアが乗っていたコンテ
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渇水(2023年製作の映画)

3.1

連日の水不足に苦しむ前橋市が舞台の映画
渇水は、人々の心まで干からびさせてゆく

電気代は払えても水道代は払えない人、だれかに払ってもらう人、なんにも払えない人、色々

水は上から下に、時間と同じく一
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

この人生で叶わなかった恋や夢や人生の目標が別の宇宙にいるあなたは叶えているはず、きっと。だから安心してこの人生を全うしていいと言われた気がしました。

第2章の終盤で宇宙の終焉と再構築がわずか0.1秒
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

舞台となる老人の家は決して広くはないが、嗅覚や聴覚が特化した退役軍人を侮ってはいけない。灯火を消されて銃撃され、圧倒的な腕力で強盗たちを恐怖の渦へ陥れていく様は見事とも言える。

2もあり、伏線はそこ
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.3

前半は冴えない女性をコミカルタッチで描いていて面白いのですが、女性宅から強盗が〝あるもの〟を盗んでしまったところから雲行きが変わり始める。
女性は反逆の牙が有効だと気が付き、根暗の怪力男とタッグを組ん
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マッドタウン(2016年製作の映画)

-

最初の10分は飛ばしても大丈夫
セリフがほとんどなくて、30分でリタイアしました

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.0

賛否が別れていますが、個人的には面白かったです。

作品内に出てくる遊園地のジュピター・ワールドが構成要素としてどんな位置づけとして存在しているのかは最後まで分からなかったですが

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.3

疑問を持った段階までは、あるいは彼女にまだ幸せを取り戻せる猶予があったかもしれない。それが本物なのか偽物なのか気にする必要もなかった。そこで、自分はいけない人だと感じ、周りに同調する意志を示せていたら>>続きを読む

パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.5

資金や病気の壁を越えた人々は人生さえ商品化し、それでいて資本主義からは脱却できずにいた。
技術的革新に脳が追いついていないと言われる昨今において、その溝はあまりにも大きなものとなってしまった。

N号棟(2021年製作の映画)

-

廃墟だと言われてた団地に人が住んでるという設定は良いのに観ると残念な作品

カメラを止めるなからお笑い要素を取った感じ?つまりなにも面白くなかった

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

-

本当に世界にゾンビが溢れたらこうもいかないだろうなぁという場面が多くてリタイアです…

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

罪と家族と救いについて

ウソンと同じくらい、みんなに幸せが訪れますように
とりわけ、ヘジンにも

バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

1.5

人は五感に訴えてくるものに縋りたい生き物なのかもしれない。それが親睦の深い存在であれば、あたかも信仰深い信者のように疑う余地もなく集中してしまうのだろう。

ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

プラシーボ効果のように、娘が自分の妹だと言い張ることで、あるいは霊的に憑依していたのかもしれませんが、母親も頭がおかしくなっていく感じ

終わりが「えーーー!?これで終わり!?」というタイプの映画です
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

2.9

明け方の海で失われる大人の恋の話
雨のパレードが全面協力でめちゃくちゃエモい

その朝は表層的には変わっているようで、内在的には何も変わっていなかったのかもしれない

海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

2.8

本人たちも数年後には忘れてしまいそうな、ささやかで限りなく無に近い出会いと分かれに心が浄化されました。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.0

湿地に産まれ、湿地に育てられ、湿地で絶えるまで主人公のカイアは自然と同体であり続けた。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

能は歴史上の人物や物語をテーマにした悲劇を扱う伝統芸能で、本作で取り入れられている演目「邯鄲(かんたん)」の刹那的な夢見心地の部分が、過去や隠蔽などが積み上げられた〝村〟に一筋の光を刺す美咲の存在と重>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.0

なにか作業をしながら観るのが丁度いいくらいに、台湾の日常的な風景や人物が流れていく作品
大きく感情が動くということもなく、ただただエモい

SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ泣けたなぁ
社長の度が過ぎた演技も最初こそ違和感を覚えたけど徐々に馴染んでいった感じで、
最後も漫画と同じく〝生きて〟終わって良かった😌

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

幼少期から人を操縦することでしか生きられないサイコな連続殺人犯が捕まるものの、彼の一部が良くしてもらったという人々に何かしらの形で受け継がれていくという内容

3度目の殺人を観ていなかったら最後に驚き
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

2.9

作りすぎて残ったカレーだって白米を入れれば美味しいピラフに生まれ変わるんだ

人生の一部が失われてしまったとしても、また新しいやり方で、上手くいかせることはできるんだ

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

思っていたよりもスッキリと観終わることができました。
恋愛って音楽とか小説とかマンガとか合うなぁってとこから始まることがあって、それはめちゃくちゃ楽しいんだけど本質はそこじゃないんだなと思った。
妻と
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.1

大学から社会人にかけての5年間くらいが実は無敵モードで、若いってだけで何したって問題ないって思えた。そこに恋とか友情があれば殊更、僕も風を切って生き続けられたなあ。

彼女視点での ある夜、彼女は明け
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.1

何かが起こるような予感がして、何かが起こって冷めていく目と
突然の恋と
突然の死

まぁでも、ぜんぶざまぁみろだ

エンディングテーマがThe Mirrazでテンション上がった

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

昔の色々を思い返して
妙に納得したり
やっぱり分からなかったり

そんな昔に蓋をしてくれる作品でした

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

ほっこり系を期待して見始めましたが、とんだサイコ映画でした…!
一度、狂い始めた思考は自己正当化というエンジンによって更なる終わりに向かい始めて、止まる頃には本当にすべてが終わっている時というのがとて
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カーム・ビヨンド 漂流者(2020年製作の映画)

3.0

なぜ、ジョシュア・ウォン監督は本作を作ろうと思ったのか、何を伝えたかったのか気になって香港の地形や都市形成の論文を少し読みました。というのも、香港が洪水に悩まされているという認識があまり強く持っていな>>続きを読む