oyuさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

殺しの烙印(1967年製作の映画)

4.0

4Kリストア版、とにかく美しかった
あらゆるショットは計算し尽くされ、スーツの男たちは乱れ転がり、約束通りの結末を迎える

真理アンヌと死の融和性の高さ!
その傍で、カッコつけながらも泥まみれになり脂
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

2.5

JLoは転んでもタダでは起き上がらない
まさかこんな映画まで作っていたとは

ナニー(2022年製作の映画)

2.5

悲しい予感がずっとあるので少しずつ心の準備ができる
でも実際の悲劇は想像以上で、そこへ辿り着くまでの少しずつ現実が綻んでいく過程と、演出とオーディエンスとの駆け引きとをたのしむことができた

話と関係
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.5

私たちも、ただ引き金を引いていないだけ
KKKが白人至上主義をデモクラシーの一環として推し進めた側面があることを知って、目から鱗が落ちる気持ちだった
もちろん実際はただのレイシズムだ

若いウィレムデ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

2.5

本筋よりむしろ小ネタの方がおもろいという不思議な一作だった

めちゃ分かりやすい仕掛けやわざとらしいやりとりのおかげで小難しさは全くなく(その分"そうだったのかー!"も薄い)、破壊神janelle m
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ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

4.0

UFOフィーバーに匹敵する心のぽかぽか度の高さ!!!
犬も牧場主もいつもかわいそうだけど、そこはちゃんとクリスマスだった🎄🎅
ハイライトは力みすぎてズボン(ズボン?)やぶけてキャッてなったとこ

ガール・オン・ザ・サード・フロア(2019年製作の映画)

2.5

いっそ家ごと怪物だったらいいのにと思ったけど、それだとあの由来ではかわいそうすぎるか……
プロットは迷子になりがちだし演出もなんかダサいけど、サードフロアの設定はおぞましくてよかった

クンティラナック: 鏡の中の幽霊(2018年製作の映画)

2.5

鏡の中にいる魔物に、親を恋しがる子どもたちがさらわれるインドネシアホラー
ドラえもんとかでよく聞くおとぼけ効果音が繰り返されて、なかなか耳から離れない

スピリテッド(2022年製作の映画)

2.0

エンドロールが一番よかった
おれがミュージカル畑の人間なら、もっとたのしめたんだろうな……

その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.0

約90分のこの一本にあまりにもたくさんのものが詰まっていた
人生でどれだけ傷つくかを選ぶことはできない
そのタイミングも傷の深さも、治るまでに必要な時間も

おれたちのpaperboi、brian t
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スランバーランド(2022年製作の映画)

3.5

life is waiting for you
もし自分がローティーンの頃に観ていたらどんなふうに感じただろな
この言葉を受け取ったニモ本人の視点だけじゃなく、大人たちにもいい物語があったので、まさし
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天使の贈りもの(1996年製作の映画)

3.0

ほぼホイットニーヒューストンのライブ映画だったけど、クリスマス映画である点とデンゼルワシントンが明るめの「ベルリン・天使の詩」をやるって部分がスペシャルだった

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

2.0

グレムリンは別にいいんだが、前半の銃座内で延々と浴びせられるミソジニーなクソ喋りがほんとうにクソでしんどかった
そこそんなに必要でした?
話を聞かない、状況を客観視できないアホな男たち、本当にクソ
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

gotgはそもそもが愛にあふれたシリーズなのであり、ということはクリスマスストーリーにぴったりなのであり🎄

クリスマスショップ行ってみたい〜〜〜

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

その場所に踏ん張って立ち続ける、それだけでもう誰かの勇気になるような存在は稀だ
その希少さ、尊さ、美しさを、人間らしい不器用さやかわいさとすばらしく両立させながら演じていた

最初の黒人プロ野球選手、
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フォーリング・フォー・クリスマス(2022年製作の映画)

3.0

クリスマス映画の季節!
全てがベタだけど、全部を語り切らないやり方は好きだった(あれ絶対サンタさんだし)

Malignantでパルクールまでやって大活躍だったジョージヤングがアホのインフルエンサーを
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.5

オープニングからして映画というものがそもそも「作り物」であり、物語あっての登場人物ってことを宣言している
全編通して陰鬱っぽいあのトーンがよかったし、登場人物たちが全員どこか嘘くさかったのもよかった
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

1.5

往年のウルトラマンファンはここにわくわくを見出すことはできたんだろうか
少なくともシンゴジラにあったわくわくはおれには全くなかった

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」という短歌を昨日見て、ペットだけじゃなく人も、肉体がなくなった後もわたしたちの世界のあちこちに存在の記憶を漂わせてくれるといいなとおもった

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レストストップ2 ドント・ルック・バック(2008年製作の映画)

2.5

すごい、ちゃんと終わってる!
一作目で見せた、よくあるへんぴな場所の頭おかしい殺人鬼だけじゃなく謎に心霊要素を突っ込んでくるあの設定もそのままに
BGMの日本的なリフも健在

ブレージングサドル(1974年製作の映画)

4.0

これは好きだった〜!!撮影たのしかっただろなあ
あのスタジオツアーやってるひとたちに紛れ込んで、パイの投げ合いのとばっちりを受けたかった
いや、この映画をチャイニーズシアターで観た人になりたかった!
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.0

主演のcaleb laundry jonesの引力が強い
本当にそういう人間がそこにいるようで、そっちの世界に引っ張られるみたいだった
Jordan Peeleのget outで、例の一家のやばいお兄
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

たまげたなあ
リンチ版DUNEに通じるものを感じた
de-medusaスイッチがよかった!

インベージョン(2007年製作の映画)

2.0

地球外知的生命体による人類補完計画
核廃棄条約が平和裏に締結されうるならそれもありかとおもったりした

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5

昔の話と思っただろ?でも現代の話でもあるんだよなっていう、おれたちの油断を見透かした脚本
そしてjanelle monaeがあの役をやる意味!

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

少女が大人になるのはこんなに過酷でしたっけ……とおもうくらいの凶暴性と残忍ぶり
母親との傷付け合いも、全く別の人間になるかという程の変化も、思い当たる節はなくもない
なんと巧みな比喩だったのか

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

切迫感あったわ
若さは若者のもの、老いは老人のもの
失われるものの多さには耐え難いものがあるけど
ていうかあの池……泳いでたよね……

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

Morocco!!
実話ベースだったのか……!いいキャスティングだった〜

意図せず実家へ舞い戻ることになった娘と母親との不器用すぎるハグが、いまのおれには1番沁みた
もし10代の頃に観ていたら、行き
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LOU ルー(2022年製作の映画)

3.5

TWDキャロルのようないでたちに、たくさんの秘密と確執、そしてしぶとさ!
ボロボロになりながらも絶対に諦めずしつこくかっこよく立ち上がる様子はダニクレ007を思い起こさせる
続編たのんだぞ!!