他人でいることに取り憑かれるほど自分という存在が分からなくなって、目に見えない存在に執着するほど盲目になる。彼らが縋ったユートピアや奇跡は儚く散ったけど、それでも人は付き纏う孤独を抱えながら自分と現実>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
誰かを殺すたびにハンナの歪んだ体が元に戻っていくの怖さが軽減するし主人公強すぎて決着つくの早すぎる… ちなみにトレイラーは超怖い
公開当時1周目劇場に見に来たお客さんは25人でその翌週は24人、その24人全員がリピーターだったって話に納得した
すれ違ってすれ違ってやっと一緒になれたのにあの結末はあまりにも悲しい
忘却はよりよき前進を生むとニーチェは言ったけど辛くて悲しい思い出だって現在の自分を形成する要素の一つだと考えると、忘却と前進は常にイコールというわけでもないのかなと思う
マイケルマイヤーズの頑丈さには毎回驚く。絶対人間じゃない。学校の窓越しにおばあちゃんを見るシーンとかクローゼットとか、一作目を彷彿とさせるシーンがより面白味を増しててよかった。
そっち行っちゃだめ!単独行動だめ!神父さんもっと頑張って!って心の中でずっと思ってた。シスターの集団でお祈りするところアツい
監督が伝えたかったことを最後に突きつけられる完璧な構成で心臓が痛くなった。19歳でこの作品を撮ったことに驚いたけどだからこそ撮れた作品なんだろうな