ミラーワールドの根幹の部分のネタバレを先に出しちゃったり、かなり攻めた内容だったとは思う。
昆虫観察のような乾いた視点から、人間のなせる業を面白おかしく描いている。かなりエグいことやってるのに、東北訛りのおかげで中和されてる感じがあるのがまたおかしい。
町山智浩が言ってた「悪党どもの『オズの魔法使』」、素晴らしいですね
その後も繰り返される三船敏郎と志村喬の役柄の対比、このデビュー作からして全く変わってないのが面白い
どうせ収まりが悪いんだから最初からこっちでやれば良かったのに。2時間半も3時間も変わらんて。
言うほど悪くないけど、仲直りの仕方が雑過ぎ。その偶然が無ければこいつらずっと喧嘩してたんか?
数年前のいくつかの実在事件がかなりストレートに題材になってて要素詰め込み過ぎな気もしたけど、それを超える意外性もしっかりあって満足。ある趣味を持つ品川徹の部屋が恐ろし過ぎで、そういえば松井秀喜もその趣>>続きを読む
ポール・ベタニーのこの使い方、20年後のワンダヴィジョンで繰り返されとるな
中島美嘉の吹き替えが…。昔ブラック・ジャックのピノコの声を宇多田ヒカルがやってた時の感じを思い出してしまった。
波打ち際でお題目をあげる千葉ちゃんのやばさもさることながら、片岡千恵蔵の絶妙な胡散臭さがたまらん。暗殺を超える思想が無いのなら結局、暗殺は是、なのか?笑
本家のスター・ウォーズよりパルパティーンの使い方が上手いってどういうことや
岸部一徳が最後に裏切ってアウトレイジ最終章的な展開になる世界線ではなかったのか
ストーリー自体はたびたび描かれてきた信康の悲劇話の範疇に収まるものでやや退屈だが、演者の熱演で一人一人のキャラがとにかく強烈。錦之助は当然ながら、杉村春子の築山殿は最初っから化け物だし、月形龍之介の信>>続きを読む
隣人の医者がすげえ良い人で、ビリー・ワイルダー自身の投影だったと聞いて納得
マシュー・ボーンがX-MENファースト・ジェネレーションでもやった裏世界史話だけど、より自由度が増してる。第一次世界大戦絡みの人物が勢揃いで、イングランド中心の描き方がだいぶ鼻にはつくが楽しい。
原作初期の絵柄の再現度が半端じゃない。04年以降のスマートなゾロリ&可愛らしいイシシ・ノシシもあれはあれでよくできてるが、こっちの下品さも捨て難いですな。特にイシシ・ノシシの声が野太過ぎて笑う。
普通であることの息苦しさ、その下に誰もが抱える狂気みたいなものがジワジワ迫ってくる。ケヴィン・スペイシーの抑え気味の演技が(後に本人が関わったゴタゴタもあわせて考えると余計に)恐ろしい。