キネ旬1位だったからみた。主役の瀧内公美さんの濃厚ベッドシーン(R-15指定)はすごいのは分かるし(ほとんど裸....)文学的な官能映画ではあるが、まったく意味がわからない。好みじゃなかったかな。
<作り手の映画への情熱が感じられる映画>
面白い邦画に出会えた時、感動にも似た気持ちの高揚感を味わう事がある。
それは、有名な映画監督が撮影したとか、有名な俳優さんがでているとか、そういうことでは>>続きを読む
<娘の胸のふくらみに気づかない母、居場所を探す娘>
映画『ゴンドラ』の主人公は小学5年生の少女(かがり)。都会の真ん中の高層マンションにシングルマザーの母親と二人で住んでいるが、水商売の母は、いつも>>続きを読む
<憎しみも、悲しみも、私の心の中にあるもの>
深田晃司監督作品は、見終わった翌日の方がつらい。
カンヌで受賞した『淵に立つ』もそうだったが、深田監督が描く主人公の心理描写は、観る人の心をざわつかせ、>>続きを読む
『人を愛する』という言葉は、異性間とか同性間という前に、まずは親と子の間にあると、誰もが確かめ合いたくなる映画。
人を愛する事を『罪』とされる。それが男女という異性間ではなく同性間であるという事だけ>>続きを読む
遅ればせながら、昨年にオスカーを獲った『グリーンブック』を鑑賞。米国の黒人差別をテーマにした作品ではあるが、全体的に軽やかでポップなタッチが、とても見やすい。テーマや設定が、名作『最強のふたり』が思い>>続きを読む
フランシス・F・コッポラの名作『地獄の黙示録』は、あまりにも有名で、戦争の狂気と人間の本質に問いかける名作です。これまで、202分の『特別完全版』はDVDで鑑賞したことはありましたが、劇場で鑑賞したの>>続きを読む
<何度観てもしびれる秀逸な作品>『何度繰り返しみても裏切らない。むしろ、新たな発見があり深みが増す作品』がいくつかある。本作『殺人の追憶』もしかり。
初見はだいぶ前に観たのだが、あらすじや印象に残っ>>続きを読む
エディとフェシリティ主演なので観た。どこまで史実に基づいてるんだろう?凍死寸前の状態なのに、こんなに薄着?とか、低酸素状態から、こんなに復活出来る?とか、細かい演出が気になって集中できなかった。ベース>>続きを読む
<嫌悪感と切なさのバランスが絶妙>
とにかく、132分があっという間だった。最初から最後まで、観ている人を飽きさせない矛盾のないシナリオに、正直、脱帽だった。
昨年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール>>続きを読む
<誰にでも心当たりのある、20代のバカバカしい恋愛>
今泉力哉監督作品の魅力は、どこにでもあるような生々しさを描き、多くの人の心に『痛たたた…」と感じさせるすっぴん感である。特別なシナリオではないのに>>続きを読む
<これも愛し合った二人の一つの形>
『結婚』とは、恋の延長でもなければ愛の一つの形でもない。決してわかり合うことのできない他人同士が、男女という性別を超えて、一つの時間、一つの空間、一つの価値観を、一>>続きを読む
アリシア・ヴィキャンデルの日本語は必見!演技力も申し分なし。ただ、リドリー・スコット総指揮という期待感で観ると、かなり肩透かし。サスペンス部分も物足りなかったし、アリシア・ヴィキャンデルの活かし方も、>>続きを読む
言いたい事もテーマも理解できるが、あまりにもシナリオに凹凸が無さすぎ。普通のドラマとして観られるが、社会派作品としては物足りない。
実写版で、ここまでエンタメで楽しませるガイ・リッチー監督がすごすぎる。アニメ版以上だと思った。プリンセスがかわいすぎるのと、ウィル・スミスのジーニーが最高。大好き。
主人公である母親に『自分の感情を投影できるか?』で、本映画に心動かされるか否かが分かれる作品。実子の脳死を受け入れられるか?という重い社会派テーマであったが、ヒューマンドラマとのバランスが良かった。>>続きを読む
大九明子監督の前作、『勝手にふるえてろ』が最高だっただけに、期待値あげてみてしまうと、あまりにも普通に見えてしまうかも。所々、『勝手にふるえてろ』のセルフオマージュ的なシーンが散りばめられていて、どう>>続きを読む
序盤はサスペンスなので、それなりに観られたが、ラストのオチのあの数十分に唖然.....。オチがひどい。
<私達の価値観を揺るがし、尊厳をも危うくする猛毒>
時に、残酷な事件が世を賑わす。
そのたびに、人々は悲しみに暮れ、その理不尽さに憂い、やり場のない怒りを握りしめながら、いつしか時間が風化し過ぎ去るの>>続きを読む
<人は人を救えるか>
ドラッグであろうが、アルコールであろうが、ギャンブルであろうが、依存症という言葉ほど、自分たちの身近にある心の病はないと思う。『依存症』というと、まるで症状を表す言葉に聞こえてし>>続きを読む
ちょっと鑑賞するのが楽しみだっただけに、少し残念。青春とモラトリアムをテーマにした邦画は、時代によって少しずつ描き方が変わる。本作は、2008年から2018年までの10年間を舞台に、高校時代から卒業後>>続きを読む
<芸術性の高さにリアリティを兼ね備えたLGBT映画の傑作>かつて、大島渚監督が『戦場のメリークリスマス』のメインテーマとして、“人と人とは惹かれ合う”という言葉を残した。私は、この監督の言葉と『戦メリ>>続きを読む
いくらなんでもシナリオがつまらなさすぎる。(以下、敬称略)小泉今日子、鈴木京香、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリスと、女優を多用し、短めのPVを組み合わせたような構成になっているが、そうした理由がわから>>続きを読む
<女子高生というブランドを構築した黄金時代>
2011年に韓国でヒットした『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク版。オリジナル版は、SNSや口コミで広まり、当時の韓国で大ヒットした映画で、オリジナル版>>続きを読む
ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』の中国版という感じだが、全体的なサスペンス感は、若干軽さを感じる。ただ、中国映画としてのノアール感が十分感じられる作品なので、韓国ノアールが好きな方にはおすすめ。平凡で>>続きを読む
(レビューが手抜きで申し訳ない)レディ・ガガの生歌の上手さ!レディ・ガガが大好きになった。ブラッドリー・クーパーの監督作品だったが、ブラッドリー・クーパーの演技は良かったように思う。これは音楽映画なの>>続きを読む
松居大悟監督のシュールなコメディ。シナリオや設定には、リアリティに欠けていて矛盾も多いのだけれども、松居監督の作風であるキラキラした青春感がほとばしっていて、結構、楽しく最後まで観られました。(向井理>>続きを読む
<家族という塊は、常に新陳代謝を続けている>
人は産まれ落ちてくる『家族』を選ぶことはできない。
これは、万人共通の運命(さだめ)である。
だから、誰一人例外はなく、偶然産まれ落ちた、その家族関係の>>続きを読む
原田眞人監督作品は好きなのだけれど、やはり大衆におもねったような作品は限界がある。キャストにジャニーズ俳優を使いたい気持ちもわかるが、『検事』だといわれても、どっからどうみても『キムタク』だし『ニノ』>>続きを読む
<無垢で残酷な紅い花>
海外の作品では、LGBTを扱った映画は多いが、日本(邦画)ではほとんど作られない、そして観られない現実がある気がする。最近でいえば、生田斗真さんが主演でトランスジェンダー役を演>>続きを読む
かつて世間を震撼させた『少年A』の事件をモチーフに、犯罪加害者のその後や犯罪被害者との関係、犯罪加害者および被害者の家族の有り様を描いたフィクション。様々な立場の人々の感情が交差する中、加害者・被害者>>続きを読む
見終わったあと、忍び足になってしまう映画です。もっとB級感がある映画かと思ったら、結構、しっかり作られていて、さすが、主役がエミリー・ブラントだなって思いました。
ホラーは見ないのですが、これは、強め>>続きを読む
〈全てのシーンにスパイスをきかせた、スパイク・リー監督の社会派ヒューマン〉
人種差別問題をテーマにした映画は、語り尽くされたので、もう目新しい設定は無いのでは?と思うほど、人種問題は映画の題材になり>>続きを読む
劇場の予告編で観て「面白そうだな」と思っていました。劇場にいかずDVDスルーしてしまってごめんなさい。すべてがPC画面内で展開される映画ということで評判になりました。観たら、本当に、全編通してPCの中>>続きを読む