yさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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雪夫人絵図(1950年製作の映画)

1.0

うーん。

上流階級のメンヘラ夫人と放蕩旦那のしょうもない俗事。
学も知恵もない旦那をくじ引いたせいとしか言いようがない。
華族出身で雪のように知的で上品な女性ならもっと良い人がいただろうに。
男運な
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祇園囃子(1953年製作の映画)

-

花見小路の祇園。
住んでいた頃を思い出して懐かしい。
本家本元の京都の芸者世界は厳しい。
映画の冒頭に出てくる「人権」なんてものはない。
襲われそうになっても、理不尽な目に遭っても「名誉」「金」「権力
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.9

諦めの悪い親子二代の仕立て屋。
ついに立ち退きといったところで
露店販売に動き出すも、時代錯誤すぎてなかなか売れない。
そこでウエディングをお願いする人と出会って転機が訪れる。
近所の奥さんと危うい関
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おふくろ(1955年製作の映画)

-

左幸子いいなぁ

子離れできない母親と死を悟りながらも隠し通して生きた兄
お母さんお母さんと叫びながら、最後に何を思ったのだろう。
少女の峰子が不器用ながらも空気を読んで2人を繕う間にいた。

息子が
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黒水仙(1946年製作の映画)

-

現実のシスターたちも関係がドロドロしているので、現実味があった。

心の旅路(1942年製作の映画)

-

事実は小説よりも奇なりというけれども、本当にありそうなロマンスで良かった。

アラバマ物語(1962年製作の映画)

-

元祖黒人差別啓発映画

とにかくアティカスの姿勢がかっこいい

裁判所でさえ、差別が罷り通る恐ろしい時代

ひとつひとつ乗り越えるには半世紀以上の時間がかかる

すれ違い(2015年製作の映画)

-

後味が最悪に悪い。

偽善者にも程がある母親と金魚のフンみたいな父親。
軽いノリでナディアを掻き回すこの一家が、
結局はナディアをスケープゴートにして追い出すという。

母親は想像力に欠けすぎて、とに
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

3.9

きっと生きている、そんな気がした2人の勘が結んだ母と子の再会の物語。
アメリカ兵が優しくいい人だった。

少年(1969年製作の映画)

-

少年の顔がやや奇妙で全体的な演出や画質に喉元から気分が悪くなった。

元祖万引き家族という印象で最終的に少年は善悪の判別がつかなくなっていた。

幼少期に犯罪を覚えると更生が難しいというが、この子の場
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青い山脈(1949年製作の映画)

4.0

石坂洋次郎原作

若い男女の恋愛をテーマに、戦前日本における封建的社会の反省と問題点を指摘した映画。

これまでの集団や国家の在り方の縮図が人々の恋愛観にまで侵蝕し
男女の健康的な関係までも悪として
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愛怨峡(1937年製作の映画)

-

1937年の戦前物。
健気に逞しく生きる女性を描いた作品。
モノクロの世界を脳内でカラーにして
実際に歩いてみたりと想像を膨らませながらみると、タイムスリップしたようで面白かった。

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

-

うーん....


挑戦2度目。
1回目は湿度も濃度も高めで速攻挫折。


女中っ子の左幸子が好きで受賞作品の本作に再度流れ着いたものの、

やっぱり性が複雑に絡み合う昔の集落の様子から防虫剤と沢庵臭
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女中ッ子(1955年製作の映画)

4.1

最後が重すぎて受け止めきれなかった。

屈指の映画のひとつに入る傑作。

初とぼっちゃまの成長期でもあり、冬の思い出ともいえるのだろうか。

田舎くさかった初も、最後は運命を背負って大人びた様子で逞し
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麦秋(1951年製作の映画)

-

いいなぁこの時代特有の結婚観。

お節介だらけで当人はうんざりだろうけれど、側から見るぶんには奥ゆかしくて好み。

興信所だったり、プライバシー皆無の昔の結婚観がナチュラルに学べる。

昔は本当に部落
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晩春(1949年製作の映画)

-

父親と離れて暮らすことが怖い紀子。
変化の恐怖を穏やかに教えてくれる作品。

少なからず婚前に不安にならなかった人はあまりいないんじゃないかな。

いつまでも一緒に暮らせるわけではないことは紀子自身も
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

-

百田尚樹は岡田准一が推し?

永遠の0といい、海賊と呼ばれた男といい、演技は上手いと思った。

最近は生活に密着した飾りのない映画をよく観ていたから、現代邦画の脚色・演出具合に意表を突かれた。

ただ
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たちあがる女(2018年製作の映画)

-

演出が面白かった。

シナリオ的には、近年見られる過激派環境保護団体を見ている感じで共感できない。

人間の二面性が描かれており、一貫した信念が時に暴力として発現し、時に命を救う態度にもなりえた。
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.9

寡黙で優しく、一方で対人面においては
主体性に欠けるフーシ。
シザーハンズ的な、優しい怪物的な、そんな要素を持つ温厚な心の持ち主。
その優しさに甘えていじめる人間も居れば、仲間として歓迎する人間もいる
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

-

旦那の気持ちもわかるし、何より時子が不憫。
ラストは夫婦喧嘩として処理できたから良かったけれど、女に手はあげるし男尊女卑の世界そのものだなぁとも。

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

-

自由で勝手気ままな不良少女。
大人になりきれず、このまま歳を重ねて
立ち塞がる未来が見える。

安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

-

邦子さんの立場、一番わりを食うし愛されないし、孤独だし。
こういう集団の要なのに報われないっていう立場あるよなぁ。
唯一理解してくれる正子さんが時に潜在的な敵にもなったり。
基本心の拠り所だったんだけ
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