mmmmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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教誨師(2018年製作の映画)

4.1

考えさせられる。

殺してもいい命、人の犯した罪、罪を償うということ、生きるということ、

無意識に目を背けてきた現実、
穴をじっとみつめる。

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.5

少年と少女のボーイミーツガールものかと思いきや、あまりにも怖い。

ただならぬ空気感と、悪い予感しかしない緊迫感。
ラストシーン、秀逸すぎる。

西北西(2015年製作の映画)

2.0

この漂う空気感は好きだけど、
内容は薄い。

なにを見せられてたんだ感が否めない。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.6

斬新な設定と、どこかで見たことのあるようなラブコメ感。

昨日と全く同じ自分は何処にもいない。
普段考えもしないけど、そういうことに気づかせてくれる映画。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.0

正直、なにがおもしろいのかわからなかった。
全くハマらなかったけど、コーヒーをスプーンで回すのだけはトラウマになる。

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

5.0

途方に暮れてしまうほど壮絶な物語を垣間見た感覚。

差別主義の成れの果てが犯した罪を風化しつつある現代、この映画を1人でも多くの人に見てほしい。

愛し合い疲れ果て、そっと微笑むように眠るふたり。やっ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

今まで映画に対して持っていた概念が全て壊される。

内容も細かいディテールも面白いし、何より構成が素晴らしい!
最後のエンドロールでは、本当に映画が好きなんだという出演者全員の心意気まで感じる。

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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

本当に途中で、
どれが現実でどれが虚構なのかわからなくなる。

鏡越しに見える自分と、自分の中で認識している自分、相手から見える自分、全てが違う気がしてくる

今監督の言った
本当の自分などどこにもい
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.0

なんとも意地の悪いブラックジョーク。
そこが癖になる。

現代にはない映画の存在意義をみたような、、

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.5

初めて見たタイプの映画

一つの正解に嵌めようとする理想主義

みんな同じような服を着て同じような笑顔を浮かべる不気味な社会

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

最後のシーン、
一定の時間の中でしか生じ得ない
精巧な愛の贋作を体現したかのようなアイロニーがなんとも言えなく切ない

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

予備知識がPTSDの話ってことくらいしかなかったので、見終わった時ものすごい困惑した。
なんで射殺されたの!?
って驚いて調べたらその殺した男もPTSDだったって書いてあって、どこにも救いがなかった。
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エスター(2009年製作の映画)

3.6

人は殺さないまでも、こういう女の人たまにいるよね
人の人生踏み荒らしていくタイプの人
今日からエスター系女子って呼ぶ

氷の張った池が怖すぎる

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

普通に面白かった。

科学進歩のひずみで生まれた怪物を、また歪んだ科学倫理で解消しようとする。

騒ぐのは一瞬で、結局何も学んでいないし、解決しようとしない人間の自堕落さ

今回は怪物だったけど、凶悪
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

息を止めてしまいたくなるほど美しい瞳

昔の子どもは確実に今よりも成熟した子どもだった。1人の人間としての心を幼い体に宿している。
精霊にひき込まれた純真な魂

少年と自転車(2011年製作の映画)

5.0

悲しみと孤独につけ込む人間関係
喜んでもらえないお金など何の価値もない

彼の優しさも誤ちも、
人間として成長していく過程を自転車だけが知っていた。

ラストシーン、なんとも切ないのはなぜだろう。柔ら
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

5.0

なんていうか、すごすぎる
愛の映画

最低なほどに彼女が愛おしい
驚いて、笑って、悲しむ

最後の唇をなぞるシーン
涙を浮かばせるシーン
後ろを振り向くシーン

こんなにロマンチックな映画見たことない
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.5

想像していたよりは、エグくなかった。

今の時代アメリカンドリームなんてもはやない。
待っているのは、現実の厳しさと、何も変わらない日常。
他人事ではない、白い血

神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.8

飛行機が落ちるのは、全能な神がいないからだ。

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

少年の冒険と、心温まる家族のストーリー
お母さんが素晴らしい…

細かいディテールもしっかりしていて、愛くるしい映画

『水滴は最も抵抗の少ない経路を進む
人間はその逆だ。』

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

こんなにも人間の尊厳や気格が度外視された強烈な映画は、ゴダールにしか作れないと思う。

人間がとても人間らしい。

一つ一つの台詞やカットやシーンはどれも取り止めがなくある種無意味なものにすら感じるの
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

5.0

初ブニュエルで、最高に面白かった。

本来恋愛に勝ち負けはないけど、あれは完全に彼女の圧勝。上手すぎて、強すぎる

恋人同士を繋ぐものは愛なのかそれとも欲望なのか、
愛とは欲望を満たす奴隷なのか、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

なんの映画だったのか、未だによくわからない

最初の方寝そうになって、中盤から完全に覚醒して、何かに取り憑かれたかのように見入って気づいたらエンドロール。


文化とか慣しとかしきたりは、すべからく不
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

選んだ人生と選ばなかった人生

手に入れたものと捨てたもの

どっちが良くてどっちが悪いってことはない。本当の愛を手放さなければ。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.5

すげぇ、、、これが率直な感想

SNS、酒、セックスで結ばれた形骸化した人間関係
人が人と付き合っていくということ
人と孤独を共有するということ
人間を使い捨て、消耗品のように扱うということ


自爆
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

生活のために魂を売った人と、
最後まで売らなかった人。


「彼はお金では買えないものをたくさん与えてくれた」
「地位の高い者には媚びないが、隣人には手を貸す」

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.9

ナチスによって沢山の移民迫害をした過去のあるドイツが、この様な映画を積極的に作り、風化させないようにすることは、ドイツの素晴らしい所だと思う。

そして、この映画がドイツ国民に刺さるのだから、歴史の無
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

障がい者をテーマにした映画は、傑作が多すぎて、少し期待しすぎたかもしれない。


私一個人の意見としては、障がい者の性をもっと深く描いてほしかった。

(セックスは、人間以前に動物として生きる上で、当
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

途中飽きて見るのやめそうになったけど、
ちゃんと最後まで見てよかった。

ぼくの伯父さん心に傷を負ったver


スローな日常と、たまにじんわりと温まる人の優しさ、そして美しい自然の景色

チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

4.0

本を読むということは、
人の命を詠むということ

20年という長い時間の、温かい愛

セッション(2014年製作の映画)

4.5

すごい
ただただすごい

負けたままで終われるか の
人間の魂の強さ

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.5

あなたはあーちゃんを命がけで守ることはできますか?!
できないんだったら、それは恋ではないでしょう!!!


強い。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

才能と努力で大勢の人々を救った彼が、
最期は自殺をしてしまうというアイロニー

生きていてほしかった。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

この世に産み落とされた瞬間に、
人生のシナリオは決められているのかもしれない。
多少は努力と選択で変えられても、
自分の力が及ぶ範囲はたかが知れていて、
自分だけでできることなんてそんなにない。
もっ
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