NYさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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過去を逃れて(1947年製作の映画)

3.5

ハードボイルド(主人公)とノワール(ヒロイン)の見事な融合。ほのかにニューシネマの萌芽も感じる。

ミッチャム、お顔がつるっつる。皺が無い。
ここから、三つ数えろ・恐怖の岬・狩人の夜へ至ったかと思うと
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

良くできている。知らない俳優ばかりで、観る前までは、どうだかなぁと思った自分の不見識を反省。

ありがちないけ好かないキャリアウーマンものかと思いきや…
ダークなエリン・ブロコビッチ?ハリウッドらしか
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.5

小品だが、なかなか良くできたシャーロック・ホームズ物。ジェレミー・ブレッドのグラナダTV版ホームズがお好きな方にはかなり気に入ってもらえるのでは。

引退後の後日譚だが、ワトソンやハドソン夫人もチラッ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.3

絵づくり、雰囲気はかなり期待を持たせたけど、ちょっと話を詰め込み過ぎな印象。最大のセールスポイントである、ジャニの大スター二人の直接バトル演技がもう少し欲しい。

言っても詮無いですが、黒澤明の「悪い
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ロンドン・ロード ある殺人に関する証言(2015年製作の映画)

2.1

これはちょっと残念な作品。
自分には合わなかった。
見る人が観たら面白いかも。
イギリス好きな人とか。

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.6

クロエ目当ての軽い気持ちで観始めた小品でしたが、なかなかどうしてめっけものでした。

最初は小生意気なNY自意識過剰娘の恋愛話かなぁ?と思わせておいて、またお得意の憑依系か?とミスリードしての着地。怖
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モールス(2010年製作の映画)

2.2

しまった、オリジナルの前にリメイクを観てしまった…

ストーリーを忘れた頃にまた、オリジナルは観ようっと。

クロエがまだ可愛かったのが救いか?
あと、くたびれた刑事がちょっとデ・ニーロ風だった。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.5

「狙われた街」系統の宇宙侵略SFだが、
うーーーむ…と思わされるのはやはり否めず。

断言しよう。
この作品は長澤まさみのゴアファンか、長谷川博己のヒャッハー演技とカメオ出演だが、東出の現実と真逆の名
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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.2

女性の親子三世代に亘る人生模様を通して、輪廻というか、因果を描いた…のであってるかな?

終盤やや失速気味ですが、序盤からグイグイ奇妙な世界に導くアルバドモル監督の力業はさすがです。ストーリーは従来作
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.6

ペドロ・アルバドモル監督作品を久々に鑑賞したけど、いやあーぶっ飛んでますね。

語り口は流麗になりましたが、含んでいる毒と言ったらもう…必ず斜め上を行ってくれて快感すら覚えます。

後半やや失速感あり
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.3

非常にリアルな宇宙空間や月着陸の描写、緻密なストーリーの積み上げ、展開が自明の実話物にも関わらず、人物の行間を埋めようとする脚本の巧みさにも関わらず、今一つ乗り切れませんでした。なんでだろ?

やはり
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.6

久しぶりにSF映画観たけど、なかなか当たりでした。主演のAI美女、「リリーの全て」に出ていた娘さんでした。雰囲気違って全然気づかなかった。AIであっても性別を設定してしまうのは、人間、主に大概の舞台設>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.1

犯人のクズっぷりが、過去最高レベルにゲスい。

詳しくは書けないが、これがまた、日本のあるタレントに似ていて本家まで嫌いになりそうなレベル。

日本版(藤原竜也が主演のやつ)の記憶がすっかりすっ飛んで
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

この映画の監督・脚本、後から気づいたけどボーダーラインとその続編の脚本家なんですね。

シチュエーションはまるで違うが
どちらもかなり面白い。
この作品の舞台は雪に閉ざされたアメリカ先住民の居留地。そ
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

物語設定は漠然と把握していて、実話物だと知って鑑賞したが、想像以上に良くできていてグイグイ引き込まれた。

現実とはかなり脚色してアメリカ寄りになっているだろうけど、映画として純粋に面白い。
食堂での
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

2.6

男はいくつになっても子ども。
特にシャア・アズナブル。
ちょっと、精神が病んでる。
40年の時を経て、ファースト・ガンダムの完結篇を観て確信しました。

作画のレベルは今ひとつだけど、戦闘シーンはカッ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

舞台はおなじなれど、前作とはかなり趣きが違うがこちらも見応えありました。

エミリーが出演しないが、漢臭さ全開の展開もまた良し👍

あのキャラもあのキャラも絶対絶命と思いきや…
でもご都合主義と誹られ
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.1

これは掘り出しモノ。
今更ですが、ドゥニ監督作品力量を思い知らされた。やや長尺だが、緊張感が途切れない。
ネタバレ厳禁なストーリーなので、詳しくは述べませんが、ひたすら胸糞鬱映画の仕立てで進むのが良い
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.2

まさかのオカルト・ホラージャンル。
國村準の演技に興味があり鑑賞したが…
監督のチェイサーとか、哀しき獣が面白かったのもあり。

祈祷のシーンとか、なんじゃこりゃ感満載。
考察サイトでは、キリスト教、
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.2

従来のクローネンバーグ監督作品らしさは、それ程無かったが、精神分析や心理学に個人的に少し興味があるので、楽しめた。

フロイトとユングの確執と訣別の陰に隠れた女性の生き様を描く。伝記映画にありがちなナ
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チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

4.0

過剰に期待していませんでしたが、予想以上にこれ良かったです。トム・ハーディがデスロード・マックスとは異なる趣きのコワモテキャラクターを演じてるのですが、苦悩っぷりがまた色気を感じます。ゲイリー将軍様も>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.2

事前の想像より悪くはなかった。
一家の非常識な振る舞いには(特に妻の身体に起きたアレ)納得いかない人もいらっしゃるでしょうが、そういう話だと思って見れば、それほど違和感無し。難聴の娘ならではの伏線、機
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.6

30年振りに再見。

グログロクローネンバーグ様がいよいよ本領発揮ですが、前作?のザ・ブルード("同腹者"と近年では邦訳するらしいです。そのワードだけでも恐怖( ; ; )と比較すると、語り口の滑ら
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.4

前半の流れるようなテンポ、語り口は、確かにアカデミー賞にふさわしい。
マイベストシネマである「七人の侍」の前半のパート侍探しに比肩しそうな面白さを感じた。
だが、中盤のコメディ場面及びそこからストーリ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.3

ファーストDAYに観賞。

今回はやや、クリントが発するバイブに乗れなかった。何故だろうか?既視感があったかもしれない。やはり実話路線が続いている弊害か。

ただ、クリントの作品をリアルタイムで劇場観
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.4

予備知識なしで観賞したためか、皆さん仰るところのコレジャナイ感は全くしなかった。
むしろ、最近のドラマで活躍している若手俳優の初々しい演技が見れて収穫満足。
中でも杉咲花の存在感は抜群ですね。やはり。
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.9

北関東出身なので、嫌いなノリではない。カメオ出演もなかなかツボを押さえている。
ただ、二階堂ふみはもったいない起用かなぁ…

この映画とジョーカーや天気の子を格差社会という括りで論じてるネット記事には
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.2

昨日のテレビでも取り上げていたが最近市原悦子に興味がある。
まさに日本土着の文化風土を体現した女優さん。以前の私なら、気にもかけなかったが、こういう再発見ができるようになるなんて、歳をとるのも悪くは無
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恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.5

レビュー書いてなかったので、書きます。ご存じデニーロがリメイクした版が有名だが、こちらもなかなかの出来栄え。特に主人公の風貌の造形は、ほぼミッチャムが完成させており、デニーロはリスペクトして演じている>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

ついにシリーズ完結。何とか最終作まで完走できて嬉しいです。ガラスの仮面もハンター✖️2も自分が存命中の完結が期待できない中で自分的な快挙を達成(^^)

最後はやはり、原点回帰、
親と子、孫との因縁、
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