nuxさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

-

し、しまった...これは別に劇場に足を運ぶほどではない作品だった..と映画館で観ながら後悔した作品。でも家で観ていたら途中でリタイアしてた可能性が高いので逆に良かったかもしれない。つまらないことはない>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

-

Midsommarの印象がまだ脳内に色濃く残っているのでFlorence Pughに釘付けだった。独身なので、時々発作的に漠然とした謎の結婚してない不安に襲われることがあるけど、たぶんその原因のほとん>>続きを読む

エージェント・スミス(2019年製作の映画)

-

冒頭で「based on a true story」と字幕が出たのを忘れるぐらい、実話とは思いたくない話だった。元々すでに絶望的な状況だったのに、一瞬の希望を見たせいで、その後さらに絶望が深まる様子が>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

-

小説「the fault in our stars」の中で主人公が飛行機のなかでこの作品を見るシーンがあったので気軽な気持ちで見たけど、マッチョがあまり好みではない私には地獄みたいな絵面が続く熱い映画>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

-

Inceptionが好きなので、もしかしてこういう時系列いじってある系の映画が好みなんじゃないかと思って見てみた。やっぱりこれもめちゃ面白かった。見ている間、頭がぐるぐる回転させられる感覚と、全部わか>>続きを読む

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

-

原作「the fault in our stars」を読み終えて鑑賞。この物語の好きなところは、ティーンエイジャーの会話とは思えないような難しめの単語を使う主人公の賢さと思慮深さ。そしてそんな彼女が好>>続きを読む

墨攻(2006年製作の映画)

-

最初は良い感じだったけど恋愛ストーリーが入ってきてから安い感じになってしまった。でも墨家の思想に触れるという点では良い映画。個人的には兼愛よりも、奴隷が言っていた「愛する相手は選んだ方がいい」に共感し>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

-

いつかきっとと思っていてもその「いつか」は来ないことがある。2人が出会った7/15も、23年過ぎた7/15も根本的な好きな気持ちは変わってないと思うと、時の流れはなんとも残酷。好きな人に好きだと今すぐ>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

-

少佐がいなくなり、誰も冗談言わないしずっと暗いけど映像と音楽が綺麗で、美しいアニメだった。

「刀を鳥に加えて鳥の血に悲しめど、魚に加えて魚の血に悲しまず」という言葉にハッとした。人形と人間の違いとは
>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

-

予想外の面白さだった。ブラックユーモア多用で単純にギャグとして面白いという意味でもあるけど、スターリン死後の展開や当時の幹部の人物像を調べると、ある程度ちゃんと史実に基づいていていて驚く。なかなか医者>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

-

ハリウッドの技術で光学迷彩とか義体が観られたのはワクワクした。未来都市っぽい香港の街並みも素晴らしい。Scarlett Johanssonはやたらと眉間にしわ寄せすぎな印象だったけど、格好良くて美しく>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

-

アニメシリーズの総集編かと思って見たので、まさかの抽象度高めな作品で面食らった。アニメの方はわりととっつきやすく理解しやすい面白さがあったけど、こちらは難しい反面、日本アニメ映画の映像の美しさや音楽の>>続きを読む

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年製作の映画)

-

10年以上前に作られた作品なのに、内包している哲学的・社会的な問いが全く色褪せてないどころか、とても現代に即している視点で本当に凄い作品。引用されている文学作品やキャラ同士の問答の内容がめちゃくちゃレ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

-

Charlize Theronの美しさと格好良さを堪能できる映画。舞台がベルリンの壁崩壊前夜あたりの東西冷戦ドイツという大好きな設定なのがもう良い。イギリスのスパイ、東ベルリンのシュタージ、ロシアのK>>続きを読む

お!バカんす家族(2015年製作の映画)

-

くだらなすぎて笑った。何も考えずに見られるポップな作品。Sleigh BellsとかJulian Casablancasとか懐かしめの曲が使われていて良い感じ。弟のKevinがThe Simpsons>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

-

Jim Carreyがうるさすぎて笑った。でど、彼の魅力がつまったチャーミングな作品。大人になると嘘ばっかつくよね。私も人間関係を円滑にするために嘘をつく。正直に生きることの難しさと気持ちよさ。
エン
>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

-

自分がsaneかinsaneかは常に自分で判断してるわけだけど、その判断基準自体がおかしいのではないかと自分で思い始めたらどうなるんだろうと思ったことがある。そしてまさにそれを思い出させるような映画だ>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

-

Imperial war museumとBBCの歴史資料を使って全編構成されてるので、戦争映画のような派手な面白さはないけれど実直で渋くて非常に面白かった。リアルな戦争映像というと、なにか想像を絶する>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

-

「Inside doesn't matter」というセリフにすべてが集約されていた。出てくる人物みんなが上辺だけで、お互いの中身には全然興味が無い。めちゃくちゃ面白いと言える映画ではなかったけれど、ム>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

-

クソ映画になってしまう可能性を大いに秘めていそうな設定なのに、主演女優さんの演じ分け力が高いおかげで一定のクオリティをちゃんと保てている作品だった。しっかり全員違う人物に見えた。
国家が人の出生に干渉
>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

-

通常版じゃなくて特別版が初見だったのでどこがどう増えたとかはわからなかったけど、あの長さで十分すぎるほど世界観が染み入った。これはホラーではない、人間ドラマだ。

序盤でDaniがChristianに
>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

-

「The fault in our stars」という小説を読んでいたら、主人公の少女が気になる男の子に、「You are like a millennial Natalie Portman. Lik>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

-

友達というポジションから始まったのにうっかり好きになってしまった時は、あと1cmの距離を詰めるのが本当に難しい。この映画では、出産・結婚・離婚という人生の転機となるイベントがかなりフットワーク軽めで展>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

-

学生のころDVDで見ようとして途中で断念して以来、10年以上ぶりの再トライ。あの頃に記憶が止まっていたシーン以降も全部見られて大満足。3時間とても長かったけれど、デジタルリマスターIMAXでレジェンド>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

-

単純で爽快なセクハラ撃退ストーリーではなく、しっかり現実を見せてくれる良い作品だった。相手は悪気がない感じでも、こっちがハッとするようなことを言われたりされたりした経験、女性なら多かれ少なかれ皆何かし>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

-

良い意味でしょうもないところが多くて期待通り笑えた。そして下品ながらも結構グッとくる言葉もあるのが最高だった。「便秘で悩むぐらいなら漏らした方がまし」とか、浅いようで深い名言には笑った。ライブシーンも>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

-

ちょっと眠くなるレベルでずっと暗い何も無い街の画が続く。その反動で後半の畳み掛けが強烈で辛すぎて釘付けになってしまった。アメリカは黒人やヒスパニックの問題は大々的に語られてるけど、ネイティブアメリカン>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

5.0

私の姉もZachくんと同じくダウン症なので私情が挟まって終始号泣。ダウン症の子は個性的で素直で可愛らしい子ばかりで、この映画はそういうダウン症の素敵なところがギュッとつまって最高に魅力的に伝えられてい>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

-

高校生の青春バンドと言うよりは、アフリカの原住民の人達が奏でる音楽を見たような感覚。緻密に計算されて生み出される音楽の美しさももちろん良いけど、やっぱり抑えられない衝動から生まれる音楽はかっこいい。ケ>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

-

期待していた以上にハラショーな映画だった。失礼だけど完全に舐めていた。ロシア映画は「不思議惑星キンザザ」っていうソ連で作られた超絶おもしろ雑カルト映画とチェブラーシカしか見たことがなくて、ロシア大好き>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

-

家族・友達・勉強・部活。80年代の子供も、2020年代の子供も、さして抱えている問題に変わりはないんだなと思うと、時代が原因なのではなく、人間の若者とはそもそもこういうものなんだなと思わされる。悩み多>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

-

ディズニーらしい良い話なんだけど、死後の世界をテーマにしてるのが一味違っていい。全編メキシコ訛りの英語で話されていて、独特の陽気なテンションとか言い回しのニュアンスが活き活きと伝わってくるのが良かった>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

-

10年前は大袈裟でリアリティにかける印象をもたれた映画かもしれないが、今みると予言かのような現実的な内容。最後のオチにぞっとする。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

公開前からずっと楽しみにしてて、初日に大きな期待を胸に抱きながら劇場に足を運んだんだけど、期待の何百倍も良かった。良かったというかもう本当に最高の映画。

厳密に言うとワンカットとは呼ばないらしいけど
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

-

この作品を見る前にBlacKkKlansmanを見たせいで、勝手に黒人ヘイト展開だと思って自己ミスリードしてたから、後半の展開がより楽しめた。学生の頃、外国人の彼氏のご実家がある北欧の田舎にいった時、>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

-

人種差別が根底のテーマにあるのでシリアスさは感じるけれども、署内の捜査チームが明るくて温かい人ばかりでコメディとしてもしっかり楽しめて良かった。電話越しに後ろで爆笑する上司と同僚のシーンが大好き。最後>>続きを読む