nuxさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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東京国際映画祭にて。映画を観ているというよりは、まさにアート系の雑誌をペラペラとめくっているような印象を受ける作品だった。白黒・カラー・アニメを駆使したWes Andersonの世界観炸裂しててとって>>続きを読む

みかんの丘(2013年製作の映画)

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コーカサス地方ジョージア内にあるアブハジア自治共和国での紛争下の物語。アブハジア独立を支持する側のチェチェン人兵士と、アブハジア独立に反対する側のジョージア人兵士が戦いで負傷して、その2人をエストニア>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

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気軽に観られる可愛いコメディゾンビ映画。ダメ男が覚醒して女性と子供をゾンビから守るヒーローになるというオーソドックスな展開かと思いきや、主人公の彼はわりとへなちょこなままで逆に女性と子供が結構強いとい>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

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Earth, wind & fireが流れる冒頭シーンが良くて小躍りした。改めて聴くとSeptemberって良い曲だなあ。

私は姉が障害を持っているのもあり、PhilippeがDrissを気に入る気
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スヘルデの戦い(2020年製作の映画)

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第二次世界大戦の時のオランダベルギーエリアでの戦いを描いた実話。欧州戦線はノルマンディー上陸以降、連合軍がバーッと優勢になっていくイメージを抱きがちだけど場所によっては根強くドイツ軍との攻防に苦戦して>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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壮大な中二病の世界。Timothee Chalametの顔面から溢れ出す完全美の圧力、IMAXで感じる重厚なHans Zimmerの音楽、そして宇宙砂漠の映像美、これらの要素が相まって最後まで世界観に>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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構成が非常に秀逸。冒頭から前半までを見て抱く印象と、最終的にラストシーンを見ている時に抱く感情が全く異なるという体験ができて非常にお勧め。胸糞悪い実話ではあるけど、多くの人が見るべきかなり良い映画。>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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懐かしきThe Texas Chain Saw Massacre。子供の頃にこれを見て、狂った人間が1番怖いという思想が脳に深く刻まれた。あのころはめちゃくちゃ怖かったけど、見返してみると全然直接的な>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

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ただの理不尽デスゲーム系かと思ったら、結構メッセージ性を感じる設定だったのでオッと思って最後までわりと楽しめた。

上層の持つものが過剰に富を寡占し、下層の持たざる者は貧困にあえぐというのはもはや自然
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

5.0

最高に良かった。米ソ冷戦×イギリススパイ、大好きな要素しかないから多分良作だろうなーぐらいの気軽な気持ちで見に行ったからハンカチをバッグに完全にしまいこんでいて、大変困るはめになった。服の袖とマスクが>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

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The conjuringシリーズ2作目。今度は舞台がイギリスの家族だったのでさらに興味が持てた。悪魔の憑き方が前よりもう少し複雑な設定になっていたり、本当に悪魔の仕業なのかという懐疑の葛藤要素も強め>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

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面白い! 心霊おばけ系に興味ないゆえ「死霊館」っていう邦題からして多分好きじゃないやつだ…という先入観を何年も持っていたけれど、普通に面白い映画だった。テンポが良い展開&ワクワクするカメラワーク&適度>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

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意外と政治的なメッセージ性がある作品だった。映画ってどうしてもリベラルっぽい内容のもの多くて右派がやたらと斬られがちなとこがあると思ってるんだけど、この作品は右も左も行き過ぎは害悪だからは死んだ方が良>>続きを読む

ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

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この人天才だ。ワンルームの環境+素材は自分自身のみでこんなに面白い作品が作れるのすんごい。音楽的な才能と映像的な感覚とワードセンスとお笑い的な目の付け所が全部バキバキにいけてる。完全にファンになった。>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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8th grade、すなわち私たちで言うところの中2。日本では中二病という言葉があるけど、1番痛々しい時期=中2というのは万国共通認識なんだろうか。もちろん私も例に漏れず痛かったし、きっと誰しも必ず思>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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鈴木亮平さんの素晴らしさを堪能する映画。ヤクザやヤンキーを描いた作品のオラオラする役って下手だとなんとも言えないおサムい感じが出てしまうが、鈴木さんはこの超難しい異常ヤクザの役を完璧に表現されていた。>>続きを読む

森のリトル・ギャング(2006年製作の映画)

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大ファンだったAvril Lavigneが初めて声優に挑戦した作品だったので、高校生の頃に見た。ネトフリで見つけて懐かしくて再度鑑賞。森林の宅地開発のせいで食糧難になった動物達が逆に人間の食べ物を奪い>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

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終始完全に「陽」の雰囲気が漂い、現代社会の理想を具現化したようなミュージカル。かなりWomen's empowermentを感じるリベラル色が強めの作品だった。オリジナルのシンデレラは、男の人と結婚す>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

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明らかに低予算でお金かかってない感じなのに良く出来た面白い作品だった。何も知らずに見たおかげでめちゃくちゃ楽しめたのでストーリーについては何も書きたくない。とにかく最初から最後まで釘付けになっちゃう上>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

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1993年ソマリアのモガディシュの戦闘を描いた壮絶な映画。30分で終わるはずだった作戦が、大量のソマリア民兵の攻撃で激しい泥沼市街戦に。米軍の戦闘機ブラックホークがダウンしてから本当に苦しく酷い地上戦>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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2016年版と全然違ってかなりイケてる映画だった、面白い。冒頭からユーモアとビジュアルエフェクトの個性をガツンと見せつけられて1作目とは全然別物です!という勢いを感じた。前作のあれでうっすら不安を抱え>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

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昔見て「なぜだかあまり面白くない」ということだけ微かに記憶の片隅にあったんだけど、やっぱり再度見てもそんな感じだった。KatanaとEnchantressのくだりが出てくるたびになんとなくB級映画を見>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

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「いや、切り取った後はモザイク要らんのかーーい!!!」 かの有名な阿部定事件の話ゆえ、ラストで藤竜也さんの大事な身体の一部が切り取られちゃうわけなんだけど、そこに至るまでのセックス祭りでは頑張ってモザ>>続きを読む

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

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邦題からしてクソ映画丸出しゆえ、だいぶ最初の段階で「おいおい、さっきのシーンはゾンビ全力疾走してたのに、今度はのろのろ歩いてるよ。設定ガバガバじゃん。。」と脱落しかけたんだけど、もう少し見続けたらそれ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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最高!! まずコンセプトとアイデアが面白いし、終始Ryan Reynoldsの演技が良い。イノセントな表情が本当にコミカルで楽しい。チョイ役で出てくる有名俳優の起用の仕方もかなり面白くて笑える。そして>>続きを読む

メガマインド(2010年製作の映画)

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めちゃ面白かった。ストーリーが良くてかなり楽しめた。悪党vs.ヒーローの世界の斜め上を行く話。ACDC, Ozzy Osbourne, Guns n rosesなどハードロックを使う演出が最高だったし>>続きを読む

ビーボ(2021年製作の映画)

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キューバのおじいちゃんのために走るキンカジューとキッズが可愛い。お酒飲みながら見たせいか最後まんまと泣いた。音楽がノリノリで楽しい。Lin Manuel Mirandaさんの歌声が素敵なのでぜひ字幕で>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

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数年後に内容忘れてそうな感じの終末エイリアンパニック物なんだけど、父娘話に弱いので普通に楽しめた。エイリアンの出現起源のところ、オーソドックスな空から襲来型と違うアイデアで良いなと思った。ほんの一瞬、>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

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ノーベル経済学賞を受賞したJohn Nashの半生を描いた映画。Russell Croweの演技が学生~晩年まで終始素晴らしかった。数学・経済学に詳しくなく恥ずかしながらどういう方なのか全く存じ上げて>>続きを読む

一人っ子の国(2019年製作の映画)

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これは見た方がいい作品。「一人っ子政策」という単語は世界史の授業で学んだけど、2人目が出来たらどうなってるかまで思いを馳せたことはなかった。殺されたり人身売買された子供も、強制不妊&中絶手術受けさせら>>続きを読む

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

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犯人がクソゴミで悲しい話だった。最後に出てきたアメリカの統計数字には驚き。映画というほどのものではないけど実録映像とSNSのやりとりを中心に見せるタイプの作品でリアリティを感じるドキュメンタリーだった>>続きを読む

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

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中学生ぶりに見た。コロンバイン高校銃乱射事件を受け、アメリカの銃社会に斬り込んだ一作。なんとなく見始めても、グッとこちらの興味を持っていくMichael Moore作品のこの感じが久々でエモ。

主に
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

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子供向け映画だと思ったら、十分大人が楽しめる最高な映画だった。もっふもふのうさぎさんとその他動物たちの表情が細かくて人間らしくてso adorable! ワクワクするイギリス英語で繰り広げられる、ウィ>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

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実話の未解決事件だと知らなかったので観終わってから調べて驚いた。事件発生からラストまでかなり年月がかかり、そんなに大きな展開もなく、わりとずっと地味なので面白みには欠けるが実話だと思うと納得のリアル。>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

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京アニさんやはり凄い。テレビシリーズに引き続き、光や水の繊細な表現が綺麗で美しいアニメだった。テレビシリーズではヴァイオレットが依頼を受けるたびに成長していく姿を見て感動していたが、この外伝は依頼人の>>続きを読む

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

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最高!!! 実在するイギリス出身女子プロレスのPaige選手と家族の話。最後のWWEの試合シーン観て涙流しながら「よく出来た話だなぁ…」と思っていたので、エンドロール見て実在の家族の話だと知って驚いた>>続きを読む