きんこん吉田さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

きんこん吉田

きんこん吉田

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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.3

ヌシさんおススメで鑑賞。

実際の事件を元に、船上の狂気と極限を描く絶望的な韓国ドラマ。

まるで一緒に乗船しているかのような、地獄の臨場感で胸が悪くなりました涙。


寓話的なエンディングからの、胸
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.0

パクフンジョン監督が魔女の1と2の間に撮ったバイオレンス。

想像していた内容と全然違うビターな脚本。

美しい済州島、マフィア抗争の果てに散る男女。

韓国映画というより、昭和の邦画のような空気感。
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トラック野郎 熱風5000キロ(1979年製作の映画)

2.3

記念すべき1,800本目のレビュー!

1979年に映画館で観たけど、全く覚えていませーん!

目当てのジャッキーチェン本邦初公開
「ドランクモンキー酔拳」の併映で、仕方なく😄

前売り券を買って、多
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.1

1982年洋画志向の男子高校生のオレ。

普段は敬遠していた邦画を観て、
年間ベストワンにした「蒲田行進曲」



松竹映画なのに、舞台は東映太秦撮影所

当時演劇界を席巻していた、つかこうへいの人気
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

おススメで鑑賞。

前半のおバカコメディ、後半のアクション、ラストの泣かせと3段階で美味しい映画。

まさか通帳に泣かされるとは思わなんだww。

邦題はイメージが遠くて、英題の「密かに素晴らしく」の
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

劇場鑑賞を見送った、エヴァグリーン&マークストロングのスリラーを、U-NEXTポイント消化で。

「ビバリウム」が良かったアイルランドの俊英、ロルカンフィネガンの新作。

セオリー通りのアジア呪術復讐
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

鈴木亮平版があまりにも話題なので観たけど、面白かった。

原作もアニメも知らずフランス版と香港版を観ただけなので多くを語れないが、予算と時間さえかければこんなに楽しい実写が撮れる証明ですよね。

普段
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

すごく評判が良かったので、配信を待ってました。

昭和50年代アニメ再放送見てただけのワタシでも、充分楽しめましたぜ。

上昇志向の水木サンと飄々とした鬼太郎父さん、横溝正史ワールド+妖怪で面白かった
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ロスト・イン・ザ・スターズ/妻消えて(2022年製作の映画)

4.4

中国サスペンス、舐めてました。

めちゃ悲しくて、めちゃハマった。

実話ベースらしいけど、謎が謎を呼ぶ展開にアッと驚く種明かし。

こんな切ない、海底からの星空って有りますか?

よくある展開とも言
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.9

ピーターバーグ監督とマークウォールバーグの実話戦争サバイバル。

リアルな悲劇に胸が詰まる。

岩壁落下が痛々しくて、もうヤダ。

極限の戦闘と救出劇の緩急が上手い。

映画は面白かったけど、凄惨な実
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JSA(2000年製作の映画)

3.4

パクチャヌク監督の超有名作は観ないとね!

38度線の友情、そして悲劇。

問題提起というよりも、緊張感の極みのような場所で生きる人間の、素直な姿が描かれていて好きです。

当たり前ですが、日本人より
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

1.5

コメディばかり撮ってる水田監督、なにか有るようでなにも無い、驚くべき上滑り演出がツツツと流れるだけの、味のしないサスペンス。

「64」の脚本家か、どうりでスカスカのピーマンか、穴あきの蓮根脚本だ。
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.2

絶賛の声を多く聞いていたので、奥さんと朝イチ地元シネコンへ。

「生きることの意味」を説教臭さゼロで観客に突きつける、スマートな展開。

観た人が人生のきらめきについて熟考する機会をくれる、珠玉のピク
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ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

2.1

ヌシさんおススメで。

迷惑系YouTuberを懲らしめるホラーサスペンスだが、演出がタルくて間延びするのが興醒め。

この手の映画でサスペンスが持続できないのは致命傷。監督の力量不足。

同じ題材の
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V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

4.4

「貴公子」監督の過去作。

異常サイコキラーが北朝鮮高官の息子なのでVIP待遇で捜査する韓国警察と国家情報院の攻防を描く。

濃厚かつ激しい犯人争奪戦が面白く、サイコキラーの憎々しい描写が拍車をかけ、
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貴公子(2023年製作の映画)

3.6

評判が良いので地元のシネコンへ。

読めない筋書きで、主人公とともに観客も翻弄される展開なので、前半はモヤモヤしますが。

貴公子のキャラが全開し、ストーリーが把握できたとたん、俄然面白くなる。

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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

4.5

ジャガモンド斉藤さんおススメで。

コンテナで海を漂流する絶望感、想像を絶するサバイバル。

見ていられないほどキョーレツな場面も多く、スペイン製スリラーの底力を感じる。

悲惨、地獄、悲壮からの希望
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ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.8

ヌシさんおススメのニコケイ西部劇。

とにかく娘役のライアンキエラアームストロング嬢が、映画全体をビシバシに締めていて心地良い。

王道西部劇のシンプルな復讐劇なのに、彼女が面白いキャラ設定なので、不
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時をかける少女(1983年製作の映画)

4.5

1983年。

高校生のボクは一人で、大ファンだった松田優作の新作「探偵物語」を観に、映画館へ行った。

併映は、筒井康隆原作のSFかぁ。

「まぁ、大林監督の新作だし、ついでに観て帰ろうか」と期待度
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.3

1月公開の新作が、もう見放題に。

合唱部部長の中3男子とヤクザのドラマを、フワフワとしたファンタジーのようにみせる風変わりなコメディ。

漫画原作なので筋書きにリアリティは無いが、役者の演技は自然で
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.0

あんこさんおススメで。

乾いた西部劇の世界観がリアルで、圧倒的に不利な蛮族との闘いをスリリングに描く意欲作でした。

当時評論家に評判が良かったらしく、ありし日の西部劇映画の硬派ムードに、グロな描写
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

2.7

こーいう未見の有名作は観ておかないと。。。


ほほぉ〜、なるふぉど。

生活の全部を24時間完全生放送されている男が、そのカラクリに気づくSFコメディ。

制作当時なら感じることの出来るメッセージ性
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

評判良いので、U-NEXTポイント消化で。

余命僅かな妻の初恋の人を探す旅に出る夫。

ストレートな家族愛、ミュージカル好きなかたなら、ハマる映画。


不器用・無愛想・無関心な夫をあまりに強調する
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キャリー(2013年製作の映画)

3.0

ヌシさんおススメ。

クロエもジュリアンムーアも好きなので。

デパルマ版とほぼ同じでビックリ。

大暴れは面白いが、まぁそこだけかな。

全体的に、哀しみや怒りの積み上げ方の演出がヘタ。

アンセル
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.8

本日配信開始!
映画館で観逃したので、配信ありがたい。

監督の感性と叫びが聴こえてくる衝撃作品だった。

伊東蒼のナチュラル演技が凄まじい。

彼女のリアリティが映画全体を支えている。

日常生活に
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.9

ヌシさんおススメ。

イドリスエルバがカッコいい、フランスアメリカ合作アクション。

原題は「パリ革命記念日」で、邦題は軽めでストレート。

テンポ良く爽やかな92分。

こういうサクサク進むアクショ
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.9

U-NEXTレンタル。

お気に入りのチョンジョンソ。

稀有な役柄を飄々と演じ、ポップでファンタジーな世界観に彩りを与えている。

リアリティ皆無なのに、なぜか馴染んでしまう赤い満月のニューオリンズ
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ブルドーザー少女(2021年製作の映画)

2.0

宣伝イメージと内容に乖離がある。

まぁ、売るためには仕方ない。

それにしても、訴求テーマと脚本もチグハグ。

ダメ親父の自業自得やん、と思わせない仕掛けが余りに弱過ぎるので、暴れる少女の強さのほう
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