yさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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あん(2015年製作の映画)

3.7

誤った理解により、そして消えない差別により、ハンセン病患者にわずかに灯した光もあっという間に消されてしまう。
その中でも長い間、人目につかない場所で待って、やっと与えられた自由を思いのままに楽しむおば
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.9

加賀恭一郎の過去との関わりが強すぎる作品。
衝撃のマザコン具合も面白い。

ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)

3.0

時々こういう馬鹿みたいに笑える作品を観て元気を補給したくなる。
小松菜奈は神角度あるよね。
少しピチッとしたジャージ着てるけど、スタイル良すぎ。

パディントン 2(2017年製作の映画)

3.5

相手への親切を惜しまず、敬意を払って生きることが大切と教えてくれる良い作品。

人生の約束(2016年製作の映画)

3.7

自分(中原)とは正反対の友人であり、会社を一緒に建てたこうへいが亡くなったところから物語が始まる。
祭りのお神輿を隣町に騙されて盗られたのが原因で、祭りに熱心なこうへいの容態が悪化したことを知る。
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

4.0

なにもかもうまく行っていた女性に訪れる、エラー。
心と身体を許していた最愛の人(小出)が倒れて判明する事実。
不気味な日々と不安が襲いかかる。
知り合いの探偵と捜査をするうちに小出の過去が少しずつ、そ
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.1

軽蔑され、苦しくなることもある。
あまりにも不公平な流れから、
器物破損で捕まった真面目な姉。
学校でいじめの対象になっていた弟。
出所後の姉が家族で言い合いになった際にイライラして
『100万円貯め
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.8


2015年度の作品だが、原発の話を題材にしていて当時では割とタイムリーな時代背景に合った作品でした。
でも調べてみると、原作は20世紀に作られたものだということ。
もしかすると、大震災がなければこの
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

3.8

農薬の影響で身体を壊してしまう妻のために無農薬リンゴを作ることに挑戦する話。
夢を追う人は、時に理解を得られないことがある。
周りから冷たく扱われる事がある。
うまくいかない事が続いたり、胸が痛くなる
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.8

昔の前田敦子、可愛いなあ。
高圧的な木村文乃もすごい。

たっくんの名前を覚えておくこと。
イニシエーション(通過儀礼)ラブは
誰にとってのものなのか。1人か、複数なのか。
この同じ時間の流れの中で誰
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

邦画ばかり見ていた私だが、スケールの大きさにびっくり。実話を元にしたノンフィクションなのがすごい。日本でもし我々の生活が監視されていたら…
考えるだけでもゾッとする。

マンゴーと赤い車椅子(2014年製作の映画)

2.4

医療関係者の目線からはありがちなシーンはあるのですが、
やはり脊損患者さんは人生の分岐点や、自分の周りの人の環境の変化で死にたくなるんだろうなあ。
そのシーンそこでいるか?ってのはあったけど、障がいを
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眠りの森~新参者・加賀恭一郎~(2014年製作の映画)

3.3

キーワードは、ニューヨークと雨とバレエダンサー。
ラストステージというのがミソです。

岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.0

死と死の間際のギリギリの世界観を生み出している。
夫を三途の川の向こう側に行くまでの見送りをしている作品。
映されている景色は日常だが、その中にどこか寂しさを感じさせる。
『おうちに帰ろうよ。』
『ま
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天使のいる図書館(2017年製作の映画)

3.0

知識は豊富だが、人と接することが苦手なコンピュータ人間の女の子が、
ひとりの老婦人との出会いを通じて
少しずつ人間として大事な気持ちを知ってゆく作品。

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

3.0

岡田将生演じる伊藤は、いわゆる痛い男。
男に振り回される女性たち(A〜D)の脚本を無様だと見下しながら書いていた脚本家の先生(木村)だったが。
彼女らのコンプレックスを笑いながら傍観していた先生も無様
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

3.7

異国の地で差別や迫害に苦しみながらも、
ひたむきに野球に取り組む。
ひらめきから勝ち星を重ねて行き、
周囲の状況も少しずつ変わってゆくのだが…
理不尽な出来事にイライラが募り、試合の中で事件が起こる。
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.3

三島由紀子監督作品では、北海道シリーズ以外の作品を観たことがなかったので、
楽しみにしていました。
デパートの営業マンを演じる三浦貴大はとある洋裁店の技術を高く評価し、商品をデパートに置きたい。
とい
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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

3.6

父の作った借金を負担することになった、女性(永作)。父の財産に海辺の小屋があった。
その小屋は幼い四歳の頃まで父と過ごした思い出の地。
海辺の小屋を改装し、コーヒー店を営むことに。
その小屋の隣に住む
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恋するマドリ(2007年製作の映画)

2.7

新垣結衣演じる女性は憧れの対象と恋をしてしまった対象の人が話が進むにつれ、実はかつての恋人同士だったことを知る。
両方の意見、考え方を知っているからこその難しさはある。

予告犯(2015年製作の映画)

3.0

無差別に選ばれていく予告相手。
しかしその予告相手には共通点が。
そして、事件を重ねるにつれ、捕まえる側と、逃げる側、互いに気持ちがわかるのだろうか…刑事さんとの信頼関係があってこそのあのラストになっ
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MIRACLE デビクロくんの恋と魔法(2014年製作の映画)

3.4

相葉くんの演じる鈍感な男。
その鈍感男に昔から気持ちのある榮倉奈々演じるお人好し女。
この2人の微妙な関係、距離感が生むもどかしさが観ている人の様々な思いを作り出す。
その過程に、演技力に魅力を感じる
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プール(2009年製作の映画)

3.1

自由気ままに生きる母に嫌気がさすも、そういう生き方もあるのだよ。
と、母に悪気は全くない。
現代では、一般的にはあり得ないのだろうけれど、ある意味清々しくも思えた。
こののんびりとした世界観、おそらく
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PK(2014年製作の映画)

3.3

さすがはインド映画。
途中で踊りだしたり、セリフよりも大きな陽気な音楽が流れたり癖は強いけれど、
宇宙人が自分の星に戻る為のリモコンを探しながら街中を歩き回るうちに、
ふつうに暮らしていては気づくこと
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追憶(2017年製作の映画)

3.2

散々嗅ぎ回って、引っ掻き回して、そんな結末ですか?と。
残るのはモヤモヤだった。
でも引っ掻き回されるくらい私たちの想像は揺さぶられる。
演技力はやはりすごい。

恋と嘘(2017年製作の映画)

2.6


若者がターゲットの映画は、
『友情、恋愛』の比重をコントロールし、
人気や急上昇中の若手役者を当てていけば
数字は取れる。
そういうのをもろに出していた作品であった。
設定こそ面白かったが、深みがな
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.8

山田以外の殺し屋はみな、リアリティがあった。もちろん映画も営業だから、ファンを取り込みたいのはわかるが、
ジャニーズキャスティングしておけばオッケーなのはもったいない気がする。
ナイフさばきとかはすご
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UDON(2006年製作の映画)

4.1

香川県が舞台の映画。
ユースケサンタマリア演じる夢を追いかける男が、アメリカで夢破れ、
地元香川に戻るところから物語が始まる。
地元の魅力を存分に引き出し、メディアに問いかけ、うどんを通して人々が繋が
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.2

仕事で失敗し、生活の為に詐欺まがいのことを行なっていた2人が出会う(中井貴一、佐々木蔵之介)。
当初は騙し合い、犬猿の仲であったが、娘と息子が意気投合。
次第に打ち解けるうちに思わぬ共通点が見つかる。
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悼む人(2015年製作の映画)

3.2

お金の為でもなく、頼まれているわけでもなく、何かに取り憑かれたように、病気のように人を悼み続ける。
誰に愛されて、誰を愛して、何が好きで、どのように生きていたのか。その人の生活背景を考えながら悼む。
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.0

どんでん返しであった。
自殺した生徒が人をイライラさせる天才
という人柄が後編で明らかになる。
『口先だけの偽善者』という言葉に
誤魔化された2人の生徒が巻き込まれて
学校内裁判が起こる。
メディアが
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.8

犯人像は浮かばないが、自分らが納得する形を望む若者の姿は勇気が貰えそう。
2話でどんでん返しがありそう。
個人的には裁判首謀者にとってマイナスな結果に終わりそうな気がします。

マエストロ!(2015年製作の映画)

3.4

頑固なクソジジイと思われていた、元有能指揮者の真の目的と、元実力派オーケストラ集団の落ちこぼれたちが送るステキな映画でした。時々ほっこりするシーンあり。